完全無修正の罠 | アッシュのブログ

完全無修正の罠

よくありますね。
「ヘア完全無修正!」とかいうDVD。
むしろ最近は減ったのかな?
よくわかりませんが。

でも、無修正だからすごかったという話は、多分皆無だと思うんです。
私がそういうDVDを買いあさっているからわかる、というわけじゃないですよw
理屈から言って、ヘア無修正のDVDに、買う人が期待するような作品はありえないのです。

簡単な話で、もともとの作品が、今の日本では余裕で許容されるような露出度のものに決まっているからです。

これは根拠のない決め付けではありません。
アメリカの映画の歴史を振り返ってみれば、すぐにわかることです。

1968年にヘイズ規制が廃止される以前の映画は、基本的に陰毛はおろかおっぱいすら見えないものが普通です。
違反して、普通の映画館で上映不能となったら興行収益上で致命的な影響が出るからです。
エッチなシーンがあったばかりに制作者が破産ともなりかねません。
そんなわけで、この時期には、合法的というか、正当な理由をこじつけて裸を見せる映画がたくさん作られました。
映像記録やドキュメンタリーとして、「ヌーディスト」を撮る。オオカミに育てられた野生の少女とかを撮る。
あるいは、世界のある地域の風俗をレポートするw
真面目な性教育のための映画を作るw
とにかく、お題目の通りに撮影するだけで裸が映るに決まっている題材で映画を作るというわけですね。

そんな時代も、ヘイズ規制に代わってレイティングが導入されて終わりました。
大雑把に言えば、成人限定ならばX指定。もうちょっと若くてもOKならR指定。親同伴世代も可ならPG指定、など。
X指定は成人限定ですから、一般の映画館ではアウトです。
成人向けポルノがかかるような映画館向けということになります。
だから、一般向けの映画はR指定までに留めるように編集するのが一般的でした。

R指定だと、セックスシーンでも決定的なモノは映りません。
かろうじて陰毛が見える程度が普通です。

しかし、同時代の日本では、陰毛のスクリーン登場はタブーでした。
そんなわけで、当時の日本では、アメリカでR指定程度のものがボカシでボケボケになっていたというわけです。
今になってボカシを除去したところで大したものが見えなくて普通なんですよ。
X指定以上のハードコアのポルノ以外は、いくら修正をはずしても残念ということですw