ちぇりぶろっさむ♪ちぇりぶろっさむ♪ | アッシュのブログ

ちぇりぶろっさむ♪ちぇりぶろっさむ♪

「交響詩篇エウレカセブン」のパチンコとパチスロが揃いましたね。
まずパチンコが、今年の年初に西陣(にし☆じん)から。
そして、パチスロが、先月末頃にサミーからリリースされました。
ここでひとつ、両者を比較してみたいと思います。

スペックを比較してもしょうがないので、もっぱら演出の比較です。

原作アニメは全50話という長編であり、しかも土曜朝7時から放映だったということで、全国のパチンコ/パチスロファンのうち、テレビ放映を観ていたのは1%未満だと思われます。
従って、ほとんどの人は原作を知らずに打っていた(打っている)と考えられます。

原作を知らない目で、両者の演出を比較してみましょう。

(1)パチンコ
通常時: チャラいキャラが入れ替わりで出てきて、意味不明なセリフが連発。
  ロボットがしょっちゅうガタガタ。
  なんか聞き取れないかけ声とともにステップアップ。
  背景はときどき変わる。
  ALERTとか言って、暴走するかと思ったら熱い演出にすら発展せず。
  スーパーリーチになっても、アゴヒゲの奴かオッサンのリーチに発展してはずれ。

当りのとき: 「アイキャンフラーイ」か、黒いロボットとのバトルになって大当たり。たまにエウレカ登場。
  いうなれば、突然最終回。
  あれ?ロボットが役物と違うよ?

大当たり: いつもの主題歌を放映。

確変: 少女の格好をした高飛車な化け物があやつる黒いロボットと、少年の乗る白いロボットとのバトル。

時短: セピア色の夢の中みたいなところであてもなくエウレカ捜索。エウレカってあまり出てこないんだね。
  たまに内部で高確率・・・だけど、知らない人も多いかな。

パチンコをまとめると、
 散漫な会話とロボットガタガタのカオス状態(通常)→「アイキャンフラーイ」→主題歌(大当たり)→
 化け物との戦い(確変)→夢の中(時短)→カオス状態(通常)


(2)パチスロ
通常時: 主要なキャラが入れ替わりで出てきて、比較的説明的なセリフ。
  演出はもっぱら小役示唆。たまに煽りもあり。
  演出の意味が若干わかりにくいときでも、小役に当選すれば払い戻しまたはリプレイがあるので許す。
  基本的に色しか気にしてない。
  サッカーしてみたりロボットに乗ってみたり、落書きされたり、なんだかのどか。

当りのとき: どのリーチ演出にも当りパターンあり。
  ただし、当ったかと思ったのにボーナスじゃなくて高確率移行の場合もあり。

ボーナス: 何種類かある主題歌のどれかを放映。ナビがあったら、それに従って打つ。

高確率(潜伏): 小役や、熱そうな演出が続く通常状態。
  ニルバーシュに乗ってる2人のアップもある。

ART: スケボーしながらスライムみたいなのが出てきたら撃つゲーム開始。
  たまにピンクの髪の女の子が黒いロボットで襲ってきたり、青と赤の男女コンビが襲ってきたりする。

パチスロをまとめると、
 のどかで楽しげな演出(通常)→赤くなって警報→いろんなリーチ演出→
 主題歌いろいろ(ボーナス)→ART挑戦クイズ(RBのとき)→なんだか熱そうな通常(潜伏)→
 スケボー?サーフィン?狩り?(ART)→なんだか熱そうな通常(潜伏)→・・・


(3)対比
パチンコ、パチスロを比較すると、どちらかというとパチンコの方が原作の物語を意識しています。
ただ、どちらも原作からは離れているというか、物語そのものはほとんど理解できません。

パチンコは、バトルものというジャンルに当てはめるために、確変をメインとしたつくりです。
 しかし、原作がバトル要素の薄いものだったので、延々とThe Endと戦うだけの展開になります。
 甘デジでは転落演出が頻発です。
 当ったら主題歌が流れ、また同じバトルの繰り返し。

パチスロは、原作のテーマっぽい部分や物語の重要部分を意図的にはずし、ビジュアル的に
インパクトがあって、かつポップな部分を選択して使っています。
 印象に残るのは、ニルバーシュのサーフィンw
 ゆるい演出のARTをずっと続けていたい気分になります。

・長所の比較
パチンコの強みは、原作アニメのクライマックスのシーンを見せることができる点。
当るときはかなりの確率で「アイキャンフラーイ」ですから。

パチスロの強みは、とにかく楽しげな点。
メリハリが乏しいけれど、ダラダラ続けたくなる雰囲気があります。

・短所の比較
パチンコの弱みは、いっぱいあります。
しょっちゅう死の恐怖におびえるレントン。
化け物相手に劣勢な戦いを続ける主役ロボ。
一番の見せ場なのに役物と違うルックスのロボット登場。
など。

パチスロの弱みは、クライマックスに相当する演出を欠くこと。
通常と違う連続演出が始まったら熱い、というような感覚。
しかもBBとは限らないのでちょっと生煮え。


(4)まとめ
甲乙つけるとしたら、パチスロの勝利です。

パチンコは、物語を伝えられていないのに、演出は原作のクライマックス部分にこだわって選択されています。
また、バトルものというジャンルの決まりに縛られているせいで、爽快感を欠く単調な演出が続きます。
原作を知らなければ、エヴァの亜流みたいに見えるでしょう。
原作を知っていたら、クライマックスの後にオープニングが流れてThe Endとバトル開始という展開は違和感あるでしょう。

パチスロは、原作の重苦しい部分を敢えてはずし、さらには原作の恋愛部分もはずした演出で、とにかく楽しく打てるように配慮されています。原作を知らない人向けでしょう。
特に工夫を感じるのは、クライマックス部分を一切含んでいない点です。

西陣にとってもサミーにとっても、全50話のロボットもので、バトル要素が薄く、恋愛ものでもあるけれど、テーマ性を盛り込んだSFでもあるというゴッタ煮な原作のどこを使うかというのが問題でした。
西陣はクライマックス部分を選んだ。
サミーはクライマックス以外を選んだ。
結果、西陣は何回終わりになっても終わらない苦しい演出になった。
サミーは主張なく延々と終わりがこない演出になった。

一長一短ではありますが、演出がゲーム性に合っているのはサミーの方だと思うのです。