午前8時40分、ホテルの部屋で出発の準備をする。昨日、徳島県にに入ってから、この旅もいよいよ終わりが近づいてきた事を感じ始める。10月4日にスタートして、北海道の最北端から九州本土最南端まで南下し、そして四国も結果的には縦断してここまで来た。気がついたら、46県制覇して残すは沖縄県のみと言う状況である。「いやぁ~、やっちまったねぇ……」と思うのであるが、達成感より終わってしまう寂しさの方が大きい。ここまでの行程で27日を要している。決して短くはない。しかし、振り返ってみるとあっという間なのだ。「長いようで短い」いや、「短いようで長い」のであろう。そんな自覚はないのであるが………。
それにしても、この徳島駅周辺はホント立派だねぇ…( ̄□ ̄;)
正直、徳島県をナメてました!(徳島の皆さん、ごめんなさい!m(u_u)m )
午前9時10分、ホテルを出発する。今日もいい天気である
。相変わらず10月の下旬らしくない陽気でる。
さて、今日は四国を脱出する。徳島県を抜けて瀬戸内海を渡り、本州へと戻る。なんと!本州に戻るのは9日振りである。
そうか…俺は本州を9日間も留守にしていたのか…そう思うと、なんかこの旅の長さを実感しますな…。( ̄ー ̄)
しかし、この徳島県であるが、昨日初上陸したものの「まだ、何もしていない…」と言う訳である。これでは、ただ徳島県に寄っただけになってしまう。そこで、俺は本州へ戻る前に「これは見ておこう!」と言う事で、駅前の中心地を抜けて国道55号線に向い進路を北にとる。向かうは鳴門市、お目当ては「鳴門の渦潮」である。
午前9時35分、鳴門市と思われるあたりにやって来る。う~ん、なんかねぇ、どの辺を走っているのかが掴めないんだよねぇ。鳴門市を思わせる看板すらないし……まぁ、道は間違えてないのであるが……
しかし、途中の道路標識で鳴門市である事を確認し、さらに進むと観潮船の看板が見えてきた。そして、目の前には瀬戸内海である。一応、観潮船にも乗るつもりであるが、その前に渦潮を「上から」見ようと言う事で、信号を右折し坂道を登って行く。
午前9時50分、鳴門公園に到着する。ここから歩いて10分ぐらいのところに大鳴門橋と言う本州につながる橋がある。まずはそこから見てみようと言うこで、マシーンを駐車場に置いて移動する。果たして、どんな感じなのであろうか……?
しばらく歩くと、「おぉ~、これが大鳴門橋か…」本州へとつながる徳島県側の橋である。とても立派な橋だ。そして、橋の下を見ると「…………アレか」と確認した。確かに、橋の下の海面は変だ。ちょうど観潮船が見えたのであるが、明らかに船が通った後の波しぶきではないかった。はっきりとではないが「巻いている」のである。何とも不思議な光景であった。「ほほぉ~面白いねぇ」と思った俺はもっと近くで見るため、さらに橋へと向かうのであった。
駐車場から歩くこと約10分、「渦の道」に到着する。ここは、大鳴門橋の一部を使った橋の下にある遊歩道で、つまり、この真上を車がビュンビュンかっ飛んでいるという訳だ。ここは入場料500円を払うのであるが、俺はここで観潮船に乗れるセットのチケットを購入する。遊歩道はガラス張りの床が何ヶ所かあってそこから渦を眺める事が出来るようになっている。
「う~ん、結構な高さだねぇ……」
そもそも、この渦潮と言うヤツは海峡などの狭い海域で潮の干潮と満潮の差が激しい為に発生するそうだ。発生すると渦を巻きながら海に流れが出来ると言う事である。確かに、海に1本の流れが出来ている。そして、この渦は干潮と満潮の時間がもっともピークで、モロに渦が現れるのだそうだ。(「…そうだ。」とか、「……と言う事である。」と言っているのは、あまりよく分かっていないからである。とりあえず、ここの海はグルグル巻くのだ。
)
いやぁ~流れてますねぇ~。ガンガン流れてますねぇ~( ̄□ ̄;)
いやぁ~巻いてますねぇ~。
ちなみに、この日は午後12時10分に満潮の時刻となるそうだ。しかし、1つ残念な事がある。今日は「中潮」であると言う事だ。モロにグルングルン巻いた渦潮を見るには「大潮」がベストなのだ。しかも、この大潮は昨日であったそうだ…。こうなると、一昨日の「愚かな選択」がなければ……………![]()
午後11時10分、鳴門公園をあとにした俺はマシーンで移動すること3分、亀裏港に到着する。ここから渦潮を見るための観潮船が出ている。時計で時刻を確認した俺は午前11時40分に出港する船に乗ることにした。
これが、乗る観潮船「わんだーなると」号である。鳴門公園で橋に行く途中で見かけた船がこれである。実は、この船とは別にもう1つ「アクアエディ」と言う船がある。この「アクアエディ」は「わんだーなると」より全然小さな船なのだが、船底がガラス張りなっていて海の中が見えるようになっているのである。「そっちの方が面白そうだなぁ…」と思ったのだが、渦潮に突っ込んで行く事を考えるとちょっと怖いと思ったので「無難な」選択をした。
(まぁ、ビビった訳である……チキンなので…
)
午前11時40分、俺を乗せた「わんだーなると」は亀浦港を出港する。所要時間は約30分である。先程、上から見た渦潮を今度は下から見ようと言う訳である。果たして、渦潮はどんなモノなのであろうか?
