顎から脳天にかけて一気に衝撃が貫く。その重い一撃は青年の脳を揺らす。
「っんだと」
 青年の口から声が漏れた。それと同時に青年の体からは力が抜け、火野を掴んでいた手も離される。
 火野の体は重力に耐えきれず、そのまま床へ落ちた。うつ伏せになった火野の頬に床の冷たさが伝わってくる。
 対して青年も体から背骨を抜かれたようにその場に倒れた。
 火野は飛びそうになる意識を繋ぎとめ、倒れた青年をみる。
 青年は動かない……火野はその事を確認すると、目線の先に落ちているハンドガンに左手を伸ばした。
 ハンドガンはギリギリで届く範囲に落ちていた。伸ばした左手からは激痛が走る。
「っつ!」
 火野の中指がなんとか銃に触れ、そのまま銃を引き寄せる。
 火野は倒れたまま銃を左手でグリップし、指をトリガーに掛けた。そして、震える左手を安定させるため、腕を床に強く押し付けて、まだ潰れていない左目で慎重に銃口を目標に定めた。
 しかし、銃口の先に青年の姿はない……
 その銃口はあろうことか、カプセルの中の少女に向けられていた。
 少女を捉えた照準は震えていた。引き金に掛けた人差し指も、ためらいからか引くのを拒んでいた。
 部屋の中は薄暗い静寂に包まれた。

 ――お前がいなくなってどれぐらいが経つのだろうか
 お前に再び会いたいと幾度となく願ったか
 俺は怖かった
 風に散り、飛ばされる葉のように俺の記憶からお前の笑顔が消えるのが怖かった
 お前との日々が夢になるのが恐ろしかった
 だから、飛ばされた葉を必死で拾い集めた
 でもそれは、お前がいない事実を突き付けるだけで辛かった
 どこかで生きていてくれる
 いつものように笑顔でいてくれる
 その思いだけが俺の支えだった

 火野の脳裏に、ある女性の姿が浮かび上がる。
 女性は病室の窓際でベッドの上半身を上げてオレンジ色に染まった窓の外を眺めていた。窓からは温かくささやかな風が入ってきて病室のカーテンを揺らし、空にはいわし雲が流れて、向こうからこちら側に立体を作っていた。
 遠くで鳴くひぐらしの鳴き声がその日の終わりを告げると共に、こちら側の空をゆっくりとオレンジ色に染めていった。女性の姿は夕影で黒のシルエットに染まっていた。
 女性は遠くを見るような目で山の斜面に沈む夕陽を眺めながら言う。
「私はね、あの子に自由に生きて貰いたいんです」
 そう言った女性の姿は寂しそうだ。
「あの子にしてあげたいことはたくさんあるの。色んなことを教えてあげたい。そして、あなたと一緒にあの子の成長を見守ってあげたい」
 女性はうつむき、体を震わせた。膝に乗っている両手が強く拳を作るのが分かる。
「どうしてなんだろうね。どうして私なんだろうね」
 女性は泣きそうな声でそう言うと、膝の上で握られた両手を涙で濡らした。しばらく女性はうつむき、涙を流した。
 丸くなった背中を夕陽が照らし、いっそう黒い影を作る。
 涙をすする音がした。女性は静かに口を開けた
「私ね、色々考えちゃうの。あの子はこうなるだろうなとか、こう育って欲しなとか。バカみたいだよね……私の中であの子はもう大人になっちゃってるの」
 女性は再び涙をすする。
「でもね、最後に思うことはいつも同じなの。あの子にはあなたと同じような人と一緒になって幸せになって欲しい。そう思うの」
 女性は依然としてうつむいたままだった。
 病室内はオレンジ色に染まり、ひぐらしの音だけが静かに響いていた。
 女性は右手で涙をぬぐった。そして、一段と強く涙をすすった。
 その音には女性の中で何かの決心がついたような感じがした。
「大河さん」
 女性はうつむいたまま名前を呼ぶと、顔をあげた。目には今にもこぼれそうな涙を浮かべてはいるが、それを堪えるようにして火野を見つめていた。
 そして、女性は火野と目が合ったのを確認すると、満面の笑顔を作った。
 そして告げた。
「あの子を守ってあげてね。私との約束ですよ」
 笑顔で閉じた目からは貯めていた涙が頬をつたい流れた。
 女性の後ろの窓には夕陽が映り、逆光となって顔に影を落としたが、そんなことはお構い無しに女性の表情は美しかった。
 火野はその美しく、神秘的さえ感じられる光景に目を奪われた。
 
 ――遠くで鳴いていたひぐらしも、いつの間にか鳴くのをやめていた

 火野は銃を構えながら静かに言う。
「何が約束だ」
 俺が銃を向けているのは、あいつに守ってと言われた奏だ。俺はあいつの最後の頼みも果たせないのか。
 あいつは奏を守ってくれと言っていた。しかし、今の奏をあいつは予想できただろうか。自由を奪われ、道具として使われる奏を予想できただろうか……
 俺はそんな奏を見ていられない。
 奏の自由を願ったあいつのためにも、俺ができることはあそこから奏を解き放ってやることだ。
「すまない奏。俺もすぐにそっちに行くからな」
 火野は決意を固めた。そして、銃の引金に力を込めた。

 しかし、銃声が鳴ることは無かった。引金にかけた火野の指は、何かの力に遮られ止まっていた。
 火野は唖然とした。うつ伏せになった火野の背後から白い手が伸びてきて火野の両手を包み込んだのだ。白い手は火野に引金を引くのを止めさせた。

