平和のルパンに思うこと | アッシュのブログ

平和のルパンに思うこと

アカギのPVを見て、世界観を尊重するかどうかって、端々に表れるものだなと思いました。

で、昨日、北斗を打ってみて、この台の気持ちいいポイントってのはパチンコオリジナルな部分が大きいけど、雰囲気を壊さないようにしているのに感心しました。

エヴァも、原作に忠実かというと全然そんなことはないので、例えばレイやアスカが死ぬシーンに相当する演出がホイホイとリーチで出てくるのには違和感を覚えそうなものなんですが、不思議とすんなり受け入れられます。
世界観は原作からずれていますが、名シーンが出てくるというので許せるのでしょうか。
あるいは、同人的に受け手の側でキャラやストーリーがいじられてきたエヴァだから改変に対して鷹揚なのかな。



そうやってあれこれ考えていたのですが、ルパン三世のルピナスタワーについてはちょっとどうかなと思うのです。

個人的な意見ですけど、平和のルパンはなんだか魅力に欠けます。
面白くも詰まらなくもない台といいましょうか。
これって、世界観を尊重していないことに起因すると思うのです。

まず、リーチのバリエーションが乏しいというか、見所に欠けるリーチ演出ばかりです。
毎回のように五右衛門や次元が同じことをやって失敗する。
銭形が寝てるとか、ガスマスクつけたルパンが銭形と鉢合わせとか、演出そのものが山場でもなんでもないものばかり。手に汗握るようなものがありません。
原作はそんなに退屈なシリーズじゃなかったと思うんですが。

また、ルパンVS銭形という図式も少々気になります。安直すぎる気がして。
原作の多くのエピソードでは、ルパンは銭形と対決するのではなく、他のゲストキャラと対決していますね。
銭形は狂言回し的な役割が多かったはずです。
ルピナスタワーの銭形像は、明らかに敏腕警部としての姿ではなく狂言回し的な姿なのに、ルパンには他の敵がおらず、マヌケな銭形としか対決しないので山場が全くありません。
映画で、マモーやカリオストロ伯爵がいなくて、ルパンが銭形と対決していたとしたら、2時間もったでしょうかね?

パチンコ的なわかりやすさを追っているのでしょうけど、山場らしきものは、ありきたりの機械警備を相手にダイヤを狙うルパンたちということで、盛り上がらないんですよね。
仮にルピナスタワーを90分のアニメに起こしたら、とんでもない駄作になるはずです。

完全オリジナルエピソードでパチンコ作ってもいいのですが、構想が安直じゃダメなんですよ。
ルパンは50代以下の人にはすごく浸透率が高いはずなので、わかりやすくするために原作より落ちるエピソードにする必要はないんじゃないでしょうか。
少なくとも、銭形をルパンの最大のライバルと位置づけるなら、それなりに盛り上がるように演出の作りこみが必要かと。
異論はあろうかと思いますけどね。