ゾンビのビデオ日記 | アッシュのブログ

ゾンビのビデオ日記

「ランド・オブ・ザ・デッド」は、いろんな批判を受けたようですが、詳しくは知りません。
とりあえず私に言えることは、メジャーになったから、あるいは大作になったから失敗したというものではないということです。ロメロの弱点が前面に出たから失敗したんです。
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」も多分やばいです。

ロメロの弱点とは。
ずばり言って「社会問題をとりこむ図式化」です。
「ランド・オブ・ザ・デッド」で、ゾンビが自意識を持ちだしたとか、仲間意識を持ちだしたとか、そんなことを見る人にわかりやすく演出していましたが、あれって全くの無駄ですね。
特権階級=支配層
中産階級=市民
下層階級=ゾンビ
こんな図式で見せられても目新しいものなんて何もないわけです。
「ソイレント・グリーン」と何が違うのかと。
30年前の「ゾンビ」の方が、まだ含みが多かったように思います。
私にとっては、「ランド・オブ・ザ・デッド」という映画は、30~40年前のSF映画の焼き直しにしか見えないんですよ。
時代とともに作りこまれてきたSF映画や恐怖映画の流れを無視して作られているのが気に食わないというのは、狭量すぎるでしょうか。

とにかく、ロメロが無自覚なまま真面目に駄作を作った(ように見える)ということを踏まえてみると、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」には全然期待できないんです。
予算の大小ではなく、アイディアの枯渇が懸念されるんですよ。
そもそも、恐怖映画で予告編がつまらないってのはかなりやばいです。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」や「クレイジーズ」の予告と比較にならないくらい「ダイアリー~」のはつまらない。ビデオカメラ演出って「ブレアウィッチ~」風ですが、そもそもドキュメンタリータッチの恐怖映画って、ロメロは得意だったんじゃないのかな。
どうしちゃったんでしょう?