「なにしようとしてんのかなああああああ!」

 突然の事に火野の背筋に寒気が突き刺さる。拳銃を握った手は強い力に阻まれ、ぴくりとも動かない。
「そんな事しちゃだめじゃないですか」
 火野の耳元に冷たい声が囁く。火野は首を左に動かし、青年が倒れていた場所を確認する。
 すると耳元から嘲け笑いが聞こえてきた。
「笑わせないでください。僕があんな一撃で気絶するとでも? 死にかけのあなたの一撃ですよ? わざと倒れたに決まっているじゃないですか」
「わざとだと?」
「でもね、あなたがあれに銃を向けたときは驚きました。困るんですよそんなことされちゃ。火野さんはあれを救うと言っておきながらなにをしているんですか。これじゃ、どっちが悪役なんだか」
 火野は黙ったままだ。
「あなたの死は僕が倒れたことで確定されました。僕はあなたの死のトリガーに指を掛けました。あとは僕がある言葉を言えばあなたは死にます。それは誰も邪魔できない。そう、僕でさえも。」
「どう言うことだ」
 火野は手の動きを封じられたまま言う。
 青年は口を更に火野の耳元に近づけた。耳元で青年の息遣いが聞こえて来て、火野の耳に生暖かい風を送る。
「気になりますか? 気になりますよね? 僕に一撃を与えた火野さんには特別に教えてあげますよ」
 青年は静かにそう言うと話しを続けた。
「火野さんは僕の能力がインサイトだと言いました。確かにそれは正解で僕に未来を見ることは出来ません。でもね? 能力が一つだと誰が言ったんですか?」
「まだ他に何かあると言うのか?」
 火野は信じられなかった。信じたくなかった。今までに前例がなく、もしそれが本当ならば、自分たちには能力者を封じる手立てが遠くなるからだ。
「正確には付随していた能力とでも言いましょうか。僕の本当の能力は『死の祝詞』です」
「死の祝詞?」
「この能力はですね、人を死へ導くんですよ。人はね、生きているうちは常に死と隣合わせなんです。死と言うのはその状況下で、いくつもの事象が積み重なり起こるものです。そしてその引き金は何処にでもある。僕にはその引き金を見ることができるんです。死へ到達するルートが僕には分かるんです。更に、僕の言葉はその引き金を作ることも可能ですし、相手の動作を引き金に変える事も可能です。つまり、僕は人を運命によって殺せます。しかも、僕が選んだ死にかた(ルート)で。そう、それは人の最後を予知すると言っても変わりない」
「お前にはこうなることが始めから分かっていたと言うのか」
「多少の修正はしましたけどね。この能力はですね、引き金を作るのに言葉をいわなければいけない。気になりませんでしたか? 僕がいちいち行動を口に出していた事が」
 火野にはもはや反論するすべもない。青年の能力に気がつけなかった自分を責めたいが、気付いたところで、対向する方法も分からない。
 火野は拳銃を握る手の力を抜いた。
「負けたよ」
 火野は決して言いたく無かった言葉を口にした。
「そうですよね。あなたは死ぬしかない」
 青年は馬鹿にするように言った。
「僕には最初からこうなることが見えていた。滑稽でしたよ、あなたの必死の姿を見るのはね」
 ――人の心を折る、屈服させる。相手の命が自分の手の中にある独占感
「なんて気持ちのいいものでしょう」
 青年は高笑いをし火野を見下す。
 火野は青年の言葉をただ受け入れるしかなかった。眼孔に光は無くなり、銃を握った手に力は無く、屍のように動かない。
 横を向いたままうつ伏せ状態の火野の目からは涙が流れ、頬に当たる血溜まりと共に混ざり合った。
「最後に……最後にあいつの姿をもう一度見せてくれないか」
 火野は小さく静かな声で青年に言う。
「あん? 聞こえませんね」
 青年はわざとらしく言う。
「頼む」
「仕方が無いですね。僕は優しいですからね」
 そう言うと青年は火野の首へ左腕を回し、アームロック状態にして無理やり火野を立たせた。 そして、火野の右手を自分の右手で覆い、握られている銃を火野の手の中に収めたまま火野のこめかみへ運ぶ。
 引金には火野の指の上から青年の指がかぶせられた。もはや火野の右手に力は入らず、青年のなすがままとなっていた。
 背後に青年が密着した状態で、火野は再び少女と向かい合った。

 ――時が止まった気がした

 青年の気配はなくなり、その世界には火野と少女だけとなった。
 奏は人形のようにただそこにあり、前を向いていた。
 俺は奏の目を見たが、目が合うことは無かった。
 時が止まった世界のなかで、火野は孤独になった。ひとりで闇の中にたたずんだ。

(……)

 それは片目が潰れた火野の錯覚だったのかもしれない。火野の想いが幻覚を見せただけかもしれない。
 少女の口が動いた気がした。
 声はないが少女はゆっくり口を開いている。火野はなぞいるようにその口の動きを読み取った。
(……と……ん)
 分からない。しかし少女は同じ言葉を繰り返しているようだった。少女の口の動きが次第に火野の頭の中で音声化されていく
 「お、と、う、さ、ん」
 ゆっくりと一語一語を確かめるように少女は言った。
 それは火野の幻覚かもしれない、思い込みかもしれない。
 でも、うれしかった……
 止まった世界の中で火野は泣き崩れた。
 そして一言つぶやいた。
 
