古の路上鰻パフォーマンス | garage door

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ブログネタ:ウナギ、食べた? 参加中

(追記あり)


鰻…
子供の頃の話。
神田の話だ。

近所に鰻屋があったんだけど、その店は交差点の角にあって、
脇道の方の道路に道具一式出して、道端で鰻をさばいていたんだ。

いつもそこを通りかかるときに、その作業を見ていたんだけど。

樽の中でゴニョゴニョうごめいてる中から一本サッと取り出すと、
まな板の上に乗せ、頭にドンっとくいを打ち、鰻の体を1、2度
しごいて真っ直ぐに伸ばしたと思うと、すかさず包丁の刃が入り
開かれる。そのとき、キュゥッて鳴くの。
その間ほんの数秒。

そんな何ともエグイ光景でも、いつも見ていたから何とも感じず、
むしろ、職人の見事な手さばきに、いつも見入っていたものだった。

その店は、後に鰻の名店として知られるようになり、店の改装と
共に、外でさばくなんて光景も見られなくなった。
まぁ、当然といえば当然のことだけど。

あぁでもあの頃、外で鰻をさばくこ汚い店だったけど(笑)、すげー
おいしかったなぁ。
ここのは高いから、親と一緒だと別の所の安いやつになるんだけど、
じいちゃんにくっ付いてると、ここのが食べられたのだ。
ご馳走だったね。

もうン十年も行ってないけど、今はどうなのかね。
っつか、あのこってりボリュームは、年くった今は辛いと思う。(;^_^A

神田きくかわ


あと、大人になってからはじめて知ったのが、鰻の白焼き。
赤羽橋の野田岩って老舗で、はじめて天然鰻の白焼きを食した
んだけど、あのはじめての遭遇もショッキングだったな。
わさび醤油で食するうなぎ、しかも天然ものは、これが鰻そのものの
味なんだ~と、いたく感激したものだった。

五代目 野田岩



そうそう、鰻はね、江戸の鰻でさぁ旦那。
とろっとろで、ふっくらしたやつ。
あの豪勢さは、なんとも言えないねぇ。

でも、これが西に行くと、趣向が違うんだね。
こっちの鰻の感覚とは全然逆で、魚っぽいんだ。
こっちじゃ蒸しが重要で、とろとろに柔らかくするんだけど、西は焼き
だけで、硬いんだよ。
ありゃぁいけないね。
あらゆる和食が西の方がうまいと感じるけど、鰻だけは譲れねぇや。
鰻と魚は別だ。
西の鰻は、ハモってやつと変わらねえ。
ハモってやつも、どーも好かん。


今は長野の別宅にいるんだけど、諏訪地方も鰻が有名なんだ。
そんで、この辺りってのは日本の真ん中。
鰻は、関東風と関西風の境目になっている。
諏訪という小さな地域の中で、関東風の料理をする店と、関西風の
料理をする店があると言う。
ここで最も有名な店は、両者を併せた調理法だとか。
鰻的には面白い地域だね。

上諏訪 うなぎ小林
下諏訪 うなぎ小林


近頃我が家的にハマっているのは、なぜか遠く、浜松の鰻。
うちのワンコのブリーダーさんが浜松で、そこへ行ったときに立ち
寄った店の鰻が気に入って、それ以来時折お取り寄せしている。

年くってくると、あんまし脂の乗ったやつがくどく感じるようになって
くるわけで、そうするとさっぱりしたやつが嬉しいわけよ。

お取り寄せしている浜松の鰻は、さっぱりしているのに、ふっくら
トロトロで、タレも薄味で、非常に上品な鰻なんだ。
蒲焼も、白焼きも、とっても美味。

しかしこの店、実は鰻屋ではないのだ。
ふぐ屋なの。
ふぐを食べさせる上品なお店ならでは味なのかな。
鰻も上品で、これは大人の味。(o^-')b

神谷ふぐ料理店


最後に、最悪の鰻。
それって…おフランスでのこと。
ニースだったか、そこら辺りの海辺のレストランにて。
ブイヤベースの中に、魚の切り身状態の鰻が入っていた。
切り身の形状からして、相当ソイツはデカイ。
胴の直径が7、8センチから10センチ近くもありそうなやつだ。
大味などと言う生易しい状況ではなく、臭くて食べられたものでは
なかったのだった。
どーゆーバケモノよ。。。(;°皿°)


 

・・・・・・・・・・・・・追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・


080802_food1

これは、鰻の白焼きと、肝焼きである。

鰻を暖めるときは、パックであってもそのままお湯で温めるのではなく、
湯気で温めた方が格段とうまい…と、お店の人に教わった。

でかいから、フライパンに水を張って火にかけ、網乗せて、この上に蓋や
アルミホイルを被せて、ほんの数分暖めれば良い。
意外とすぐに暖まる。

また冷凍したパックの鰻でも、同様にこれでOK。