Remembered. ♯01 | 〜ある愛知のカープファンの抒情〜

〜ある愛知のカープファンの抒情〜

愛知在住カープファン・eviltailの、その日常。

以下の赤字部分は、私が前身ブログに2007年6月13日から24日にかけて書いた記事です。


今振り返ると、これがカープファンになる最初のきっかけになった出来事なので、長いですが転載します。


ちなみに当時はガチガチのドラゴンズファンでした(笑)。



広島、元中日・アレックス獲りへ 日本球界復帰を熱望


 「貧打」解消へ、広島が緊急補強に乗り出す。元中日のアレックス・オチョア外野手(35)=183センチ、90キロ、右投げ右打ち=の獲得に動いていることが12日、明らかになった。

 同日までに身分照会を行い、近日中に交渉に入る。昨オフに中日を退団したアレックスは今季、米大リーグのレッドソックスとマイナー契約を結んだが、5月17日に自由契約選手として公示された。フリーエージェント(FA)権を所有し、日本球界復帰への希望を強く持っていると見られ、条件面で合意すれば、入団は確実な状況。まとまり次第、来日日程の調整に入る見通しだ。

 アレックスは2003年から4年間、中日でプレー。03、04年には打率2割9分4厘、21本塁打を記録。強肩好打の外野手として04、06年の2度のリーグ制覇に貢献し、04年にはゴールデングラブ賞を受賞している。中日での通算成績は550試合に出場、586安打、75本塁打、309打点、打率2割8分3厘。

 広島は今季、開幕から貧打に苦しみ、12日現在のチーム打率2割4分4厘は12球団最低。交流戦でも、1試合平均得点は阪神と並んで12球団ワーストの2・44と復調の兆しが見られず、打撃陣のてこ入れが急務な状況となっていた。【2007年6月13日中スポより】



 きましたーーーー!!

 いやー、マイナー契約のレッドソックスを解雇されてから、「日本球界に復帰しないかなー」と願っていたオチョアですが、広島が動いてくれました。


【中略】
 

昼休みにケータイでこのニュースを見た瞬間、会社でのイライラや暑さによる怠さも一瞬にして吹き飛びましたよ。

 しかし、移籍先がカープで良かった…。上に書いたように、日本球界に復帰して欲しいと言ってもドラゴンズは嫌だったし、巨人、阪神はドラゴンズのライバル球団ということでオチョアと言えど素直に応援出来ないから嫌だったし、ヤクルトは外国人選手が多いから獲得はないし、パのチームは球場でもテレビでも観る機会がないから嫌…。ということで、個人的な希望としては横浜か広島がいいと思っていましたが、チームとしては前々からカープが好きでしたからカープで良かったなあと。まあユニの色的には横浜の方がしっくりきますが、ユニのデザイン的にはカープの方がいいですしね。ってか、カープのユニ自体がかっこいいし。もしほんとにカープに入団したら、レプリカ欲しくなるだろうな…(笑)。しかし、レッドソックスのユニ姿は違和感なかったものの、普段見慣れているカープユニを着たオチョアの姿は、想像出来んなあ~。

 何にせよ、カープには黒田、前田、梵、Wオガタ…とチームの枠を越えて好きな選手が多いので、これからは中日×巨人戦や中日×阪神戦より中日×広島戦から目が離せそうにありません。オチョアが6番あたりにガシッとはまると、カープ打線はかなり強力になると思いますよ。もしかしたらプレーオフ進出なんてことも有り得るかも。

 いやー。話が飛躍し過ぎてますが。

 しつこいですが、嬉しいなあ~。まだ獲得確定という段階ではないのが残念ですが、複数紙が報じているので素直に信じてオチョアの来日を待ちたいと思います。

 ナゴヤドームにカープの一員として立ちはだかるアレックス・オチョア…。楽しみだ~!!

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…と、ここまでが6月13日の記事です。


続けて、6月21日の記事。


 ついにやって来ましたよ、アレックス・オチョアが!

 しかし、先週「カープが獲得へ」というニュースを見てから今日まで早かったなー。最初は「ほんとに来んの!?」という感じで半信半疑だったんですが、今週頭に、19日に来日して20日に入団会見というスケジュールを見て、ようやく「ほんとに来るんだ…」と実感して。いやー、昨日は夜勤だったのでスポーツニュースなどでその模様が流れたのか分かりませんが、今朝の中スポにはバッチリカラー写真付きで記事が載ってました。

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 …いつものオチョスマイルは健在ですね。これからまたオチョアのプレーと笑顔が見られると思うと、今季のプロ野球が数倍楽しみになりました。


