おはようございます。
飲食店で働く人の成長をお手伝いする、心理カウンセラーの高橋ひでです。
自店の強みは何か。
商売をする者として、この質問は明確に答えたいもの。
そのためにも、日々様々な情報を得て、活用していかなければなりません。
そこで今日ご紹介したいのが、「スイート・スポット」と呼ばれるもの。
『はじめての課長』で有名な酒井穣さんが、
別の著書『あたらしい戦略の教科書』で提唱した言葉。
まずはスイート・スポットから説明していきます。
お店の周りにはいくつかの場(スポット)があります。
・業界の動向
・顧客が求めること
・自店にできること
・競合にできること
当然ですが、お店は業界の1つ。
例えば飲食店であれば、外食の中の和食であり、
和食の中の天ぷら専門店などとなります。
そして、天ぷら専門店として
・顧客が求めること
・自店にできること
・競合にできること
を考えなければいけないのです。
その中で、
・顧客が求めること
・自店にできること
が重なり、
・競合にはできないこと
この部分がスイート・スポットになります。
言い換えれば、
「顧客が求めていて、自店にしかできないこと」
これをとことん突き止めていくことが重要なのです。
◆
そのためにも、上に挙げた4つの情報は欠かせません。
・業界の動向
・顧客が求めること
・自店にできること
・競合にできること
それぞれの項目に対して、まずは現在の状況を集めます。
すると、自然と今後どうなっていくのか、どうしていくのかがわかるもの。
これこそ、今日お伝えしたかった情報を未来の予測に活かすことなのです。
ここで優先順位について伝えておきたいと思います。
当たり前ですが、お金を払うのは顧客です。
なので、何よりも優先されるべきは「顧客」が求めていること。
順番にすると
顧客情報>自社情報>業界の動向>競合情報
この順番を間違ってはいけません。
よくありがちなのが、顧客と自社の順番を入れ替えてしまうもの。
・こうやった方がいい
・これで顧客は喜ぶはずだ
ついこのような思考になりがちですが、
実はお店がやりたいことを顧客に強要しているだけの可能性があります。
「本当に顧客が求めているのか?」
常に意識しておきましょう。
◆
最後に、実際の情報をどのように集めればいいのか、解説して終わりにします。
・一般的な情報を集める
・上の情報を元に、実際の声を集める
・情報を与えまくる
業界紙、書籍や雑誌、官公庁データ、業界ブログなどに目を通します。
とはいえその数は膨大。
なので、それぞれ「有力な」ものを中心に対応するといいです。
特に有用なのは有料の情報。
ご存じのように、無料より有料の方が質は高いもの。
将来の成功を信じて、ここはケチらず投資したいところですね。
情報を集めた段階で、相当な業開通になっているはず。
その情報を持って、可能な限り多くの人にインタビューしてみましょう。
お店として一番早いのはアンケートかもしれません。
「顧客のことを知りたければ、顧客に聞け。」
よく言われる言葉ですが、まさにその通り。
同様に、最初に読んだ情報を裏付けるためにも、
積極的に関係する方々の声を集めましょう。
情報を集めて知識武装し、さらに裏付けとなる声で理論武装したら、
もはやあなたはその情報のプロフェッショナル。
今度は積極的に発信していきましょう。
おそらく多くの方があなたを頼って質問してくれるでしょう。
出し惜しみせずどんどん情報を提供していくことで、
さらに細かな情報が集まってきます。
教えてもらったら、お返しに情報を与えたくなるのが人の常。
こうして3つのステップを経ることで、
必ず未来につながる発想が浮かぶはず。
積極的に情報を集めて、役立つビジネスパーソンになりましょう!
■【今日の質問】
「情報、活用していますか?」
■【今日の名言】
「本番のゲームでしか体験できないことがある。
そして、それを体験することが自分をより高めることになるんです。」
(錦織圭|プロテニス選手)
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【今日の「ヒント」】
情報から未来の予測ができる。
まずは次の4つの情報を集めよう。
・業界の動向
・顧客が求めること
・自店にできること
・競合にできること
情報は3つのステップで集めると良い。
・一般的な情報を集める
・上の情報を元に、実際の声を集める
・情報を与えまくる
早速実践して、情報のプロフェッショナルを目指そう!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます(^^)
今日もあなたの心が動きますように。
では、またあした!