2007年4月29日(日)

   朝から完璧な快晴! 富士山一周の旅に出るため自転車で自宅を出発。

   自宅を出て北上しながら西の方向に見えている富士山を確認。今日は一段と美しいゾ!!

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   東名高速・大井松田インターの前を通過しR246にでたら、先ずは静岡県小山町にある
   「道の駅・ふじおやま」を目指した。
  
   R246って場所によってはとても自転車は走りにくい。
   静岡県に入る手前で工事による車線規制があり、歩道に乗ったのは良いのだけど、妙に歩道が
   狭い! しかも、工事規制の看板が歩道側に何枚も飛び出して設置されているし...
   民家も無いし歩く人もいないからだろう。

   どうにかクリアしたものの、気が緩んだせいかガードレールに設置されている反射鏡にハンドルの
   先端がモロに接触。自転車はそこで倒れ、自分はかなり飛んだ。転倒事故発生!
   左肩から路面にたたき付けられたが腰も強打。
   肩が痛く、左腕全体がしびれて全く動かせない。
   ヤバイ!もしかしたら骨が折れたかも...と、骨折が頭をよぎった。
   呼吸もなぜか苦しい。

   15分くらいその場で座り込んでいた。
   右手で左腕を掴んでゆっくり回したら最高に痛いけど一応動く。
   しびれが少しおさまって、ヒジから先は全然OKになった。
   自転車を起こしてハンドルを掴んでブレーキレバーを握ってみたが大丈夫。
   しかし腕を前に出せない!一体どうしちゃったんだろう...
   自転車にまたがる前に左手でハンドルを握ってから、またがれば自力で腕を前に出さなくても
   大丈夫な事がわかったので乗ってみた。行けそーう!
   服は破れて右手、ヒザから出血していたが全然OK!
   肩以外は動けるのでこのまま続行する事にした。
   でもガードレールの下からさらに下に転落しなくて良かったと思った。

   ん、ん????  でもなんか変?!
   ハンドルが衝突の衝撃で少し曲がってしまった。
   幸いステムの取付け部で曲がったようでカーボンハンドルは折れずに済んだ。意外と丈夫だ!
   その場で工具を取り出し、修正してOK!

   しかし、だいぶ気持ちがへこんだよ↓↓ マジで

   R246は静岡県小山町に入ると自転車は通行禁止になるので旧道を走る。
   なんか転倒事故の直後だったので農村地区を静かに走れてちょうど良かった。

   少し走ると「金太郎郵便局」の看板が目に入ったので予定外の寄り道。
   北海道に「雪だるま郵便局」ってあるけどここでは土地柄、金太郎でした。

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   雪だるま郵便局はポストも雪だるまで局舎もソレっぽかったけど、ここは名前だけかも。
   金太郎の特徴は特に見当たりませんでした。
雪だるま郵便局です。

   道の駅・ふじおやま近くのR246との交差点を過ぎて、須走までの緩い登り坂の一本道を
   黙々と走りつづける。
   おおッッ!!! いいもの発見!!
   田んぼの中に富士山ですよん! 肩がすごく痛いのになぜか嬉しい! (^_^)v
   でも、左腕が上がらず右手だけで撮影。

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   さて、腕は相変わらず動かないけど気分が良くなったのでとりあえず須走まで頑張って、浅間神社で
   お参りするぞ~!と、言う事で到着。

   富士浅間神社であります。なぜか鳥居には「不二山」となってる...なんで?!

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   とりあえず本殿まで行ってこの先の安全などをお参りしました。

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   さて、ここからリスタートです!!

