確認していくっす。
富裕層や機関投資家から資金を集め、
資産を運用するトレーダー組織があるっす。
彼らのトレード手法が、
リスクをヘッジ(回避、軽減)する手法であることから、
ヘッジファンドと呼ばれているっす。
ヘッジファンドのトレード手法で、
最も注目すべきが、
空売りと呼ばれるものっす。
私達が日常生活において、商品売買により、
利益を出そうとする場合は、
「先に商品を安く買っておいて、高くなってから売る。」
という風に利益を出しますが、
空売りとは、文字通り、
商品がカラの(商品が無い)状態で、
先に売るという手法っす。
商品が無いのにどうやって売るの?
と戸惑われるかもしれませんが、
実際には持っていない為替や株式を、
現金の担保を入れて、為替や株式を借りて売るす。
この担保に当たる現金のことを、証拠金と呼び、
証拠金によって、損失が出た場合の補償をする
という仕組みっす。
このように証拠金によって、
実際にはもっていない為替や株式を、取引することを、
信用取引とか証拠金取引と呼ぶっす。
信用取引で買いを入れることを空買い、
売りを入れることを空売りと言うす。
ですので、信用取引では、
実際には保有していない為替や株式を、
損失補償ができる(証拠金が残る)範囲内であれば、
いくらでも取引できるという仕組みっす。
実際は、証拠金の8割の損失が出ると、
強制的に決済されますが・・・
(´Д`)
自己資金以上の取引をすることを、
レバレッジをかけると言うっす。
100万円の証拠金を入れて、500万円の取引をすると、
レバレッジは、5倍になるっす。
それでは、空売りについて、
具体例を挙げて説明するっす。
証拠金を100万円担保として入れておくっす。
これにレバレッジを5倍かけて取引すると、
500万円の取引ができるっす。
仮にUSドルで空売りをしてみるっす。
500万円分のUSドルを、
仮に1USドル=82円のレートで取引すると、
500万円÷約82円=約60,975USドルになるっす。
これを為替レートが下がると見越して、
約60,975USドル分を売ってみるす。
ここで実際に売りに出したUSドルは自分のモノではなく、
借りてきたUSドルっす。
1USドルが81円になった(1円下がった)場合の
500万円の価値を、USドルに置き換えてみると、
500万円÷81円=約61,728.3USドル
になるっす。
この約61,728.3USドルを、
81円の為替レートで、
円と交換する=円を買い戻すっす。
元々、取引するために借りていたUSドルは、
約60,975USドルなので、
それだけ返せばチャラになるっす。
ですので、
約61,728.3USドル-約60,975USドル=約753USドル
が儲けになるっす。
逆に思惑がはずれ、
1USドルが83円になった(1円上がった)場合は、
返さなければならないUSドルは同じですが、
同じ額のUSドルを買い戻すのに、
1円下がったときの利益と同じくらい
余計に円がかかるっす。
これが損失になるっす。
このようにして、実際所有していない金融商品を、
証拠金を担保として、売りに出す手法のことを、
空売りと呼ぶっす。
次回は、ヘッジファンドが、
この空売りという手法を使って、
どのように利益を出していったかの、
実例を確認していくっす。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。