Day Of The Dead | 素人映画祭@ホラーバカ

Day Of The Dead

最近、素人映画祭のメルマガを発行しようか考え中のevildeadです。

さて、今回は死霊のえじきというダサい邦題を付けられた

Day Of The Deadのお話を。

Day Of The Deadと言えばロメロのリビングデットシリーズ三作目。

リビングデッドシリーズは説明するまでも無いですが

1作目はNight Oh The Living Dead

2作目はDawn Of The Dead

3作目はDay Of The Dead

4作目は現在編集中のLand Of Dead

となっております。

で、Day Of The Deadですが今回の映画の設定は大変良いです。

今作はゾンビが人間の数より圧倒的に上回ってしまった世界の物語で

地下に隠れて生活をしている人間達の醜い争いが強調された作品。

人間は互いを傷付けあう醜い生物であるって言うのが

ロメロ作品の一貫したテーマであって考えさせられる物があります。

で、この作品での人間の醜い争いというのは軍人と科学者の対立。

しかも軍のリーダーは利己主義、科学者のリーダーは

マッドサイエンティストと組み合わせが最悪な状態。

軍のリーダーは味方にも平気で銃を向けるし

マッドサイエンティストは死体を飼いならしたゾンビに与えているし

はっきり言ってゾンビより人間のほうが醜く恐ろしいです。

ロメロにとってゾンビとは人間を窮地に陥れて精神的に不安定にする為

スパイスなようなものです。

ゾンビに囲まれた人々が取った行動は大変醜いです。

やっぱりゾンビ映画とは現代社会に一石投じる作品であるべきだな

と思わせる大傑作でした。

しかしながロメロ翁は今作には不満がかなりあるようで、

まぁもともと取りたかった内容が資金不足で撮影できなかったですし。

出資者が残酷表現を減らすならば金は出すと言っていたものの

それを断ってしまったそうです。

しかしまぁその条件を呑んで撮影していたらあんまり面白い作品には

なっていなかったかもしれませんね。

う~む、なんだかフラフラしてきたので今回はこの辺で

それではまた次回、




タイトル: 死霊のえじき 完全版