甘デジの変貌(6) | アッシュのブログ

甘デジの変貌(6)

前回は、2007年に一時的に流行した甘デジ専門店の苦難を振り返ってみました。

「軽さ」から「面白さ」へ
甘デジ専門店が、1パチの台頭や、ミドル~MAXの人気機種登場に押されて急速に衰えていったのと同時期に、羽根物も急速に消滅していきました。

当時はパチスロ5号機への転換が完了した頃でした。
多くの店では、4号機から5号機に完全に置き換えることができず、1台おきにベニヤにしたり、1シマまるごとベニヤにして通路に変えたりしていました。
台はないのに上にデータランプが残っている店、まだありますよね。

一部の店では、近々パチスロが元に戻る可能性がないことを見越して、パチスロシマをパチンコシマに変更しました。
パチンコ増台です。
それなのに、甘デジは勢いを失い、羽根物に至ってはどんどん減少していました。

増台の内訳はというと、当時多かったパターンとしては、パトラッシュBOXとか、アクエリオンBOXとかで増台というのじゃなかったでしょうか。
仕事人3や倖田來未が結構長く使える状況であり、エヴァ3は後のエヴァより稼動が続いていましたし、人気機種を丸ごと上乗せするくらいの勢いでまだいけたのでしたよね。
本当はBOXで欲しい慶次は、やっとのことで10~20台程度導入したというようなお店が多かったでしょう。
カリブをドカンと導入したお店も多かったですね。160台とかw

こういう状況で、お店にしてみれば利益のとれない甘デジに拘泥する必要などありませんから、勢いのある店ほど甘デジを冷遇するようになりました。なんだかんだで1シマくらい減らしたお店もありましたよね。
ニーズがそれだけ細っている中で、感度が悪くて遅れて甘デジを増やしたお店なんて悲惨でした。
「遊べるパチンコ」コーナーで誰も遊んでないんですからね。

ニューギン、京楽、SANKYOらが送り出した、ド派手でめまぐるしく演出が出るミドル・MAXの方が、お客の人気を勝ち得たのですね。当りが軽いというだけの甘デジよりも「面白い」「遊べる」と認識されたわけです。
また、コアなファンには、甘デジのスペックでは射幸性の面で物足りなかったのですね。


甘デジの変貌
一方、甘デジで利益を取りたいというホールの声は、メーカーにはしっかり届いていたようです。
また、甘デジなら何でも稼動が良いとはいえず、ミドルやMAX同様に甘デジにも新台至上主義がやってきたことを、多くのメーカーが見抜いていました。
2007年から2008年にかけて、甘デジは変わっていきました。

2008年の最初の頃に出た甘デジといえば、平和のバットマンビギンズ、サンセイのタルるートくん、高尾のグレムリン、藤のエイリアンVSプレデターあたり。この頃から甘デジの眩しさが軒並み大幅アップしてきました。
ピカピカと賑やかだと、新台であることをアピールしやすいですからね。
見た目にはっきり違えば、新台好きな人をキャッチしやすくなります。

でも、甘デジが変わったのは見た目だけではありませんでした。
中身も大きく変わりつつありました。

(つづく)