「ありがとう」

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「ほう。僕の能力がインサイトだと?」
 青年は感心したように言った。そこには、動揺といったものは感じられない。
「僕の能力に気づくとは火野さんは賢いですね」
 青年は上から目線で言う。
「そんな賢い火野さんなら、この状況で僕を倒す方法がないことも分かっているんじゃないですか?」
「確かに俺はお前を倒す方法が分からない」
「アっハっハっハ、やっと諦めましたか。それじゃ、素直に死んで下さいね」
 青年は額に右手を当て、上を向いて高笑いした。その笑い声は耳を突き刺すように高く、人の心を不安で満たすような声だった。
 しかし、その声を遮断するかのように火野は言う。
「それは出来ない。俺にはやらなきゃいけない事がある」
 その言葉に、青年の中で押し留めていたものが爆発した。
「決めたアアア! お前は痛め付けてから殺す! お前の助けたい『あれ』の前で無様に殺す!」
 そう言うと青年は火野の方へ歩きだし、火野の隠れている機材の裏に顔を覗かせた。
 青年と火野の目が合う。火野は青年を睨み付けた。
「なんだ? その目はよオオオ! もっと絶望的な顔しろよ! っザケてんのかアア!」
 青年は怒鳴ると火野の髪を掴み、機材の裏から引きずりだす。火野に青年の力に抗う体力は残されていない。
「っつ!」火野の口から声がもれる。
 青年はそのまま火野を少女の前まで引きずった。その道筋はベッタリと血で染まっていた。
「どうです火野さん? 助けるはずの『アレ』の前で死ぬというのは」
「……」
「それじゃあ、なにからしましょうか」
 青年は足元で倒れている火野を見る。その目は人を人として見ていない、まるで玩具を見ているような残酷さを漂わせていた。
「僕はあなたの腹を蹴る」
 青年は右足を振り上げ、倒れている火野の腹を目掛けておもいっきり振り下ろす。
「がぁあああ!」
 火野の口から鮮血が飛び散り床に飛沫する。
「僕はもう一度蹴る」
 そういうと、青年は再び火野の腹に一撃を食らわす。
「がっあああ!」
 口に溜まった血液のせいもあり、先ほどよりも大量に血が飛び散り、ベチャッ、ベチャッと生々しい音を立てて床に落ちる。
「アハハハハ。面白いですね。たくさん出てきますよ」
 青年は口角をあげ、床に飛散した血を見る。
「もっとでますよね?」
 そう言うと青年は火野の腹肉を何度も何度も蹴りつける。火野の口からはポンプで組み上げたようにゴポッ、ゴポッと血が溢れてくる。辺りにベットリとした生臭い匂いが立ち込めた。
「見てください火野さん。床が綺麗な赤色ですよ」
 火野の意識は既に昏睡していた。目の前に広がる血が自分のものであるという認識も掴めない。
「あれ? 寝ちゃったんですか? 起きてくださいよ。僕が起こしてあげますね」
 そう言うと青年は言葉をつげる
「僕は頭を蹴る」
 青年はサッカーボールでも蹴るかのように火野の顔面を蹴った。その勢いで火野の頭は後頭部の方へ動き、それに引っ張られるかのように体も一瞬宙へ浮いた。
 火野の鼻の骨は折れ、唇はトマトの皮を剥いたように、ずり剥けた。火野の息は、二酸化炭素をただ漏らしているだけの弱いものになっていく。
「僕はあなたの目を潰す」
 そう言うと、青年は靴のつま先を火野の右目におもいっきり振り下ろす。そこには何のためらいもなかった。振り落とされた右足は目の周りの頭蓋骨により動きを止める。
 グチュリ! 生のひき肉を手で潰したかのような生々しい音が聞こえてきた。
「ああああああ!」
 火野の眼球は破裂し、陥没した目からは血がダラダラと床へ流れる。
「僕は優しいですからね。潰すのは片目だけにしといてあげますよ」
 血溜まりの中、火野は糸の切れたマリオネットのように、ぐったりとしている。
「あれ? もう駄目ですか? 立ってくださいよ」
 青年は靴のつま先で、火野の頭を小突が反応は無い。
 青年は火野にむかって唾を吐く。そして左手で火野の顎を持ち、自分の目線の高さまで吊り上げた。
「チッ、つまらない」
 青年はそういうと右手を火野の腰のところへ持っいき、そこからナイフを奪う。
 顎を掴まれて立たされた火野には、ただただ青年の動作を片目で追うことしかできない。青年は火野の腰からナイフを奪うと鋭く尖ったナイフの刃先を火野の心臓に当てて静かに言った。
「終わりです」
 青年はそういうと、ナイフを火野の心臓に突き刺すべくナイフを持った手を振り上げた。そして、そこから火野の心臓へと一気に振り下ろす。
 空気を切り裂くかのように一直線に火野の心臓へむかうナイフ。
 迷い無く火野の心臓を狙う青年の目。青年は火野の死を確信した。
 しかし、この瞬間を待っていた者がいた。
 青年の両手が塞がるこの時を。青年の目線が一点に集中するその時を。
 火野は自分の右手に全ての力と、精神を込める。そう、青年に使い物にならないと言われた右手だ。
 そして、力を最後の一滴まで振り絞り、渾身の一撃を叩き込むべく青年の顎を狙う。
 火野の拳はアッパーの軌道で青年の顎を目掛て突き進む。
 青年は両手が塞がっている。しかも火野の顎を掴んだ自分の左腕のせいで火野の拳は見えていない。それに加えて目線は火野の心臓を目掛ている。完全に動かないと予測していたはずの拳が突き進む。
 完璧に死角を突かれた。いくらインサイト能力とは言えども、死角を突かれては意味がない。
 
