全日本少年サッカー大会で見た美しい「仲間の絆」。
東京・西が丘競技場横に併設されているナショナルトレーニングセンターで行われた、JFA公認指導者研修2009に出席をしました。私としては、C級リフレッシュ研修のポイント稼ぎでもあります(笑)。
講義に続き、全日本少年サッカー大会準決勝の視察プログラムがありました。
【第1試合視察】
川崎フロンターレvs名古屋グランパス
取って取られての、とても白熱した試合展開でした。見ている私たちも引き込まれるほど!
川崎がポゼッションを取って、質の高いパスで攻撃展開をすれば、名古屋は、相手DFの常に裏を狙いボールを奪う姿勢、取ったら一気にカウンターという、大人顔負けな試合でした。
体は小さいけど、バランスがよくドリブルも鋭い、名古屋の杉森選手(#7)、精力的に動き、自身ゴールも決めた川崎の岸選手(#9)など、素晴らしい選手たちと素晴らしいプレーを見ることが出来、研修とは言え、とても楽しみました。
【感動です】
素晴らしい、と言えば、本当に感動した場面がありました。
この試合、2-2で延長戦まで行きましたが、それでも決まらず、勝負の行方はPK戦まで持ち越しました。
名古屋は6人目まで決め、川崎は、ボールがポストを叩き、外してしまいました。
ゲームセット。ガックリとし、涙を流しながらピッチに突っ伏す川崎イレブン。
勝った名古屋は、その瞬間ワーッと喜びましたが、彼らはすぐに川崎の子たちの側に行き、手を差し伸べ、そして彼らを抱きかかえました。
JFAは今、リスペクトプロジェクトを推進しています。大好きなサッカーを楽しむ為に、互いを大切に思い、フェアで強い日本を目指すという趣旨です。
彼らは、このプロジェクトをどこまで知っているかは分かりません。
しかし、きっと彼らは彼ら自身の気持ちで、川崎の選手に手を差し伸べたのでしょう。「コーチにやらされている感」を一切感じない、純粋なシーンでした。凄い試合をやってのけた同士、通じ合ったのでしょうね。
2500人以上を集めたこの試合、観客たちも、両チームに惜しみない拍手を贈っていました。
私はこの光景を見て、本当に胸が熱くなりました。
一指導者として、素晴らしいチームを作り上げている、名古屋、川崎両チームの指導者の皆さんは最高のお手本だなと感じましたし、勝ち負け以上の大切なものについて、改めて勉強をさせられたような気持ちです。
【サッカーを愛する仲間たちで】
ほとんどの指導者の方もそうだと思いますが、私はコーチをしている時「敵」という言葉は絶対に使いません。目の前にいるのは「相手」。失ってはいけない、大切なサッカー仲間です。「サッカー冬の時代」を知っている方々には、特にそう考えて頂きたい。
今の時代、もしJリーグがJSL程度の観客しか入らなかったら?
日本代表が弱くなり、他国の代表が試合をしてくれず、各国のクラブとの試合が代表試合だったら?
週刊サッカー誌やサッカー新聞は皆無だったら?
TV番組は野球ばかりで全く情報が入らない世界になったら?
私たちは、確かにそういう時代を経て来たはずです。
Jリーグが出来、冬の時代は抜けました。代表も人気が出て、日本人選手が外国リーグに行くことも不思議ではなくなりました。そこにあぐらをかくようなことは許されません。だから余計に、「敵」ではなく「相手」であり、大切な「仲間」なのです。
サッカーが好きな者同士、お互いを尊重しあう大切さは、1つの勝利以上に、その選手の人生に彩りを与えるものだと思いますし、私たちU12の指導者たちがサッカー少年たちに指導しなくてはならない、大切なことだと感じています。
明日の決勝のカードは、名古屋グランパスvs新座片山サッカー少年団。片山は昔からの強豪。今日は横河武蔵野を2-0で破り決勝進出しました。プレースタイルも指導スタイルも何もかも違う同士の対戦。準決勝に負けじおとらずの熱い試合を期待しています!!
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