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   転倒した地点よりここまでもずーーっと登り坂だったけど、ここからも籠坂峠まで登り坂です。
   
   須走から籠坂峠までは登り坂ばかりで車も多いですが道も広く快適でした!
   意外に楽でした。と言うのが感想です。
   負傷してなければもっと楽でガンガンと走ってきたけど...まぁしょうがない。

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   ここの標高は1104mで時計の高度計も似たような数値を示してました。
   ちなみに自宅は標高7mで、出発する前にセットして来ました。

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    ※私のCASIOのPROTREKは5m単位の表示なのです。

   山中湖をクリアしてR138を河口湖方面に進みます。
   途中、「道の駅・富士吉田」に寄ってトイレで転倒してケガした部分を洗ってキレイに!!
   そして、かつて富士山山頂にあった富士山レーダーのドーム前の芝で休憩。

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   そうそう、ここでペットボトルに「富士山のめぐみ」である伏流水を入れておきました。
   ミネラル分を含んでいて、特に「バナジウム」の含有量が高いそうです。
   だから冷たくて美味しいんですね! ← 本当かよ!
   ところで「バナジウム」ってナニ?? 
   ※天然のままかと思ってたけど、この水は飲料用として殺菌処理しているそうです。
   
   水汲み場に「1人18リットル容器3つまで。それ以上は最後尾に並んで...」と表示してある
   けど、手前のオバ様は必死に何本ものボトルに汲んでました。
   「そこの強力なオバ様、あなたはマナー違反ですよ」と、僕は言いえませんでした。;)
   そうそう、僕にジョウゴを貸してくれたオジ様。感謝です!!

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   さて次は「道の駅・なるさわ」に寄ってみました。
   甘酒が無料でした。(^0^)/
   ミツバツツジの花がたくさん咲いていてきれいでしたよ。(花の写真を撮り忘れました)
   ここから見た富士山はコレ↓

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    R139を左折し、樹海の中の登り坂を進んでいくと展望台に出ました。
    樹海の向こうに本栖湖と南アルプス連峰の山々が見えました。最高!!

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    ここからは緩く長い下り坂。
    途中で山桜と富士山がきれいに見えた場所があったので通り過ぎたけどすぐに戻って写真を
    撮ってきましたよ。

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    大沢崩れがよーく見えました。
    余談ですが山頂から大沢崩れをのぞきこむと自分がいる場所が落ちそうな気がして怖い!
    少し走ったら黄色い花がちょっとだけ咲いていたのでここでもパシッ! 花の名前は不明

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    その後、白糸の滝の近くまで行ってみましたが人が多かったので寄らずにコースに復帰。
    そうだ、ここは富士宮市だ! 富士宮と言えば焼きそば。
    交差点の所にあったコンビニに入って焼きそばパンを食べました。

    ここから県道72号線→R469を通って御殿場に抜けましたが、この間はコンビニも
    無いので、さっき焼きそばパンを食べて正解です。(^_^)
    この道はアップダウンも多くちょっと少し疲れたので、途中の芝桜のきれいな民家の前で昼寝。

    御殿場からはパワーがあれば箱根越えを、パワーが無ければR246をダラダラと下って行こうと
    考えてましたが、まだ元気なので箱根越えをすることを選択。
    いきなり「登り9%」の標識。コレを見たら疲れがドッと出た。
    静岡県と神奈川県の県境にある乙女トンネル手前で日没を向かえましたが、一日中見ていた
    富士山は最後まできれいでした。

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    県境の乙女トンネルをダッシュして抜けると箱根に入ります。
    急に気温が低くなったことを体感できます。ここで1枚着込んで再スタート。
    真っ暗な中をダッシュで宮ノ下まで。ここで本日の最高速61キロを記録。
    宮ノ下から箱根湯本駅までは渋滞です。
    しかし箱根湯本から西湘バイパス・小田原厚木道路の入口までは再びダッシュ。
    その後は余力でR1を走って無事(?)帰宅しました。

     ・走行距離 : 178.77Km
     ・累計標高 : 4211m

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   【転倒事故のその後】 2007/05/05現在
    痛みは変わらず、呼吸しても痛いし苦しいし、寝返りも打てない状況。
    擦り傷は治ったけど、カラダの左側はまだ肩から腰、膝とアザが残ってます。

    さすがに痛いので事故の翌々日に医者に行ってレントゲンを撮ったが骨には異常なし。
    でも医者はインチキっぽかった。設備は超ボロいし...先生も超人生ベテランて感じの人。
    今も夜だけは湿布を貼ってますがまだ痛みもあって腕も上がらず...
    でも自転車にはどうにか乗ってまーす。(^_^;)