百貨店に20~30代の男性客が増えてきた。きっかけは高級腕時計ブーム。最近は靴や衣料品を購入する動きが広がる。この世代はもともと費用対効果を重視する傾向が強い。収入の増加や先行きに対する明るさなどから、消費に前向きになり、多少高くても長く使えるものを選ぶようになってきた。

伊勢丹新宿本店メンズ館(東京・新宿)では、1足10万~20万円程度の高級紳士靴を買う若い男性が増えている。

仏高級紳士靴「J・M・ウェストン」は昨年、20代の客の販売額が2.4倍になった。カジュアルに履ける定番のローファーが人気。販売総額に占める20代の比率は14%と1年間で約6ポイント上がった。英国製の「ジョンロブ」は20~30代客の売上高が全体の約3割を占める。都内の男性会社員(30)は「いいモノが欲しくなったので、メンズ館に初めて来た」と話す。

衣料品売り場でも20~30代男性客の姿が目立つ。小田急百貨店新宿店(東京・新宿)では冬物のコートの販売額が昨季比で9割増。平均単価も5万6千円と3割上がった。「紳士服専門店で買っていた顧客が百貨店に来るようになった」(同店)。高島屋では10万円を超えるイタリアの高級ダウンジャケット「モンクレール」の販売額が今季、16%伸びた。

家具・生活雑貨売り場も同様だ。高島屋新宿店(東京・渋谷)では食卓にも机にもなるテーブルが売れている。ソファと合わせて価格は50万円程度。1年前は月1セット程度しか売れなかったが最近は月4セット程度売れる。

百貨店に来る若い男性客が増えたきっかけは高級腕時計ブームだ。円安を受けて、並行輸入品を扱う家電量販店などでの価格が上昇、百貨店で扱う正規価格との差が縮まった。「長く使うモノだけにアフターサービスなどで心配の少ない百貨店で買うほうがいい」(都内の25歳会社員)と考える若者が増えている。

実際、大丸松坂屋百貨店では平均単価80万円強のスイスの高級腕時計ブランドについて、20代後半から30代の購入者数が昨年の2倍。そごう・西武でも30代後半の腕時計の購入額が7割増えた。

第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「正社員の給与総額は昨年から増加基調で、若年層ほど手取りが増えている」と指摘。家計調査では2人以上の勤労者世帯の毎月の可処分所得は13年、25歳から34歳の世帯主の家庭で増えた。

住宅ローンや子供の教育費の負担も比較的小さい。「消費マインドが上向くと上の世代より使えるお金が多くなる」(日本総合研究所の小方尚子氏)ことも、若年層の背伸び消費を後押しする。


世の中じわりじわりと
変わってきてるのかなー。

(๑•̀╰╯-)و.。.nice:*✧




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