10月14日     函館市湯の川温泉 

                                                     

 午前7時30分、起きるつもりはなかったのだが起きてしまった。いや~、久しぶりに畳の上で寝ましたな。おそらく、10年振りぐらいではなかろうか。なんか、忘れていた何かを思い出したような感覚であった。まぁ、とりあえず起きてしまったので朝メシを食いに食堂(開店前のお店)へ行き腹ごしらえをした。
                           

  部屋に戻った俺は、壁にかけてあるカレンダーを見た。10月4日にスタートをしてから今日で11日目、11日経ってまだ北海道だ。色々周りたい所があったとは言え、「進んでないなぁ~・・・」と言うのが率直な感想である。そこで、これから先の行程を簡単にではあるがシュミレーションしてみた。当初の計画では「1ヶ月以内に周る」であった訳であるが、「・・・無理じゃねぇ~の?」

と言う気がして来た。実は、1ヶ月という計画を立てたのだが、本当は俺的には「今月中に周る」というつもりでいたのだ。しかし、実際、俺が今いる場所は北海道だ。あと17日・・・。まぁ、別に急ぎの旅ではない。しかし、予算がある。それに期限を決めたのは旅の後のことを考えなければならないからである。なんせ俺は「無職」だ。いつまでもこうしている訳にはいかんのだ。そう考えると・・・。今月中は無理でも1ヶ月と言う期限は守る。そして、どんなに遅くても11月4日にはゴールする。それが結論であった。
(つまり、今月中のゴールは無理であると言う結論でもある・・・)
                           

 午前9時30分、ホテルを出発する。今日の行程はまず、午前10時00分にカー用品店に行く。昨日、ひょんな事から発覚したマシーントラブルを何と言っても修理しなければならない。これは絶対だ。一応、昨日の電話では作業は2時間くらいかかるであろうとの事であった。それが終われば船の時間までは自由である。そう、今日は船に乗るのだ。18時00分発の青森行きに乗るのだ。つまり、北海道シリーズは今日でおしまいである。6日に上陸してから実に9日間北海道にいた事になる。「北海道はデカ過ぎ!」である。しかし、それがまた魅力でもあるのだが・・・。

 午前9時50分、函館新道に向かう道の途中にあるイエローハットに到着。レジに行くと、昨日電話応対をしてくれた女性がいた。そのお陰で手続きはスムーズに運んだ。書類に住所を書いていると「えぇ~!横浜からいらしたんですかぁ~?」「えぇ、そうです。マシーンを修理してもらう為にはるばる横浜からやって来ました」と言う訳ではないが、ただ、俺が昨日、電話で必死にお店の場所を聞いてきた理由は理解していただけたようであった。

                        こうして、マシーンの治療は開始されたのであった。
                          

                             あぁ・・・なんと痛々しい・・・(ノω・、)

 修理してもらっている間、店の中を何もすることなくさまよう俺、「修理代が・・・・・」やはり、これが1番の心配事であった。

 午後12時10分、作業終了。レジに行きお会計をする。「28050円です」「・・・・・ハイ・・・」痛いなぁ・・・非常に痛いなぁ・・・。

しかし、これから先の行程を考えたら何が起こるか分からない訳だし、そもそも今回のトラブルは自分がやるべき事を放置したのが原因だ。身から出たサビである・・・。

 まぁ、何にしてもこれでマシーンは治った。よほどの事がない限りこれで問題はない筈だ。そして、昨日電話応対してくれた女性は、横浜ナンバーが珍しかったのであろうか「また函館に来たら寄って下さいねぇ~」という有難いお言葉。「ハイ、ありがとうございます」と言い、そして「また、トラブルが発生したらどこにいようがここまで戻って来ますよ。九州にいようが、四国にいようが必ずここまで戻って来ます・・・」とは言わなかった・・・。Σ(・ω・ノ)ノ!

 さぁ!ここからは船の時間まで観光である。まずは、このお店から五稜郭が近い事を、このお店にいる間に調べて発見したので早速向かうことにした。

 午後12時40分、五稜郭に到着。ここの近くには五稜郭タワーと言うのがあり、その展望室から五稜郭が一望出来るので登る事にした。
                          

 そして、これが展望室から見た五稜郭である。かつては戦場と化したこの場所も、今では公園として開放され、春になれば桜の名所として花見客が酒を飲み、歌を歌い、踊りを踊り、酔っ払った挙句、枝をへし折って、そして乱闘・・・・・までは行かないであろうがそんな人達の憩いの場となっている。 

 そして、この五稜郭タワーから一望出来るのは五稜郭タワーだけではない。函館市内も一望出来るのである。昨日の夜に行った函館山から、今日乗る船が出る函館港まで見事な景色であった。



 さて、この五稜郭タワーの1Fはおみやげ屋さんがあるのだが、俺はここであるモノを発見した。それは、愛知に住む俺にとってとても大切な人からメールで教えてもらったモノだ。「あぁ~これかぁ~・・・」と納得した俺は試しに買ってみる事にした。そして、五稜郭タワーを出た俺は五稜郭へと向かった。上から見た場所を今度は下から見ようと言う訳である。 

