赤ビーを始めて以来,ちょっと疑問が・・・

赤ビーだけでなく,黒ビーも茶ビーもいるし,

ヘテロ個体って何なんだと・・・


もともと,シュリンプ栽培センターの鈴木さんが

元祖ビー(黒ビー)から今の赤ビーを固定されたのは

大変有名な話ですが,今も赤ビーだけでなく

黒ビーも一緒に飼育されていたり,

赤ビーと掛け合わせられていたり・・・

赤と黒の混血をヘテロというらしいのですが・・・


実はうちには黒ビーと茶ビーと思われる個体が

それぞれ1匹ずついまして黒ビーはニュービーの水槽へ

隔離しており,茶ビーは赤ビー水槽に入っています.


黒ビー

↑黒ビー?真っ黒ではないのでひょっとしたらヘテロ?



茶ビー
↑写真では分かりづらいですが奥の個体は

  赤よりも濃いブラウンのようにも見えます.


そこでネットで検索してみると黒ビーと赤ビーの交配は

メンデルの法則が成り立つということでした.

いわゆる黒が優勢形質で赤が劣勢形質.

黒をAA(ホモ)と表現し,赤をaa(ホモ)と表現した場合,

純粋に黒と赤の遺伝子を持つ親個体(ホモ個体)同士の組み合わせでは

下記のような子が生まれることになります↓


メンデル1


aa同士掛け合わせた場合のみ赤ビーが生まれあとは黒ビー.


さて上記では赤ビーと黒ビーの組み合わせを記しましたが,

次は一組の中でどんな子が生まれるのか見てみましょう.

上の表の中で生まれたAa(ヘテロ個体)同士を掛け合わせた場合,

Aとaの遺伝子がそれぞれ独立しているので両親の遺伝子をAとaに分けます.

それでこのAa同士の組み合わせで生まれる可能性のある子は↓


メンデル2

ということになり,AA,Aa,aa全ての組み合わせの子が生まれます.
割合はAA:Aa:aa=1:2:1です.

表現型(実際の色)でいうとAaの子は全て黒になるので

黒ビー:赤ビー=3:1になりますね.



??????



はい疑問に思いませんか?

茶ビーはどこで生まれる?

ヘテロ(赤黒の混血=Aa)が全て黒とうのはおかしいのでは?

ここで不完全優性の法則が思いつきます.

つまりAという黒の遺伝子とaという赤の遺伝子の優劣が

はっきりしていないということです.

つまりAaのヘテロ個体は茶色になると言えます↓


メンデル5

この場合の表現型の割合は

黒ビー:茶ビー:赤ビー=1:2:1となります.

黒ビー(AA)と茶ビー(Aa)を掛け合わせると

黒ビー(AA):茶ビー(Aa)=2:1となり,

赤ビー(aa)と茶ビー(Aa)を掛け合わせると

茶ビー(Aa):赤ビー(aa)=2:1となります.


どうでしょうか?

赤ビーから黒の子が生まれたとか黒の子から赤ビーが生まれたと聞きますが,

そうなるとこれも間違い!?

僕も始めたばかりで色々な組み合わせの交配をしたことがないので

机上の空論でしか話せません・・・

もうこれ以上複雑になると分からなくなりますね~


誰か~正解を知っている方はご教授ください.