バーモントカップ千葉県大会
バーモントカップ千葉県大会に出場にしてきました!
Jクラブ傘下や本格的なクラブチームが多数出場&集約している千葉県大会。私たち見明川エボリューションは、昨年に続き2度目の参加をしました。
私の戦略としては
・他チームの選手は体がかなり強く、流れの中での得点は期待できない
⇒サインプレーで得点しかない!
という、一つの結論に行きついていたため、このカップに向けて行った先週の合宿では特にサインプレーには重点を置き、指導をしていきました。
サインプレーは5つありましたが、このうち2つはエボのルイコーチから教わっていたものであり、子供たちは、すぐに理解が出来たようでした。
【もしかして、勝てる??】
さて試合当日。いつも元気!そしていい意味でのん気(笑)な子供たちも試合直前になると、一様に緊張の面持ち。対戦相手は柏イーグルス。サッカー大会でかなりの好成績を毎回出しているチームで、何人ものJリーガーを排出してきた名門チーム。彼らの1試合目は10-2という快勝をしています。
前半立ち上がり。
教えたサインプレーも効果的に出来、相手選手は、なぜ?という顔を見せていたり、場内がオッという声があがったりと、上々の滑り出し。合宿中に口酸っぱく指示した「最後まであきらめない動き」も実践してくれました。
これはもしかしたら…とも期待をしましたが、時間が経つにつれ、試合慣れをしているチームが優勢になるのは何ら不思議ではなく、だんだんと押し込まれる時間が長くなり、ついに失点…!
これを境に、相手からすれば本来の?形が出来はじめ、得点を重ねていきました。こちらの戦略は、まず攻撃をしないと始まらないので、後半は、もっと積極的にという指示を出しました。
そうして、生まれた後半のサインプレーからの得点は、個人的に満足のいくものでした。
結果的には、1-8という敗戦を喫しました。
2試合目も先制をしましたが、途中で切れてしまい、敗戦してしまいました。
なんという体格差…
【コーチの葛藤…】
采配を奮った私として、1試合目より、ひとつ葛藤がありました。
今回のチームは、ほぼ全員が合宿参加者であり、それにより、動きなどが一元出来ていましたが、実際に戦力として数えるとするならば、きっと半数程度の選手のみで回して戦ったと思います。勝利だけに固執していくのであれば、これも選択肢としてありましたが、実際に戦ってみて、戦力の差を冷静に見たとき、勝ち一つ一つよりも、まずは貴重な経験を積ませてあげることが重要なのではないかと。もちろん、負けを良しとして参加する訳ではありませんが、ちょっとの時間でもコートに立たせてあげることが、今後のサッカー人生に生きる糧になるのではと。
そして、厳しい練習の中で覚えたことが実際の試合で出来たことの喜びは、とても大きいと考えれば、戦力になる子だけで回すのは得策ではないとの考えに行きつきました。実際の試合では、出来る限り戦力にバラつきがないように考え、選手交代をしていきました。
勝利至上で考えれば、よくない采配かもしれません。ただ、見明川は、セレクションでまず奮いにかけ、よい人材だけを入団させてチームを作るというのではなく、ごく普通の、地域の子なら誰でも入れるクラブです。さらに、その中で見明川フットサルサークルに通うのはごく一部。母数が小さい以上、人材をセレクトするのは難しいですが、元々の成り立ちから、クラブチームとは違う発達をしているのを考慮に入れると、狭く深く経験を積ませるよりも、まず、経験は広く皆が共有することこそ大事だ、と思ったのです。
この考えを踏まえれば、今回の試合はよくやったと評価出来ると思います。
・相手を怖がらない→体のあたりを逃げなくなってきました。
・チャレンジする→自分たちのシュートで元気になり、積極的になりました。
・焦らない→敗因の一番かもしれません。ある場面では、かなり焦ってしまっていました…。
・ケンゴコーチに教わった守りの約束→おみごと!ちゃんと守ってプレーしていましたよ!
・考えるプレー→コーチが教えたサインプレーだけではなく、もしそれが出来なかった場合、違うプレーを選択するなど、教えられたことだけではなく、自分たちで頭を使うプレーも見受けられました。これは嬉しかった!!
負けは本当に悔しいですが、前向きな評価が出来た試合展開だったと思っています。フットサルのプレーでサッカーチームが考え付かない攻撃も見せることが出来ましたし!
だからこそ余計に…(←しつこい)。
【可能性を育てましょう】
そうは言っても、昨年の大敗から考えれば、ずいぶんと進化してきたと、自負しておりますし、チームとして戦えた印象です。ご覧になった方は、その成果を実感していただけたのではないでしょうか。
勝利をするというのは一筋縄ではいきません。毎日の積み重ねですし、そこに「考え方」という重要な要素があると思います。ただ、私としては、以前から申しますように、まずこの小学生時期に、しっかりとした基礎を築きあげ、次の中学世代にバトンタッチをすることの方が大事だと考えています。
私は昔から競技の世界に生きてきました。その経験から考えても、場当たり的に、何となく練習をし、少ない時間での練習であっても、何となく勝っちゃったということはありません。
もしも「とにかく勝つチームを!」 というのであれば、それに対して大人が議論をもっと続けるべきです。結果を残すにはある程度の負担や時間的拘束は不可欠に感じます。ただし、私としては、あまりそこばかりに議論が集中してしまうと、見えるものが見えなくなる気がします。
いずれにせよ、大事なのは子供の将来に向けて、「可能性を」伸ばしてあげることであり、決して指導者や保護者の満足感のために、子供たちの試合がある訳ではない、と、いつも心の中心にあります。今回の大会を、将来の可能性を育てる材料にして頂きたいと、そう思っております。
自分としては、本当に悔しくてたまりません。負けることは本当に嫌いですから!しかし、指導者として考えれば、貴重な経験、そして指導研究材料が、またひとつ増えました。今後の指導に存分に生かしていきたいと考えております。どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。
合宿、そして大会と、大勢の皆様からご理解とご協力、そして応援を頂きました。子どもたちも、今回の合宿ではかなり厳しいことを言われても、土砂降りの中の練習でも、蒸し暑い体育館の中でも、一生懸命に食らいついて頑張ってくれました。すごく素敵な子供たちで、私たちコーチとしては、本当に素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございました!!
見明川FSエボリューション