 そのはずだったが……

 青年は火野の拳に気づく。常人離れした洞察力は火野の拳を見なくても、火野の体のちょっとした変化を目でとらえることができるのだ。
 瞬時に相手の動きを見破ることのできるその目は、常に一歩先を予測できる。相手の動きをちょっとした筋肉の隆起で計算できるのだ。そしてその予測が無意識に頭で映像に変換されることにより、青年の目には全ての動きがスローモーションのように見えている。
 当然、火野の拳も青年にはスローで見えているのだ。
 しかし、見える事と動かすことは別である。いくら目で追ってようが、自分の体がそれに合わせて高速で動くはずも無い。青年の顔はひきつり、そこには初めてみせる動揺があった。
 青年には分かる。インサイト能力を持つ青年にだからこそ分かる。
 青年は予知した
「その拳は僕にあたる」
 直後、火野の拳は空気を切り裂き、壮絶な音と共に青年の顎へ炸裂した。
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「何をぶつぶつ話しているんですか?」
 火野の睨み付けを無視し、青年は笑みを作ったままいう。
 青年は両手をだらんとさせたまま、ダルそうに左肩をカプセルに当てて寄りかかった。そして、横目でカプセルの中の少女を見た。
 少し開けた目からは瞳の青が光っていた。
「名前は火野さんでしたよね? あなたは 『これ』 を助けると言いましたね。僕にはなぜそんなことをするのか理解ができない。これをここから出すと、一体どれほどの人が不幸になるのか。そもそも 『これ』 はこの中でしか生きられませんよ。」
 火野は黙ったままだ。
 青年は続けて言う。
「正義は僕の方にあり、あなたは世間からみれば悪なんですよ? 3年前『超能力推進法案』が施行されたのはあなたもご存知でしょう?」
「あれは、何もわかっていない連中が勝手に決めたことだ」
「あなたこそ何もわかっていない。悪法も法なんですよ? あなたが何をしようが世間はあなたたちを認めない。まあ実際は悪法でもなんでもないんですけどね」
 火野は眉間にシワを寄せ青年を睨み付ける。
 青年は少女に向けていた目を火野に向けて、目を細めて再び言う。
「先ほど聞こえてきたんですが、あなたは僕を倒すと言っていましたよね? それは不可能ですよ。普通の人間に僕を倒すことは無理です。まして、その使えない右腕と右足で。どうかしてますよ? 笑わせないでください」
 青年は呆れたように言った。
「よくしゃべる奴だ。俺はお前がなんと言おうとも、お前を倒し奏を助けだす」
 その言葉を聞いた青年は、一瞬こめかみをピクリと動かし額に青筋を立てる。しかし、またすぐに元の笑顔に戻た。
「わからない人だなあ。まぁ、いいや。それじゃ、教えておいてあげますよ」
 笑顔だった青年の顔は真顔になり、開いた両目は火野を見据えた。その瞳は、吸い込まれそうなほどの深い青に変わっていた。
「予言します『あなたは自分の手で自分のこめかみを銃でうち死にます』それは変えられない未来であり絶対です」
 青年はそう言うと、火野に向かって右手に持っている銃を床に滑らせた。銃は火野の足元で止まった。
 火野は自分の足元にある銃を見た。
「何のつもりだ? 俺にこの銃で自殺しろとでも言うのか?」
「違いますよ。火野さんが死ぬにはまだ何も条件が満たされていません」
「条件だと?」
 火野はその言葉に違和感を感じた。
「気にしないでください。僕はあなたのためにその銃を渡したんですよ? あなたの左手に持っているアサルトライフルは両手でないと扱えない代物ですよね。そして、あなたの右腕が使えない状態であるのは目に見えて明らか。つまり左手のそれは飾りだ。火野さん僕はね、優しいんですよ。さあ、拾ってください。そのハンドガンであればまだ片手でも扱えるはずですよ?」
 青年は火野を見下す訳でもなく、火野が銃を持とうが関係ないと言う口調で言った。
「あなたはその銃を拾います」
「なめやがって」
 火野は不本意ながらも左手のアサルトライフルを床に落とし、足元のハンドガンを持つ。
 火野がハンドガンを手にしたと同時に青年は言う。
「あなたは、僕の頭をうつ」
 バンッ!
 次の瞬間、火野は青年の頭を目がけて発砲した。しかし、青年はそのことがわかっていたように、首を横に傾けて回避した。
「なぜ、あれが避けられる……」
 火野は動揺が隠しきれない。火野の左手には銃をうった反動のしびれがまだ残っていた。それに加え、もともと立っているのがやっとの右足も銃の反動を受け、激痛が走った。
 火野は激痛に顔を歪めた。火野の額からはジワリと汗がにじみ出た。
「あれ? 僕の能力をご存知でないと? ならば教えてあげますよ。未来予知ですよ」
 青年は余裕の表情を浮かべて言った。
「どうです? もう一度うって確かめて見ますか?」
 火野は激痛の中、考えたが何も浮かばない。
 そもそも未来予知に対抗するすべなど考えても無駄の領域であるとさえ思った。
 しかし、火野は銃を構えた。
 そう、たとえ弾の軌道が予知できても、避ける事が不可能な部分を狙えばいいのだ。
 火野は青年の体幹に狙いを定める。体幹を狙うと言うことは、弾に当たるか、弾を避けようとして体のバランスを崩すかの二択になると言うことだ。
 火野は血で真っ赤に染まった視界の中、狙いを定めた。視界はゆらぎ右足は震え、今にも倒れてしまいそうな体を必死にこらえる。
(ここで、外すことがあれば、もう奴に勝つすべはない)
 火野は心の中で強く念じ、意識を保とうとする。火野は片手で銃の照準を合わせた。
 銃を向けられた青年は涼しげな顔をして、無防備で立っている。
 そして青年は言った
「あなたは僕の体幹に向け弾を飛ばす」
 その言葉を聞くとともに火野の目は見開き、瞳孔が小刻みに動く。しかし、火野は狙うしかない。このチャンスを逃すわけにはいかないのだ。
 火野は額からジワリと油汗が出るのを感じた。脈を打つ心臓の音が体内に響き、銃を持つ手を震わせる。
 しかし、火野が引き金を引こうとした瞬間、
「あなたは倒れる」
 なぜか青年は不機嫌そうに告げた。
 限界に達した火野の右足はガクッと折れ、青年に向けていた左手の銃口は大きくそれた。
 バンッ! 火野のうった弾は無情にも青年の右肩の上を通り、天井へ当たった。
 火野はそのまま右へ倒れた。火野の右足は完全に失われた。
「あーあ。せっかくの好気を無駄にしましたね。まあ、倒れていなくても、どうせ当たりはしませんでしたけど」
 青年は笑みを浮かべて言った。
 床に倒れている火野の目からは輝きが消え、顔は青ざめていた。
「火野さん、あなたにはもう助かるすべはありません。さようなら。結局だれも救えませんでしたね」
 青年は、青い瞳で、床に倒れている火野を見ながら見下すように言った。
(もうダメだ……)
 火野は目の前の少女すら救えない自分の弱さに深く絶望した。
 あと少しで掴みかけた希望が散っていくのを感じた。
 絶望の中、火野の頭は少女と過ごしていた遠い昔の事を走馬灯のように見せていた。そこには、火野に笑顔を向ける少女がいた。
(あいつはいつも笑っていたな)
「すまない……奏……」
 火野は一言そう言うと、考えるのを止めた。
「せっかくの僕の能力が無駄になりましたね」
 青年は見下したまま言う。
「それじゃあ死んでもらいましょうか」
 青年はダルそうにそう言うと、火野に向かって、足を一歩進めた。
 その瞬間
 ガッチン!
 何かが破裂した大きな金属音が響いた。それは青年の斜め後ろの天井から、聞こえてきた。
「っんだと!?」
 青年は怒りの目で、自分の斜め後ろの天井を見た。
 青年が後ろを見たと同時に天井付近からものすごい勢いで煙が噴出した。煙は一瞬で青年の周りを覆った。
 そう。火野の打った弾は青年の右肩を通過したあと天井にあたっていた。正確には天井に配備されているパイプの接続部分にあたったのだ。
 そして、そのせいで接続部分の金具が外れパイプから煙が噴出したのだ。
 火野はその瞬間を見逃さなかった。金属音が聞こえてきたとき、火野もそちらを見ていたのである。
(まだ諦めるなってことか……)
 火野は我に帰り、まだ動く左手と左足で匍匐前進(ほふくぜんしん)のように床を這いずり、近くの二メートルほどある機材の裏に隠れた。そして、体をおこして機材に寄りかかるように座った。
 火野は必死に息を殺して、なんとか沈黙を作った。そして、酸素が薄くなった頭で考え始めた。
 すると……、火野の頭に、ある疑問が浮かんだ。
(なぜあいつは未来が見えているのに、後ろを確認した? なぜ未来が見えているのにまるで想定外と言うような反応をした? あの違和感は一体なんなんだ?)
 火野は左手で顔面をおさえながら、青年と会ってから感じたいくつかの違和感を一つ一つ確かめるように整理していった。