 中は、先ほど書いた通り公園である。とても綺麗に整備されていた。また、所々に戦争中に使われた大砲とかが置いてあったりして、当時ここが戦場であった事を物語っていた。


 五稜郭の中心(だと思う)から五稜郭タワーを見るとこんな感じである。

 中をウロウロして、ベンチを見つけた俺は、おみやげ屋さんで買ったあるモノを出した。実は、このあるモノとはチョコなのである。「ロイズ」と言う会社のチョコで、その大切な人からもらったメールによると「北海道にしか支店を置かない有名処で、お取り寄せスイーツに名をはせる有名店だみょん!」との事である。で、「生チョコが美味しいらしい・・・(以下省略)」と言うのでその生チョコを買ったと言う訳だ。早速食べてみたのだが、確かに美味しかった。特にチョコに興味がある訳ではないが、納得であった。しかし、20個全部食うのはちょっとキツかった・・・ヽ(;´ω`)ノ

 午後12時40分、五稜郭を出発。時間はまだまだある。函館市の中心地を走る。ここ函館は港町でありながら山もあり、また昔の西洋の建物があるところから「横浜に似ているなぁ」と言うのが感想である。そんな函館市内を走り、次に向かったのが元町と呼ばれる一帯である。横浜にも元町っていう所があるので「似てるなぁ~」となお更思うのであった。ただ、決定的に違うところがある。それは路面電車である。この路面電車は俺にとってはちょっと戸惑う対象であった。路面電車専用の信号がたまに「?」だったからである。「とりあえず、前の車について行け!」なノリで突破したシーンが2・3度あった。俺の住む神奈川だと、横浜には路面電車は当然ない。強いて言うなら、江ノ電の一部くらいであろうか・・・。とにかく馴染みのないものであった。

 午後2時30分、元町地区に到着。本当はもっと早く着いたのだが、駐車場探しにてこずり、結局、函館山の駐車場に停めここまで歩いて来た。まぁ、タダだから良しとしよう。この辺一帯は昔の西洋の建物と坂が見所だ。二十間坂と八幡坂から見た景色はいかにも函館らしい坂の町と言った感じであった。

 そして、昔の西洋の建物といえば、教会であろう。まずはカトリック元町教会である。

 そして、ハリストス正教会である。ただ、どちらも中には入れなかったのが残念であった。まぁ、でもいいでしょう。とても存在感のある建物であった。

 さらに、移動して元町公園にたどり着いた。すると、とても綺麗な建物を発見。「?」と思った俺は早速向かう事にした。

 気になった建物の名前は旧函館区公会堂。見た目も目立つが中も外見に相応しいものであった。そして、ベランダにいた「コスプレイヤー」も目立っていた・・・。教会とはまた違った存在感を放っていた。





 

 ここ以外にも旧イギリス領事館等素敵な建物かあったのだが・・・・・時間が来てしまった。旧イギリス領事館は中に入れず、その代わり?函館山のロープウェイを撮影した。下から見るとこんな感じである。

 午後4時00分、函館山の駐車場に停めたマシーンに戻り出発。函館港に向かった。船の時間にはまだ時間があったのだが、余裕を持って行動する事にした。午後4時40分、港に到着。早速乗船手続きをしようとしたら「?」何かおかしい。時刻表を見ると俺が乗る時間の船が書いてない。「??」しばし考え込んだ・・・。「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

えぇ・・・港を間違えたようであった。函館から青森まで行く船は2社が運航している。1つは青函フェリー、もう1つは東日本フェリーである。で、俺は青函フェリーの予約をしたのだが間違えて東日本フェリーのターミナルに来てしまったのだ。船が違うのは勿論だが、港の場所もまったく違うのだ。「・・・・・・・・しまった・・・」慌てて移動する俺。しかし、場所が分からない・・・。しばらくさまよう・・・。何気にパニックになったのであった(°Д°;≡°Д°;)「港は?港名はどこ??」11日目にして最大のうろたえっぷりであった。

 しかし午後5時00分、奇蹟的に看板を見つけた俺は、何とか港にたどり着いたのであった。ε=(。・д・。)「あぶねぇ、あぶねぇ」危うく乗りそこなうところであった。とりあえず、ホッとした俺は乗船手続きを済ませ、船が来るまで待機となった。

 午後5時45分、乗船。午後6時00分、定刻通り出港した。これで4日から始まった北海道シリーズが終了したのである。全行程9日間、非常に内容の濃い旅路となった。どれも忘れられない思い出となった。やっぱ北海道は何回来てもいいねぇ・・・。なんかねぇ・・・北海道を周り終えてある種の達成感に満たされた感じがしたねぇ・・・。まだ、ゴールは先なんだけどねぇ・・・。最後に、函館の夜景を海上から見て北海道に別れを告げた。


 さて、午後6時00分に出港した船であるが、青森に到着するのが午後10時00分。実は、この段階で失敗した事がある。晩メシを食べていないのだ。「船の中で食べればいいかぁ~」と思っていたら・・・・・。売店がない・・・・。よって4時間空腹に耐えなければならない・・・。「・・・・腹減った・・・」やる事がないので寝る事にした・・・・(@ ̄ρ ̄@)zzzz

 午後9時35分、津軽海峡を南下してきた船から、ついに青森の街の灯りが見えてきた。本州シリーズの始まりが近づいてきた事を感じさせた。

 午後9時50分、船は定刻通り青森港に到着。午後10時00分、下船。ついに本州に戻ってきた。9日ぶりの本州だ。青森港を出た俺は、まず、コンビニへと行き腹ごしらえをした。コンビニを出た俺は青森ICから東北道を南下。黒石ICで下りる。そこから国道102号線を走り、弘前市へと向かった。

 午後11時38分、ホテルに到着。これで今日1日が終了した。9日間かけた北海道シリーズは無事に終了し、いよいよ本州シリーズの開幕である。明日は世界遺産第2弾、白神山地へ向かう。そして日本海へと抜ける。ゴールはまだまだ遥か彼方である。