【中略】


 しっかし、年俸1800万円は安いよなぁ(笑)。去年までの2億何千万という年俸からして、シーズン途中の入団でも8000万円くらいかなーとか思ってて、でもまあカープだから5000万円くらいかな、とか友人と話していたんですが、まさか1800万円とは……。まあオチョもドラゴンズでの4年間で推定9億円くらい稼いでいるので、この先そんなに稼がなくてももう悠々自適の生活が送れるんでしょうけどね。勿論、今季もメジャーに上がって稼げれば一番良かったんでしょうけど、それが夢となった今、日本のメジャーでプレーしたい、という気持ちが強かったのではないでしょうかね。1800万円と言っても普通に考えたら大金ですし、出来高もあるようですから、マイナーで細々と頑張るより、脚光の当たる舞台でお金ももらってプレーしたいと。そして勝手知ったる日本でなら、友人も多いでしょうし、仕事(野球)を楽しみながら私生活も満喫出来そうですしね。

 そして気になる背番号ですが、カープではどうやら43、49、70が外国人選手用の番号らしいので、49あたりかなーと思っていたのですが、昨日オチョアが着たユニに入っていた番号は43番でした。最初43と聞いて、なんか地味な番号だなぁ~とか思ったのですが、何か「カープの43番で好きな選手いたよなー」と思い、記憶を手繰ってみると、あ、ラロッカだ!と思い出しまして。ラロッカ、好きだったんですよ。まず、名前がかっこいい(笑)。LAROCCAってめっちゃかっこ良くないですか!? カープって前から好きな球団だったんですが、ラロッカ来日1年目の時、「LAROCCA」ってかっこいいなーと思って、またそれと43番という微妙な背番号との組み合わせが何とも言えずかっこよくて、本気でユニ買おうかと思ったことがあったくらいですから(笑)。しかも来日1年目、いきなり3割40発100打点でしょ。観戦仲間とも「シーツにラロッカ…。カープっていつもいい助っ人連れてくるよねー」って話していたのを思い出します。

 その後ラロッカはヤクルト、オリックスと渡り歩いていますが、現在も球団の枠を越えた好きな選手で応援しています(昨日は中日戦で退場になってしまいましたが…笑)。

 そんな感じで、オチョが付ける背番号が43と分かった時、最初は「43かぁ~」とイマイチな印象だったのが、ラロッカの件を思い出してからは「43って最高!」と思えるようになりました(笑)。オチョアもラロッカのように活躍してくれるといいのですが。

 ネットでカープのファンサイトやブログなどを見ていると、概ねオチョア獲得は歓迎されているようで一安心です。カープは現在投手陣の乱調でチーム状態は最悪ですが、オチョの加入が打線の起爆剤となってくれればいいですね。

 あー、早くプレーするオチョアが観たいです!

《中略》

 ともかく、アレックス・オチョア、カープ入団おめでとう!
 

 追伸:早速レプリカユニ注文しました(爆)。



…【中略】をしてもこの文章量…。アレックスの日本球界復帰にどれだけ自分が興奮していたかがお分かり頂けると思います(笑)。


そして、6月24日の記事。



今日早くも届きました。カープ仕事早っ!

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……。


…と、2007年6月、ドラゴンズ時代に大好きだったアレックス・オチョアが突如カープに加入し、興奮した自分は、いきなりカープのアレックスユニを買ってしまいました(笑)。


先にも書いたようにこの頃はまだガチガチのドラゴンズファンですから、これを機にカープファンになろう…なんて考えはまだなく、あくまでドラゴンズを応援しつつ、アレックスのいるカープも応援しよう…くらいな感じでした。カープ云々ではなく、まずアレックスありきだったのです。


しかし、ここで注目して欲しいのは、カープ物販の対応の早さです。


20日に入団会見をし、21日には早くもアレックスのオーダーユニの受付を始めています。


そして自分は21日に即日オーダーしたのですが、なんと中2日でアレックスユニが届いています。


当時のカープのオーダーユニは、今のハイクオリティユニのような刺繍でもなく、レプリカユニのようなプリントでもない、ラバー圧着という仕様でした。つまり、薄いゴムの背番号や背文字が、ただ圧着されているという仕様です。


この時代のカープのレプリカユニを今も球場で着ている人をよく見かけますが、よく見ると刺繍の物とこのラバー圧着のものが存在しています。


この点については先の豊橋の観戦の時にschurutzさんが教えてくれたのですが、大量に速く生産出来るように、途中からレプリカユニは刺繍からラバー圧着になったとのことでした(そうでしたよね(笑)?)


質の面では刺繍には見劣りしますが、それでも納期の面では、確かに速いです。何しろ3日で届いているんですから。向こうからこちらに届くのに1日かかることを考えると、オーダーの翌々日にはもう発送を終えていることになります。これは今考えても驚異的なスピードだと思います。


それ以外の普通のカープグッズも後々購入することになるのですが、これらも中1日~2日で届いていたので、当時のカープ物販の手際の良さは素晴らしかったと思います(今はカープブームのせいで手が回らないのか、かなり遅いですが…)。


ま、そんなわけで、ドラゴンズファンだった自分がカープと関わりを持つきっかけとなったのが、このアレックス入団→ユニ購入という事柄でした。


突然の展開ではありますが、これからしばらくの間、このように自分がカープファンになるまでの過程を、少しずつ思い返していきたいと思います。