Eスポシーズン到来!
こんな見出しがある古いCQ誌に掲載のミズホ通信株式会社の広告
そこに出ている機器は“MK-610”という50MHz帯AM/CWトランシーバー
自分の開局時は親に懇願して買ってもらった中古のRJX-601とアンテナはスクエアローアンテナ。
今思えばアンテナゲインはダイポール以下で本当にショボいアンテナでだった。
でも当時の住宅事情を考えたらこれが精一杯だったが相手に不足することはないほどたくさんのAM/FM局がいた。と言うより電波を出すアマチュア無線局がたくさんいた。
その後、親が戸建て住宅を購入したので高校生だった自分は屋根の上に八木アンテナを載せたいとまたまた懇願。
お金は自分で出すこととして夏休みのアルバイトで貯めたお金でルーフタワーとローテーター、同軸ケーブル、そして7エレの八木アンテナを買って屋根の上に建てた。
今とは違いほとんどの局が10W以下だった。もちろんリニアアンプを付加して50Wの局もいたけど、当時は無線機単体で10W以上出る物がなかったからね。
という自分はRJX-601の最大3Wだったけど、ある日、友達からTR-5200というAMで10Wも出る無線機を譲ってもらった。
50MHz AMはマジで好きだった。
そんな時にMK-610を知ったけど既に販売を終了していたので購入することはできなかった。
今とは違い、インターネットなんか無い時代なのでネットオークションや中古ネット販売も無い。中古機器の購入はCQ誌の本誌内で出していたショップの広告か「HAM交換室」だった。実は自分のRJX-601はそのHAM交換室に出されていたものを買ったのだ。たしか岡山県の方から買ったと思う。ハガキを書いて売主へ「まだ売れてなかったらぜひ!」なんて書いて送り、やり取りをしたのちに現金書留でお金を送り、宅配便なんかないので郵便小包で送ってもらいました。
最初から最後まで数週間かかったのではないかと。
しかしMK-610もそれほど売れたわけではないのでそこで見かけることは無かった。
ある日、ミズホ通信機の社長であった高田さんにお会いした時に「またMK-610の様な無線機が出るといいなぁ」と話したことがあった。高田さんは「あの頃は楽しい時期でしたね」と再商品化に関してはなかったけど....
最近、ネットのオークションサイトでMK-610を時々目にするようになったけど高額でとても手に入れようとは思えない。
MK-610、そのうち使ってみたい無線機です。
73
.