しばらくすると、大鳴門橋が迫ってきた。神奈川に住む俺からするとこの手の橋は「横浜ベイブリッジ」だったり「レインボーブリッジ」と言った所なのだが、「おぉ~こうして見ると立派な橋だなぁ…」と思わず関心してしまった。そして、海面を見ると明らかに流れていた。海なのに川のように流れが……。近くを通るだけだろうと思っていたのだが、「まさか、ここに突っ込むのか?」
しかし、橋の下を通り過ぎると船は潮の流れに入る。そして……
エンジンを切りやがった!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
船は揺れ、流され始める…「……オイオイ…」いや、沈まないだろうがちょっと怖いぞぉ……
この船である。先程言ったもう1つの船「アクアエディ」である。見ての通り明らかに小さい船である。しかし、コヤツは俺が乗っている船よりもさらに突撃していくのであった!なんと勇猛果敢な船長であろうか!大丈夫なのか!「アクアエディ」!!?
そして……
あぁ~れぇ~
見事な流されっぷりであった……。流れに対して船は明らかに横になって流されていた…。どうせなら、そのままクルクル回ればいいのに……って、それはダメか……![]()
観潮船は他にもいて、帆船みたいな立派な船もあれば、「アクアエディ」よりも小さい船もいた。それにしても、ここはホント船
の往来が多い。俺が乗っている観潮船のような観光目的の船だけでなく、貨物船やタンカーと言った船も沢山往来していた。危険な海域なのであろうが、船の交通の要所である事がうかがえた。
こうして、渦潮見物は終わった。午後12時10分、亀浦港に戻る。これで、俺が当初見たいと思っていたものは全て見た。旅の初日、猪苗代湖に始まった観光は、この鳴門の渦潮で全てを終えた。満足である。この27日の間でやろうと思った事はやり尽くした。いやぁ~いいねぇ~。何がいいって「悔いがない」のがいいねぇ~。
マシーンに戻った俺は、しばらくやり尽くした満足感に浸る。そして…
「よし!帰ろう!!」
こうして、俺は亀浦港を出発したのであった。
鳴門北ICから神戸淡路鳴門自動車道に乗った俺は、大鳴門橋を渡る。ついほんの数時間前、俺はこの下を歩いたのである。その上を今度はマシーンで通る。「今日は鳴門三昧だな……」イマイチ意味不明だがそう思った(-。-;)。そして、この橋を渡り終えると淡路島に突入した。つまり、そこは兵庫県であり、初徳島県は終了であり、また四国シリーズの終了でもあった。
淡路島を縦断すると、見えてきたのは「明石海峡大橋」である。実は、この橋は今年の3月に一度見ているのである。その時はフェリーで下から眺めたのだが、「長~げぇ橋だなぁ~」とその時は思ったのであるが、こうしてマシーンで渡っていると改めて思った。「長~げぇ橋だなぁ~」と………。ちなみに、この神戸淡路鳴門自動車道なのだが、通行料が5000円である。
非っ常~に高い!
そう思わずにはいられない俺であった…。
そして、橋を渡り終えようとすると、明石の街並みが見えて来た。なんか久々に見る大都会である。「帰って来たなぁ~」そんな感じであった。午後1時45分、実に9日振りの本州に上陸でる。
垂水JCTを抜けた俺は、阪神高速3号神戸線に乗る。まぁ、関東で言うところの首都高速であり、3号渋谷線である?。しかし、まぁ~首都高そっくりで(笑)関西を走っている自覚が全くない俺であった。「どう見ても、ここは関東だ……」走っている間、ひたすらそう思う俺であった。
西宮JCTで3号神戸線を反れて、ここからは名神高速に乗る。この道をひたすら延々突き進めば名古屋へとつながっており、更にその先は東名高速である。つまり、この道は、横浜に続く一本道なのである。思いの他スイスイ来てしまったのでちょっと拍子抜けであったが、まぁ、渋滞しているよりはマシである。
午後2時50分、大阪府を抜けて京都府まで来た。今のこの時期、京都は観光には持って来いの時期であろう。寺社や嵐山なんていい感じなんだろうなぁ………と言う事は重々承知であったのだが…………
俺は、容赦なく通過!
午後4時00分、養老SAに到着する。ひたすら走り続けた俺は一気に滋賀県を越えて岐阜県に突入していた。ここまでスイスイ来たが、さすがにお疲れな俺であった。とりあえず、今日これからどうしようか?と言う時間帯になってきた。暗くなったら走らない。この旅の掟である。(散々、掟を破っているが…
)ここから1番近い街は大垣である。しかし、ちょっと頑張れば愛知県に突入する。尾張一宮や名古屋もそんな遠くない。とりあえず、宿を探す。すると、名古屋にいい宿を発見する。
「よし!これで行こう!」と言う事で、養老SAを出発したのであった。
午後5時40分、名古屋市内まであと5キロと言うところまでやって来た。途中、ちょっと渋滞に巻き込まれたが何とか抜ける事が出来た。とりあえず、サークルKを見つけてEdyをチャージする。ホテルまであと少し、そしたら
飲んで美味いモン食って風呂に入って寝るだけである。
午後6時20分、ホテルに到着し、今日はここまでである。それにしても、ここまであまりにもスイスイ来てしまったので、ちょっと拍子抜けである。実際、結構な距離を走っているのだが、今日は全く苦にならなかった。まさか、今日中に名古屋まで来れるとは………以外と言うよりは驚きである。まぁ、予定より遅れた訳ではないから良いのであるが…。
さぁ!ついにここまで来た!!もう横浜は射程距離である。ゴールに向けてラストスパートだ。何事もなく、無事に家に帰り、終わらせる。旅はいよいよフィナーレである。






