映画とパチンコ | アッシュのブログ

映画とパチンコ

ジュラシックパークのパチンコが出るそうですね。
藤商事。
個人的にはまだ気を許していないメーカーです。
もう許してもいいかなと思っていたんですが・・・どうも引っかかるんですよね。
ま、それは今回の本題じゃないのでまたの機会に。

映画とタイアップするパチンコってのが結構よくあるのですが、成功例が少ないですね。
テレビ番組などと違って、大ヒット作でも元ネタを実際に知る人が少ないというのがひとつの要因なんでしょう。
あとは、作るときの制約が大きそうなのと、作る側が魂込めてなさそうなことも要因なんでしょうがw

考えてみると、映画とパチンコってのはちょっと似ているところがあります。

・当るかどうかわからないけど、当りそうな企画を立て、予算を用意し制作する。
・配給(販売)がうまくいって、客が集まって売上が上がって初めて成功となる。
・短時間にでっち上げることもできなくはないけど、普通はそれなりの予算と期間が必要。
・作りこむなら潤沢な予算と長い期間が必要。

ハリウッド映画なんて顕著ですが、大金を投じて制作し、CM打ちまくって、それで巨額の利益を上げようという世界です。

もちろんこけたら悲惨です。映画監督でも、予算の大きな映画をこかすと一発で干されたりしますからね。
怖い世界です。


で、先日記事にした「蜂女の恐怖」 のロジャー・コーマンの話に飛びます。
彼はその長いキャリアにおいてB級映画しか作っていません。
当初から監督と制作の両方を手がけていましたが、やがて実際の監督業は駆け出しの若手に任せて自分は制作にまわることが多くなりました。そうやって何十年も映画界で作品を作り続けました。

彼が偉大なのは、テレビの普及やビデオの普及といった不況の波が何度となく押し寄せた時代にあって、数十年にわたってその荒波を乗り切ってきた点です。
日本の映画会社でも倒産した会社はありますし、海外でも大手・独立系とも浮沈はつきものです。
しかし、コーマンは沈まなかったわけです。


要するに彼は、無理な企画で取らぬ狸の皮算用というやつをやらなかったんですね。

・制作に金をかけない。何事も過度にせず、やれる範囲でなんとかする。
・時事ネタや話題作などにはすかさず便乗する。つまり、PRのお金を節約する。
・そのためにも制作期間を短くする(有名な話ですが、3日で1本分撮ったという伝説があります)。
・使い回せるものはきっちり使う(他の映画のセットを流用とかいうパターン)。
・才能ある無名の若手をうまく使う。ビッグネームに頼れば出て行くお金を節約することなどできませんから。


もちろん、観客の中には彼の監督・制作した映画を観てがっかりした人も多かったと思います。
というか、パチもの系の作品に関してはがっかりして当然だったでしょうw
ただ、関った人に損をさせないことと、観客に対して期待感を与えることには成功し続けたはずです。
大成功はあまりないかもしれないけれど、大失敗も無かったと。

こうしてみると、アビリットの銀閣寺物語ってのは、一概に批判できない機械なんですよね。
B級映画の作り方を踏襲したようなパチンコ機にみえます。
自分で打ちたくはないけれど、パチンコ界全体にとってはアリなのかもしれません。