 ふっと火野の頭の中の違和感が線でつながった。火野は顔面をおさえていた左手を静かに下ろして、自分の右腕をみた。
「あと少しは動くよな」
 火野の目から絶望は消えていた。そしてその目に輝きが戻った。
「糞が!」
 青年はそう言うと、煙の中から出てきた。そして、火野が倒れていた場所を見たあと、辺りを見回した。
「火野さーん。どこですかー。隠れても無駄ですよー」
 青年は両腕をダラリとさせたままダルそうに言った。
 しかし火野から反応はなく、部屋の中は静まりかえっていた。
 その瞬間! 青年の笑顔は豹変し鬼にでもとりつかれたような表情になった。
「殺すぞこらアアア! どこいるかぐらい分かってんだよ!」
 ダルそうにしていた青年の声は一変して殺気を放った。周りの機材がその声に共鳴して、震えるのが伝わってくる。
「そこにいんだよなアア!」
 青年はそう言うと、青い瞳をギラつかせ、迷いもなく火野の隠れている機材の方へ歩きだした。
 火野と青年の距離が徐々に縮む。そして、火野と青年の距離があと三歩となったところで
「少し……落ち着けよ」
 機材の裏から、息を切らした火野の声が聞こえてきた。
「アアン?」
 青年は眉間にシワをよせ、鋭い目付きのまま応じる。
「少し俺と話をしないか」
 火野は青年をなだめるような口調で言う。
 青年の目付きはいっそう険しくなった。
「ザケてんのかアア! 今さら命ごいとかフザケてんじゃねエエよ!」
 青年の声が室内に響き渡った。しかし、その響きが止まないうちに、冷静な声がその響きを上書きした。
「お前に未来は見えていない」
 火野は静かにいった。その言葉に青年は黙った。そして続け様にこういった。
「ほお。ならば聞かせてもらいましょうか。その理由を」
 先ほどまで殺気を放っていた眼光は弱まり、青年は目を細め、火野を試してやろうという表情になった。
「まず、お前は俺が放った常人では反応すら難しい弾をなんなくかわした。そう、まるでそこにうつ事が分かっていたみたいに。そしてお前は言う。自分の能力は未来予知であると。俺はこの言葉を聞いて疑いなく信じてしまった。そして、未来予知の打開策を考え始めた。しかし、どう考えても思いつかず半ば諦めかけてしまった」
 火野は一呼吸おいて続ける
「戦闘中に戦意喪失とはフザケてたよな。そして、俺は二発目をお前にうつ。しかし、その弾はお前には当たらなかった。でも、結果としてお前を煙で撹乱することが出来た」
「それがどうしたんですか」
 青年は冷静に言う。
「そう、煙で撹乱できた事自体が奇跡なんだ。もし、お前に未来が見えていたならば、それは予測の範囲であり、あり得ないことなんだ」
「僕がわざとあの煙に当たったと言ったらどうしますか」
 青年はなに食わぬ顔で言う。
「それはあり得ない。あのときのお前の顔は、それを予測している表情のものとは明らかに違った」
「それだけですか。それだけで僕に未来予知の力がないと言うのですか」
 青年はため息を付く。
「それだけじゃない。」
 火野は間髪いれずに切り替えす。
「俺が放った二発目の弾は、お前の体幹を狙っていた。現にお前も、 『あなたは僕の体幹に向けて弾を飛ばす』 と言って予言していた。しかし、その直後にお前は俺が倒れるとを予知し、実際に俺はその場に倒れた。この時点で俺は気づくべきだったんだ」
 火野は悔しそうな顔をして続ける
「なぜお前は一つ目の予知からすぐに別の予知を上書きした? しかも、一つ目の予知は外れて、俺の弾はお前の体幹に飛ぶことはなかった。おかしいだろ? なぜ予知した未来がはずれる? 未来予知って言うのは変えられないはずだよな。それなのに、なぜお前は俺が倒れる予知に切り替えることができた?」
 火野は一呼吸おいて、ゆっくり話しはじめた。
 「そう。お前は、未来を見ているわけじゃない。ただ起こりえる事に、自分の言葉を合わせいるだけだ。」
 最後に火野は声に力を込めて言い放つ
「お前の能力は、常人離れした 『洞察力 (insigt)』 だ」
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 午前一時
 明滅し今にも消えそうな白色灯。鼻をつんざくような火薬の匂いと煙りの中、病院の廊下のようなところを、アサルトライフルを杖代わりにし、軍服姿の男は片足を引きずり進んでいく。
外からは銃声が引切り無しに聞こえてきて、時折響く爆音は心臓の鼓動を強ばらせる。
男の軍服はあちこちが無残に裂け、露出した右腕からは血が垂れて男の歩いた軌跡を赤黒く染めていった。男の名前は火野大河、四六才。
「優理、ここであってるんだよな?」
 火野は口元にある無線機に話しかける。
『はい。目標の二〇四地点はそのまま進んだ扉の中です』
 無線から若い女性の声が聞こえてきた。
$小説-operator
絵:you(執筆者)

