おはようございます。
飲食店で働く人の成長をお手伝いする、心理カウンセラーの高橋ひでです。
今まで個人の話が多かったのですが、今日はお店全体、
つまり組織の話をしていきます。
基本的に、飲食店は一人だけで行うことはありません。
食材などを持ってきてくれる業者さんのことまで考えると、
決して一人で仕事をしているわけではないのです。
だからこそ、次に繋げる仕事をすることが大事。
例えば、食器。
洗う人のことまで考えて、きちんとゴミを捨てて洗い場に出しているか。
ある程度まとめて出しているか。
グラスを油がべっとりついた食器と一緒にしていないか。
そういった細かい気遣いがあるだけで、上の例で言えば次の仕事を行う人、
つまり洗い場の人がやりやすく、作業スピードが上がるだけでなく、
心地良い気分で仕事ができるようになるんですね。
上の例でいうならば、業者さんのことを考えるなら、
きちんと整理整頓をして、持ってきてくれた食材やドリンク類など、
置きやすくしてあげるだけで、次につながる気持ちいい仕事となります。
以上のように、自分がやった後に仕事をする人がやりやすいかどうかを考えることは、
自然とチーム力向上につながるのです。
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また、お店にとってプラスになるコトを思いついたとします。
本気でいいコトをやろうと決心した時は、とてもパワーが必要ですが、
そんな時は味方を一人つくるといいでしょう。
こういうことをやっていきたい。
まずはそんな想いを公言し、説明しながら行動することで、
必ず一人くらいは周りに賛同してくれる人が現れます。
一人だけでも味方になってくれれば、次は二人で活動することができ、
より早いスピードで広めることが可能に。
味方が多い方が、お店が良くなるスピードが早くなる。
この自然の流れを活用して、チーム力をあげていきましょう。
とはいえ、人がいればその数の分だけ個性があります。
年齢に関係なく、それぞれに癖のようなものがあり、特に悪い癖はなかなか直らないもの。
やりにくいのか、やる気がないのか、何度も間違えられたらイラッとくるのが人間です。
それもお客様に迷惑をかけてしまったら、さすがに本気で怒りたくなりますよね。
でも、そんな時こそ指摘だけするようにしてください。
決して怒らず、叱らず、冷静に。
人は自分にとって都合の悪いことは忘れやすいですし、
無意識で行っているために、後から言われてもわからない場合がほとんど。
現行犯逮捕ではないですが、再発防止を促すテイで、
淡々と指摘だけしてあげましょう。
可能であれば、その時に理由を伝えてあげると納得されやすいです。
逆に誰かに指摘された時は、素直に受け入れるようにしたいですね!
ただし、モラルの低下につながるなど演出が必要な場合もありますので、
その場合はしっかりと叱ってあげるといいかもしれません。
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こうして周囲の人とバランスよく付き合っていくことで、
本音が語れる素晴らしい仲間に囲まれた、強い組織へと変わっていきます。
その組織をさらに強固な環境にするためにも、最後に大切なことをお伝えして終わりにします。
本音が言える最高の仲間だからこそ、ただ指摘するだけではなく、
しっかり結果まで面倒をみるようにしましょう。
言うだけなら誰でもできます。
でも、本当にできて初めて結果となって現れるのです。
それが責任というものであり、仕事を任されている覚悟。
みんなが強い覚悟と責任感を持って仕事にのぞむなら、
間違いなくその組織のレベルが上がること間違いなし。
今日伝えたことを参考に、実践してみてくださいね!
参考本
▼『麺屋武蔵 ビジネス五輪書』(矢都木二郎著)
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■【今日の質問】
「チーム力をあげるために、何をしていますか?」
■【今日の名言】
「どんなに小さくても、気づいたこと、
思ったこと、観たことを仲間に話したり伝えてみよう。
アイデアは出てくるし、勇気も出てくる」
(本田宗一郎|実業家)
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【今日の「ヒント」】
仕事は個々が集まった集団で行っている。
だからこそ、周りで働いている仲間を気遣いながら仕事をするべきだ。
もし気になることがあるなら、それははっきりとその場で伝えてあげよう。
そして、結果が出る最後まで見てあげよう。
その行為こそ、仕事に対する責任であり、やり切る覚悟の現れなのだ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます(^^)
今日もあなたの心が動きますように。
では、またあした!