わたくし、子なしの無職ゆえ、毎日時間を持て余しております。
だったら働けば?と言いたいところだが、こんな時代のせいか、就職だってそんな甘くはない。
一度も面接に落ちたことのなかった過去の栄光はどこへやら…アラサーとなった現在は、こてんぱんに打ちのめされる敗北の日々。
まぁアラサー、子なしときたら、次は妊娠と思うのが普通である。
だったら仕方ない、と自分に非があるかもしれない現実からは、目をそらすことにした。
そんな時間を持て余す日々の中、唯一の日課がジム通いだ。
体育科出身ということもあり、身体を動かすのは好きな方だ。
ジムが休みの日以外、たいてい10kmは走る。
それから筋トレし、チャリに20km乗る。で、シャワーを浴びて帰るのが通常の日課だ。
そんな10km、同じ10kmでも、日によって全然違う。
だらだら走る10km、一生懸命走る10km、イヤイヤ走る10km、楽しくてしょうがない10km…。
よくもまぁ同じ10kmで、こうも違うもんだと思う。
ダラダラ走ってるときは、意外と調子がいいとき。身体が軽いから、ダラダラでも走れるのだ。
スポーツ観戦してるときは、なぜかいつもより速いスピードで走れる。きっと、アドレナリンとかそーいう興奮するものが、分泌でもされてるのだろう。
一生懸命走ってるときは、大概、過去にわたくしを捨てた男を想像してる。「死ねー!死ねー!あたしを捨てたことを後悔させてやるーっ!」と、そりゃもう必死だ。
きっと表情も鬼の形相だと想像すると、ガラスに向かって配置されたランニングマシンにも、そう配置してくれたジムの人々にも感謝せずにはいられない。
過去の男も、まさか昔に捨てた女に、今もなお「死ねー!」などと思われていることなど、想像もしていないだろう。
今日もまたくだらないことを考えながら、過ごす妄想の1日。