ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ ~ 血まみれの天使
「ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ 血まみれの天使」という邦題のこの映画。
原題は、"They Call Her One Eye"。
スウェーデンの女優、クリスチーナ・リンドバーグが主演。
(スウェーデンですよスウェーデン)
クリスチーナ演じる主役のフリッガは、子供の頃に変質者に襲われて以来、声が出なくなった少女。
年頃になって悪いやつにさらわれて娼婦にされてしまった。
反抗的態度に対する制裁として片目をつぶされ、薬漬けにされ、とらわれの身となった彼女。
彼女の失踪をはかなんだ両親は心中。
ヌード撮影好きの変態やSなレズお姉さまなどのお客に弄ばれながら、復讐を誓うフリッガだった。
そんな映画で、エロもあれば(クリスチーナはソフトコアのポルノ女優)、アクションもあるという娯楽作。
娯楽作にしちゃ話が暗いけど、実際に観ると結構バカなつくりなのであまり深刻にはならないのです。
アクションシーンはペキンパー風にスローモーションが多用されますが、本家とは違って無駄に引き伸ばしたヘボシーンを見せ付けられているようで、なんとも居心地が悪い。撃たれて血を吹くシーンとかなんですが、リアリティのない血しぶきをじっくり見せられていると、どこでツッコミを入れたらいいのか迷うのですよ。
エロはというと、本当にバッチリのシーンは顔が映らないので恐らくクリスチーナ本人じゃないでしょう。
そもそもクリスチーナはハードコアの人じゃないし。
さて、この映画には大別して2バージョンがあります。
ひとつは、上記の"They Call Her One Eye"というタイトルのついたもの。これはR指定です。
もうひとつは、"Thriller - A Cruel Picture"というタイトルのもの。こちらはUnratedというか、ハードコア。
で、Thrillerがオリジナルです。
両者はタイトルでも区別できるけど、106分以上なのか、それとも80分程度なのかという再生時間で判別が確実です。
ハードコアのThrillerの方は、多分クリスチーナじゃない吹き替えの人で追加撮影されたエロ部分が加えられ、いくつかの残虐シーンがカットされずに残されているのでしょう。Thrillerを勧める人が多いだろうけれど、多分R指定の方でも映画そのものの出来には大差ないんじゃないかな。
印象に残るのは、ワン・アイと化したクリスチーナのたたずまい。もうトレンチコートマフィア。
一度観たら記憶に焼きつくタイプの作品です。
ストーリーについて言えば、逃げようと思えばいくらでも逃げられるし(麻薬で縛られているという設定ですが)、警察に逃げ込まないで、言われるままに娼婦を続けるのも流石にちょっと無理があるでしょう。
でも、「細けえこたぁいいんだよ」と、エロ+アクション+情念の世界を楽しむのがいいですね。
欲を言えば、スローモーションのヘボシーンをカットして、その分もっとしっかりエロにするかアクションにするかした方がよかった。
タランティーノの「キル・ビル」の元ネタだというので有名な映画ですが、観てみると、他にも影響を与えた映画がありそうに思います。
ズバリ言うと、「マッドマックス」です。
黒ずくめの服で、銃身をつめたショットガンを武器に復讐相手を追う。
車は盗んだパトカー。
さらには、最後の復讐の方法も似ているのですよ。
こちらは1972年の作品で各国で上映されたので、「マッドマックス」撮影前にジョージ・ミラーが観ていても何の不思議もないと思いますが、ただの偶然かもしれませんw
ジョージ・ミラーのために言えば、映画としての出来は「マッドマックス」の方が遥かに上です。
原題は、"They Call Her One Eye"。
スウェーデンの女優、クリスチーナ・リンドバーグが主演。
(スウェーデンですよスウェーデン)
クリスチーナ演じる主役のフリッガは、子供の頃に変質者に襲われて以来、声が出なくなった少女。
年頃になって悪いやつにさらわれて娼婦にされてしまった。
反抗的態度に対する制裁として片目をつぶされ、薬漬けにされ、とらわれの身となった彼女。
彼女の失踪をはかなんだ両親は心中。
ヌード撮影好きの変態やSなレズお姉さまなどのお客に弄ばれながら、復讐を誓うフリッガだった。
そんな映画で、エロもあれば(クリスチーナはソフトコアのポルノ女優)、アクションもあるという娯楽作。
娯楽作にしちゃ話が暗いけど、実際に観ると結構バカなつくりなのであまり深刻にはならないのです。
アクションシーンはペキンパー風にスローモーションが多用されますが、本家とは違って無駄に引き伸ばしたヘボシーンを見せ付けられているようで、なんとも居心地が悪い。撃たれて血を吹くシーンとかなんですが、リアリティのない血しぶきをじっくり見せられていると、どこでツッコミを入れたらいいのか迷うのですよ。
エロはというと、本当にバッチリのシーンは顔が映らないので恐らくクリスチーナ本人じゃないでしょう。
そもそもクリスチーナはハードコアの人じゃないし。
さて、この映画には大別して2バージョンがあります。
ひとつは、上記の"They Call Her One Eye"というタイトルのついたもの。これはR指定です。
もうひとつは、"Thriller - A Cruel Picture"というタイトルのもの。こちらはUnratedというか、ハードコア。
で、Thrillerがオリジナルです。
両者はタイトルでも区別できるけど、106分以上なのか、それとも80分程度なのかという再生時間で判別が確実です。
ハードコアのThrillerの方は、多分クリスチーナじゃない吹き替えの人で追加撮影されたエロ部分が加えられ、いくつかの残虐シーンがカットされずに残されているのでしょう。Thrillerを勧める人が多いだろうけれど、多分R指定の方でも映画そのものの出来には大差ないんじゃないかな。
印象に残るのは、ワン・アイと化したクリスチーナのたたずまい。もうトレンチコートマフィア。
一度観たら記憶に焼きつくタイプの作品です。
ストーリーについて言えば、逃げようと思えばいくらでも逃げられるし(麻薬で縛られているという設定ですが)、警察に逃げ込まないで、言われるままに娼婦を続けるのも流石にちょっと無理があるでしょう。
でも、「細けえこたぁいいんだよ」と、エロ+アクション+情念の世界を楽しむのがいいですね。
欲を言えば、スローモーションのヘボシーンをカットして、その分もっとしっかりエロにするかアクションにするかした方がよかった。
タランティーノの「キル・ビル」の元ネタだというので有名な映画ですが、観てみると、他にも影響を与えた映画がありそうに思います。
ズバリ言うと、「マッドマックス」です。
黒ずくめの服で、銃身をつめたショットガンを武器に復讐相手を追う。
車は盗んだパトカー。
さらには、最後の復讐の方法も似ているのですよ。
こちらは1972年の作品で各国で上映されたので、「マッドマックス」撮影前にジョージ・ミラーが観ていても何の不思議もないと思いますが、ただの偶然かもしれませんw
ジョージ・ミラーのために言えば、映画としての出来は「マッドマックス」の方が遥かに上です。