 火野は静かに了解と言うと再び片足を引きずり始めた。視界は揺れ、真っ直ぐ歩くのもままならない。ただ自分が真っ直ぐであると定めた道を一心不乱に進み続ける。

 火野が歩みを止めたのは両開きの扉の前だ。扉の上には『第二七脳科学研究室』とある。
「長かった」
 朦朧とした視界で上方に記された室名を見て、火野は切れぎれの息を整えながら呟いた。そして、杖代わりのアサルトライフルを持ち直すと、息を殺しながら火野は片手でゆっくりと扉を押した。室内に光とともに火野の影が伸びる。
 
 室内は薄暗く、壁一面に敷き詰められたモニターの光だけが部屋の中を照らしていた。モニターには様々な記号が羅列されており、高速で自動スクロールしている。そして、一つ一つのモニターからはコードが無数に出ており、それはモニター前のリング状の機器に接続されている。
 リング状の機器は全てバスケットゴールのリングぐらいの大きさで、部屋の中央の、床から天井まで伸びた円柱状のカプセルの方を向いていた。
 そして、カプセルを中心に時計の数字のように配置されていた。
 火野はこの異様な室内の様子を気に止めようともしない。室内に入った瞬間から火野の視点はある一点に釘付けになっていた。
「かな……でなのか……?」
 火野は震える声で恐る恐る言う。朦朧としていた視界は視点を一点に集約させることで確かな情報を得ようとしていた。
 視線の先には、カプセルの中で裸のまま直立している少女がいた。ホルマリンづけのように青色の液体に浸かっている。
 両足は足枷で固定され、足首にはアキレス腱を断裂させるかのように棒状のものが突き刺さっている。棒状のものは透明で中に電子回路が組み込まれていた。太ももには無数のベルトが巻かれ、腕は後ろ手に手錠がはめられている。そして、頭には試験管を逆さまにしたようなものが無数に突き刺ささり、試験管のようなものは規則的に点滅していた。しかし、最も異様なのは首に首輪のように取り付けられた機器だ。首輪のようなその機械は横のところから棒状のものが喉元を貫通していた。これでは声を出すどころか、息すらもできない。人間の生命を無視したような装置だ。
 歳は一六ぐらいだろうか。体型は細くて小柄であり、白くて長い髪は足の下まで垂れ下がっている。肌は静脈の枝分かれを確認できるほど白く透き通り、人間から色を脱色したような病的な印象を受ける。
 しかし、最も病的な印象を植え付けるのは少女の目だ。眼球は真紅に染まり、中央に行くに従って吸い込まれそうな赤黒になっている。真っ直ぐに前方を向いているその目には光もなく何処に焦点をあてているか読み取れない。少女からは生が感じられないのだ。まるで、人形のようにカプセルの中にいる。
$小説-カプセルの中の少女
絵:you(執筆者)
 
