スキーマー-空売り- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回もスキーマーのトレード手法を
確認していくっす。

富裕層や機関投資家から資金を集め、
資産を運用するトレーダー組織があるっす。

彼らのトレード手法が、
リスクをヘッジ(回避、軽減)する手法であることから、
ヘッジファンドと呼ばれているっす。

ヘッジファンドのトレード手法で、
最も注目すべきが、
空売りと呼ばれるものっす。

私達が日常生活において、商品売買により、
利益を出そうとする場合は、
「先に商品を安く買っておいて、高くなってから売る。」
という風に利益を出しますが、

空売りとは、文字通り、
商品がカラの(商品が無い)状態で、
先に売るという手法っす。


商品が無いのにどうやって売るの?
と戸惑われるかもしれませんが、

実際には持っていない為替や株式を、
現金の担保を入れて、為替や株式を借りて売るす。

この担保に当たる現金のことを、証拠金と呼び、
証拠金によって、
損失が出た場合の補償をする
という仕組みっす。


このように証拠金によって、
実際にはもっていない為替や株式を、取引することを、
信用取引とか証拠金取引と呼ぶっす。

信用取引で買いを入れることを空買い、
売りを入れることを空売りと言うす。

ですので、信用取引では、
実際には保有していない為替や株式を、
損失補償ができる(証拠金が残る)範囲内であれば、
いくらでも取引できるという仕組みっす。

実際は、証拠金の8割の損失が出ると、
強制的に決済されますが・・・
(´Д`)

自己資金以上の取引をすることを、
レバレッジをかけると言うっす。
100万円の証拠金を入れて、500万円の取引をすると、
レバレッジは、5倍になるっす。


それでは、空売りについて、
具体例を挙げて説明するっす。

証拠金を100万円担保として入れておくっす。

これにレバレッジを5倍かけて取引すると、
500万円の取引ができるっす。

仮にUSドルで空売りをしてみるっす。

500万円分のUSドルを、
仮に1USドル=82円のレートで取引すると、

500万円÷約82円=約60,975USドルになるっす。

これを為替レートが下がると見越して、
約60,975USドル分を売ってみるす。

ここで実際に売りに出したUSドルは自分のモノではなく、
借りてきたUSドルっす。

1USドルが81円になった(1円下がった)場合の
500万円の価値を、USドルに置き換えてみると、

500万円÷81円=約61,728.3USドル

になるっす。

この約61,728.3USドルを、
81円の為替レートで、
円と交換する=円を買い戻すっす。

元々、取引するために借りていたUSドルは、
約60,975USドルなので、
それだけ返せばチャラになるっす。

ですので、
約61,728.3USドル-約60,975USドル=約753USドル
が儲けになるっす。


逆に思惑がはずれ、
1USドルが83円になった(1円上がった)場合は、
返さなければならないUSドルは同じですが、

同じ額のUSドルを買い戻すのに、
1円下がったときの利益と同じくらい
余計に円がかかるっす。
これが損失になるっす。


このようにして、実際所有していない金融商品を、
証拠金を担保として、売りに出す手法のことを、
空売りと呼ぶっす。


次回は、ヘッジファンドが、
この空売りという手法を使って、
どのように利益を出していったかの、
実例を確認していくっす。


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。