
某工場へ行った。
木々から落ち葉舞い、冬はもうそこまで来ている。
北海道から帰ってきたレッキ車は、脱皮してそこに居た。
あのときのためだけに全身白く塗りつぶしたシート、
それだけでも大変な作業だ。

手塩にかけたマシーンも、あっと言う間にトラブルに見舞われた。
それも競技だけど、やはり酷だ。
彼のこと。。。
若い頃、彼がこんなにも堅実な男だとは全く思いも寄らなかった。
昔風に言えばC調、植木等ノリだったから。
パァーッと行きましょパァーッとね、ってな調子でどこでも目立ってたし、
と言うか、目立ちたがり屋だった。
クラブ内では、人一倍騒いでいた割には、クラブ員の義務的な用事に
なると、姿を消している奴。
私は同じクラブのクラブ員じゃないから、別にとがめることも無く、
調子イイ奴だなぁと見ていたけど、やっぱ内部じゃモンク言ってる
人もいたようだ。
そんな彼だけど、本当に人が困ってるとき・・・助けてくれる人間だった。
身をていして人を助けるタイプ。
それを見たとき、感動に似たものを覚える、すげー奴だなって。
だからなんだろうな。
どこか孤立した存在なんだけど、頼られる人。
ずっとラリーを続けていられるのも、彼のキャラあってのものかな。
大人になって、落ち着いてはいるけど、表向きヘラヘラ~っとしている
感じは変わらない。
けど、裏ではもの凄く努力しているんだ、きっとね。
一人で仕事をこなし、ラリー活動のための裏の仕事をこなし、家庭も
ちゃんと大事にして、これ以上やることない位に実はキチッとしている。
私は一から十までお子様だから、そんな彼のパーフェクトな大人ぶりに、
実は驚いている。
パァーッと行きましょうと、何でも踏み台にしてのし上がって行った
調子のイイ奴かと思いきや、実は地道な人間だったから。
でも、まだまだ謎は多いんだ。
自ら語られもしないし、詮索もしない。
だけど最近おじさんになったからか、ちょっとくどい話も出てくる。
うんちく…高度すぎて意味不明だ。(^▽^;)

しょーもないことでも頼ってしまう。
無理を言う。
そんでもやってくれる。
頼れる男。
動けなくなった車を林道に残し、そのままゴール会場に戻ったとき。
飲んで気分好く野次馬モードでそこに居た彼。
「お願いっ」
「やだよー」
そんでも最後まで面倒見てくれた。
頼られると嫌と言えない男なんだ。
男らしいねぇ。