矢吹健 (youtube)
私が矢吹健の歌を初めて聴いたのは、アナログ盤でした。
とにかくジャケットが変な盤だったなあ。
格安処分盤の入ったゴミ箱に入っていたんだったか、それとも古本屋で買ったんだったか、もう覚えていないけれど、100円くらいで買ったのは確かです。
収録曲がなんだかすごかった。
真っ赤な夜のブルース、蒸発のブルース、あなたのブルース、それとあと1曲がなんだったかな。
幻の名盤解放歌集で取り上げられていたのを知ったのは買った後のことでした。
余談になりますが、古本屋ってレコードコレクターにとっては味方であり、敵でもある存在です。
味方である理由は、流通経路や客層がレコード店とは異なっているので掘り出し物があるからです。
売価もレコード店とは異なる観点でつけられているので、店主の知識次第で100倍くらい変わったりもしますしね。
リサイクルショップも同様ですが、あちらは目が利かない人は買い入れしても無理して自店で売らないのか、店頭にはロクなものがないように思われます。
一方、敵である理由は、ヤツらはコンディションに対する意識がレコード店のそれよりかなり低いからです。
商品に直に価格を書き込みしたり、シールを貼ったりしますし、きれいに保管していないこともままあります。
付属の紙ペラ1枚からスリーブの状態に至るまで厳しい目で見る人が多い中古レコード界で、古本屋のやり方は一般に許容限度を超えています。
なお、リサイクルショップについては限度どころじゃないです。ブチ切れものです。
幸いにしてリサイクルショップには希少盤が全く無いので気にもならないのですけどね。
本題に戻しましょう。
矢吹健の歌は、今聴くとあまりに濃厚。
解放歌集のタイトルともなった「真っ赤な夜のブルース」がその頂点です。
ギターのイントロは昭和の演歌にありがちなムードです。
そこで油断していると不意に入ってくる不気味な女性コーラス。
スキャットというには妙に深いエコーがホラー映画のサントラのテルミンの音色のようです。
そして矢吹健登場。
森進一を思わせる声で女心を歌い上げる矢吹ですが、ジャケット写真をみるに美少年系のルックスです。
昭和43年という時代を思えば、ライバルは美川憲一あたりでしょうか。
この中性的なムードは、あるいはグループサウンズの影響もあったのかな。
最初の1節で「あなたのためなら・・・」と歌いだした時点では、まだ油断している人の方が多いことでしょう。
しかし、続けて「・・・命も命も い~ら~な~い~ッ!!!」と急激に熱が入るところ、特に最後の「ッ」で声が裏返ったあたりでピクッとくるはず。
そして、いらないいらないとたたみかける矢吹の情念にあえなく吹っ飛ばされるのです。
合いの手のように入る不気味女性コーラス。
「えるてぃあもーえるてぃあも~」というのは何だかよくわからないけれど、疑問を口にする勇気はもう失われているでしょう。
そしてキメの「真っ赤な真っ赤な夜のブルース」ですよ。
その意味はまったくわからないけれど、「真っ赤な夜」のイメージだけは鮮明に焼き付いてしまうわけです。
とにかくジャケットが変な盤だったなあ。
格安処分盤の入ったゴミ箱に入っていたんだったか、それとも古本屋で買ったんだったか、もう覚えていないけれど、100円くらいで買ったのは確かです。
収録曲がなんだかすごかった。
真っ赤な夜のブルース、蒸発のブルース、あなたのブルース、それとあと1曲がなんだったかな。
幻の名盤解放歌集で取り上げられていたのを知ったのは買った後のことでした。
余談になりますが、古本屋ってレコードコレクターにとっては味方であり、敵でもある存在です。
味方である理由は、流通経路や客層がレコード店とは異なっているので掘り出し物があるからです。
売価もレコード店とは異なる観点でつけられているので、店主の知識次第で100倍くらい変わったりもしますしね。
リサイクルショップも同様ですが、あちらは目が利かない人は買い入れしても無理して自店で売らないのか、店頭にはロクなものがないように思われます。
一方、敵である理由は、ヤツらはコンディションに対する意識がレコード店のそれよりかなり低いからです。
商品に直に価格を書き込みしたり、シールを貼ったりしますし、きれいに保管していないこともままあります。
付属の紙ペラ1枚からスリーブの状態に至るまで厳しい目で見る人が多い中古レコード界で、古本屋のやり方は一般に許容限度を超えています。
なお、リサイクルショップについては限度どころじゃないです。ブチ切れものです。
幸いにしてリサイクルショップには希少盤が全く無いので気にもならないのですけどね。
本題に戻しましょう。
矢吹健の歌は、今聴くとあまりに濃厚。
解放歌集のタイトルともなった「真っ赤な夜のブルース」がその頂点です。
ギターのイントロは昭和の演歌にありがちなムードです。
そこで油断していると不意に入ってくる不気味な女性コーラス。
スキャットというには妙に深いエコーがホラー映画のサントラのテルミンの音色のようです。
そして矢吹健登場。
森進一を思わせる声で女心を歌い上げる矢吹ですが、ジャケット写真をみるに美少年系のルックスです。
昭和43年という時代を思えば、ライバルは美川憲一あたりでしょうか。
この中性的なムードは、あるいはグループサウンズの影響もあったのかな。
最初の1節で「あなたのためなら・・・」と歌いだした時点では、まだ油断している人の方が多いことでしょう。
しかし、続けて「・・・命も命も い~ら~な~い~ッ!!!」と急激に熱が入るところ、特に最後の「ッ」で声が裏返ったあたりでピクッとくるはず。
そして、いらないいらないとたたみかける矢吹の情念にあえなく吹っ飛ばされるのです。
合いの手のように入る不気味女性コーラス。
「えるてぃあもーえるてぃあも~」というのは何だかよくわからないけれど、疑問を口にする勇気はもう失われているでしょう。
そしてキメの「真っ赤な真っ赤な夜のブルース」ですよ。
その意味はまったくわからないけれど、「真っ赤な夜」のイメージだけは鮮明に焼き付いてしまうわけです。