 火野は目を見開き佇んだ。
 自分の知っていた少女の変わり果てた姿をみて現実を受け止め切れないでいる。誰か別人であって欲しいと思いながらも、悲しいことに、火野には目の前の少女が自分が長年探していた奏(かなで)であると言うことが分かってしまう。

「迎えにきたぞ」
 火野は優しく感極まった声をかける。しかし少女から反応はない。
 それでも火野は言う。
「辛かっただろう。長い間わるかった」
 やはり少女から反応はない。
 しかし火野は、一呼吸おいて少女に向かって言い放った。

「今そこから出してやる」

 火野と少女の距離は四メートルほどある。
 その距離を、片足を引きずり、アサルトライフルを再び杖代わりにして、ゆっくりと近づいていく。
 火野にとって、ここまで来るのにどれぐらいの年月がかかったか、そしてなんど夢に見たか。
 少女へ向かう1歩ごとに、火野の目は涙で滲み、再び会えた喜びへと変わっていく。
 しかし、数歩で火野の足は止まった。
「ちょっと待っていただけませんか?」
 若い男の声がカプセルの裏から聞こえてきのだ。
 火野の感情は冷静な声に切断され、歩みを止めた。火野は杖代わりにしていたアサルトライフルを左手で構え、声のする方へ銃口をむけた。
 カチャ……。澄んだ水面に雫が落ちたかのように銃の出す音だけが波紋のように室内に響き渡った。
 すると、ゆっくりとカプセルの裏から、線のほそい青年が出てきて、カプセルの横に立った。
 青年の両腕は重力に逆らうのもダルいというように肩からダラリと下がり、右手にはハンドガンが握られていた。
 歳は20代前半ぐらいで、少し長めの黒髪に、瞳の色は青みがかっている。上は白いワイシャツに、下は黒いパンツ。レストランのウェイターのネクタイがない感じの格好をしている。
 青年は火野と目が合うと、にっこりと微笑んだ。
 しかし、その表情は笑みを浮かべてはいるが、何を考えているのかは読みとれず、営業スマイルの顔を張り付けただけの、笑顔の無表情を作っていた。全体的に冷たい印象を感じさせる青年だ。
「チッ、ナンバーズか」
 火野は青年と目が合うと、舌打ちをし、睨み付けながら小さく言う。
「優理、青い瞳のナンバーズについての情報はあるか?」
 火野は青年を睨み付けながら、小声で無線に話しかける。自然とアサルトライフルを持つ左手にも力が入る。
『おそらくナンバー7(セブン)ですね。能力は正確には分かりませんが、未来予知の類いだと思います』
 優理はデスク上のキーボードを打ち込みながら答える。
「未来予知の類い?」
『はい。彼と対峙して生きていた者はいません。そのせいで情報が確定できていないんです。ただ、彼と対峙した者との会話の音声データによりますと、7の言った言葉の通りに対峙した者は行動をとり、最終的には7の予言した通りの死に方で亡くなっているんです』
 優理の声は話しの最後に行くにしたがって、だんだん弱々しくなっていった。
 そして、優理は今にも泣きそうな声でこう言った。
『ここは撤退して下さい』
「撤退? この体でか?」
『……』
 無線のやり取りの中に沈黙が生まれた。
 そして沈黙を破るように火野は言った。
「残念だ」
 火野にはこの撤退の意味が理解できた。
 逃げられない状況が明らかである撤退命令とは、兵士に生存の可能性が低い事を遠回しに告げる言い方である。それとともに任務失敗をも意味する。つまり、これを最後に本部からの支援も一切たたれるということだ。敵に本部の情報を漏らさないための策である。

 火野は見捨てられたのだ。

 優理は泣いていた。涙は頬をつたい、デスク上のキーボードを濡らした。
『本当にスイマセン……』
 うつむきながら優理はいう。
「気にするな」
 火野は小声で優しく言う。
「どのみち、奏を救うためなら俺は何でもした。いま、あいつをここで諦めるようなことがあれば、もう一生あいつを救いだせることはない。奏では今も苦しんでいる。俺しか今のあいつを救ってやれないんだ」
 火野は自分にも言い聞かせるように言う。
 さらに火野は続ける
「そのためには、たとえどんなことがあろうとも、俺はそれを乗り越える。ナンバーズがどうした。俺は必ずアイツを倒し、奏を助けてみせる」
『大河さ……ン……』
 一瞬、無線の中に砂嵐のようなノイズ音が混ざった。そしてその音は次第に大きくなっていき無線の中を支配しようとする。
 ノイズの中に優理の声がかすかに聞こえてきた。
『アナタ……ニ……神……ノ御加護ガ……アラン……コト……ヲ』
 これを最後に、無線の音は完全にノイズ音に支配され、通信は途絶えた。
 火野は再び青年を睨み付ける。 『護りたいものを守る』 決意を固めたその瞳には轟轟と闘志が燃えていた。
第二話へ

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*アサルトライフル・・・89式5.56mm小銃(全長916mm、愛称はバディ(相棒)、日本の自衛隊で使われている銃。カッコイイから好き。ハチキューって響きも
*ハンドガン・・・M&P9(Smith&Wessonのカッコイイ銃。パクリとは言わないであげてww)
ペンタブに慣れない・・・・
と言う訳で今回も色々と練習しました(*^▽^*)

