中古レコード店の入り方・その3 | アッシュのブログ

中古レコード店の入り方・その3

入り口から中に進むと、手前の方にはお客の目を惹くようなものが用意されています。

そのひとつが、「新入荷」のコーナー。
どんなお店でも新しい商品はお客を惹き付けるものですが、中古レコードの場合は、掘り出し物は1点限りで早い者勝ちという基本原則があるので、このコーナーは重要です。
ここの中身が何ヶ月も据え置かれているようなお店は仕入れ能力が低いに違いなく、早々に寂れることでしょう。

新入荷コーナーは、お客なら誰もが見て当然の場所ですし、最初に取りかかるには格好のターゲットです。

常連であれば、ここが主戦場。
中古レコード店の新入荷コーナーは、飲み屋に例えれば、お通しであり、乾杯のビールであり、メインディッシュであり、締めのお茶漬けであるという位置づけです。
ここに変化が無ければ他の棚は見るまでないのですから。

そんなわけで、一見さんも常連さんも、みんなが新入荷コーナーに群がります。
群がるほどのお客がいないお店であっても、ここにはお客がいる可能性大です。
ゆえに、新入荷コーナーを見ていると、他のお客とバッティングすることがしばしばあります。

1枚1枚確かめて考えながら見る人。値段も気になりますよね。
一方、本当に見ているのかという勢いで次々に見ていく人もいます。光速の手さばき。
当然ながら、遅い人は速い人の邪魔になります。
早くしろよという無言のプレッシャー。

超高速で見る人は、ターゲットが絞られているだけでなく、たくさんのレコードを見ているので、ありがちな盤のジャケットが頭にインプットされているんですね。だから、ぱっと見でも、もう見る価値がないと判定できるのです。
全然見ていないように見えても、実は、タイトル、値段、そしてコンディション表示まで瞬時に確認しているのが普通です。

ひどい人だと2列同時に見ていくというパターンもあります。左右の手で各列を順番に引っ張り出していく。
1列だけ見るより速いかどうかは疑問ですが、2列占有できるというメリットはありますね。

まあ、しかし。
慣れないお店でそんな態度の大きなことをやるのも考えものです。
特に、新入荷コーナーのような場所ではやらない方がいいでしょうw
どちらかというと、落ち着いて見た方が収穫が大きいでしょうし。

新入荷コーナーを一通り見たら、そのお店の大体の様子がつかめてきます。
品揃え、値段、コンディションに対する考え方、整理の仕方などなど。
ここでクリーンヒットに巡り会うと興奮度が一気にMAXに到達します。
このお店は隅々まで全部調べなくてはいけない、というような気持ちになったときが一番幸せかもしれませんw