無職で子なしのわたくし、日々時間を持て余している。
そんなわたくしの日課の一つが、ジム通いだ。
今日もいつものごとく、文庫本を片手にチャリをこなしていた。
「ぐへへへ~っ
」
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ふと横を見ると…
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いつものヤツだ![]()
いつもわたくしに、苛立ちと不快を与える、あの女だ![]()
この女、ずいぶん前からこのジムへ、母親らしき女と通うようになったのだが、どう見てもわたくしより年上なのだ。
平日の日中も現れることからして、無職であることも間違いないだろう。
また、その彼女の、決して細いとは言えないずんぐりむっくりの身体、異常なくらい猫背に丸められた後ろ姿、ボサボサの髪型…上げ始めたらキリがないが、つまり、その様相からして、間違いなく結婚はしていない。
その女が隣でテレビを見ながら、ぐへぐへっ
と笑っていた。
こいつはいつもそうだ
この公共の場で、恥じらいもなく、ぐへぐへっ
と笑うのだ。
それがクスッ
、だったらかわいくて許せるかもしれない。だけどこいつは、その様相で、ぐへぐへっ
と笑うのだ![]()
まったく気持ち悪いったらありゃしない![]()
チャリがこぎ終わっても、そのままテレビを見ながら、ぐへぐへっ
と笑い続ける。
「ホントうるさいんですけどっ![]()
」
と何度も言いたくなったが、余計なお世話というか、こーいうヤツはどーせ言っても変わらないヤツだ
と思い、あきらめた。
というより、母親が一緒ならオマエが注意しろよ
いや、いっそ母親じゃなくてもいい
スタッフよ、こいつに「ぐへぐへ笑うな」とハッキリ言ってくれ![]()
そうやって隣の女に苛立ちながら、「あたしは周りからどう思われてるんだろうか…?」と怖くなったが、少なくともぐへぐへ笑わないし、誰にも話しかけないようにしているし、こいつよりはマシだろう…とこんなヤツと自分を比べてしまったことに凹んだ、今日もそんなくだらない1日。