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最近、何が思い出すと、それに関連する事を、次々と思い出す。

子供の頃のトイレって、汲み取り式で、水に流すタイプのトイレじゃなかった。

ある家では、堆肥と言って、野菜や果物の肥やしにしていた。

それを溜めておくべき場所を、「肥溜め」と言った。

家の裏に行き、長靴を履いて、ほっかぶりをして、長いひしゃくで汲み上げる。

ヒモの付いた桶を、長い棒の端と端にぶら下げて、バランスよく肥溜めまで運ぶ。

普通は2㍍近く掘って、そこに埋めていく。

近くに行くと、夏場は臭くてめまいしそうになる。

子供の頃の遊び場は、たんぼのあぜみちや、畑の回りで蛙を捕まえたり、昆虫を捕って遊んだり。

中には、毎回の様に要領が悪い奴が居て、必ず問題を起こす。

普通は、一度危ない目に遇ったら学習するものだが、必ず同じ奴が落ちる。

そう、肥溜めに!

見事にクソまみれ。

一度なんか自転車ごと落ちた。

途中までは一緒に自宅まで送って行くが、臭いにやられて、そこで解散した。

でも俺は、そいつと自宅が近くだったので、最後まで一緒だった。

俺も自宅に戻ると、お袋が「あんたどこで遊んでたの?なんかウンコ臭いんだけど」と言われた。

事情を話して、また同じ臭いをさせて自宅に戻ると「あの子また落ちたの?」と解る程に落ちていた。

落ちた次の日に話しを聞くと、着ていた服は捨てたが、自転車は洗って乗っていた。

当然だが、奴の自転車が一番臭くて錆びるのも早かった。

今でも覚えているが、奴の自転車のサドルの色が、褪せた黄金色だった。

そして、久保田利伸の「流星のサドル」を聞くと、奴の自転車を思い出す。