$小説
髪の練習のために描いていた物です。目的が髪の練習なんで、服装は適当に着物にしました。
そして、気分で角とお面を描いて日本鬼子(ひのもとおにこ)さんにしました音譜
一応、色も塗ったんですが・・・自信がないのでこっちを載せます。
気分でそのうち載せるかも・・・

続いては、前回掲示板に載せたんですがこっちに載せ忘れたので貼っときます。

$小説
$小説
ちなみにまだ風景を練習していないので書けません。(´д`lll)
バックが寂しいのは実力不足です。

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(*・ω・)2続ヽ(・ω・*)ノ

ここでは、私が読ませて頂いた小説を宣伝していきたいと思っております。
宣伝対象はサイトにアップされているオリジナル小説です音譜
注:ここの宣伝は、1話を読んだ時点での宣伝となっております。私の感想も1話を見た段階での感想となっていることを理解して頂きたいです。

それではさっそく紹介していきます(σ・∀・)σ

と、まあここまではテンプレなのですが・・・・。
著者様からキャラ絵のリクエストがありましたので描かせて頂きました。
画力が低くて申し訳ありませんが、ここに載せることで一応の宣伝効果にはなるのではないかと試験的に載せてみます(゜д゜;)
『××ある日常と少女××』著:神空由羽
ジャンル:ホラー・ミステリー系 不思議系
感想(宣伝)
~心のスキマ埋めようか?~
非日常の出来事なのに、登場人物の心情が生々しくて共感してしまいました。
誰しもが持つ感情・・・・それを深くしていけばスペードのような存在を願いたくもなりますよね。
読むうちに、ミステリアスな雰囲気に包まれる作品です。はたして、不思議な力を持つスペードの正体とは・・・・
著者様から結果的にはバッドエンドになります(笑)主人公の親友がある少女の甘い誘惑に乗せられて死に至ってしまいます。4章まで続くのですが、どの賞もその主人公が少女についていき、他の人が甘い誘惑に乗っからないようにしますが、どれも失敗に終わります。4章では、その少女と主人公の秘密が明らかに…ですb
$小説$小説


画力がないせいで、想像していたキャラからだいぶ離れてしまいました。雰囲気だけでも(°д°;)
著者様すいません・°・(ノД`)・°・


宣伝はどうでしたでしょうか?1話を読んだ段階での宣伝ですので、作品の素晴らしさを伝えきれていないと思います。本当に申し訳ありません。
しかし、物語の初回を宣伝することで、皆様が作品へ触れる第一歩をこの場で作ることができれば私も嬉しいです。
今後とも皆様に読んで頂けるように工夫して行きたいと思いますのでよろしくお願いします(^-^)ノ~~
なにかありましたら、こちらのコメントによろしくお願いします。
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(*・ω・)3ヽ(・ω・*)ノ

ここでは、私が読ませて頂いた小説を宣伝していきたいと思っております。
宣伝対象はサイトにアップされているオリジナル小説です音譜
注:ここの宣伝は、1話を読んだ時点での宣伝となっております。私の感想も1話を見た段階での感想となっていることを理解して頂きたいです。

それではさっそく紹介していきます(σ・∀・)σ

『ハルモニア』著:岸部碧
ジャンル:現代ファンタジー・恋愛要素有 注:今後残酷な描写あり
感想(宣伝)
~俺はお前を迎えに来たんだ~
おばちゃん・・・・・・
最後まで那由多(主人公)の事を想い亡くなっていった祖母。身寄りがなくなった那由多の元へ従兄弟の水無月春が訪れて来た。
1話から祖母の死という切ない感じで始まる物語。丁寧な表現で祖母の死を受けた主人公の様子を伺えます。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
そんな寂しくも穏やかな気持ちにさせてくれる流れから、一変・・・・訪れて来た水無月春が放った衝撃の一言に世界がガラリと変わりました。
水無月春が語った衝撃の事実とは!?
著者様から今後の展開について世界から疎まれる女の子が必死に何かを守ろうとするお話です
以前の宣伝より:こちらもどうぞ『You are mine.』ラブコメ・異世界ファンタジー・RPG風味

      ━━━━!!━━━━!!━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!━━━━━
『硝子の天使』著:神唯ルナ
ジャンル:ファンタジー
感想(宣伝)
~私も人間ではありません。貴方同様~
風変わりな主人公アンリと医者(?)と名乗る男カミュとの物語になるのでしょうか。
ん?カミュの容姿「シルクハット。ステッキ。襟足が長めの髪。およそ医者の様にはとても見えない格好の細身の男。」口調が謙譲語。
こ、これは・・・イケメンオーラ出してますよね。と言うことはアンリはショタ?勝手な想像すいません(`・ω・´)ゞ
アカン・・・こんな想像してしまうなんて(ノω・、)
この先の2人の絡みに要注目!
著者様から:壮大な話になっていきます。主人公の心の成長、キャラクターの隠された感情や過去等に注目していってほしいです。かなり力をいれて書いている長編ファンタジーです。現在本編30話、番外編37話まで書いております。
心理描写、情景描写が細かいです。
面白い読み物を目指しているのでどうか宜しくお願い致します。

      ━━━━!!━━━━!!━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!━━━━━

宣伝はどうでしたでしょうか?1話を読んだ段階での宣伝ですので、作品の素晴らしさを伝えきれていないと思います。本当に申し訳ありません。
しかし、物語の初回を宣伝することで、皆様が作品へ触れる第一歩をこの場で作ることができれば私も嬉しいです。
今後とも皆様に読んで頂けるように工夫して行きたいと思いますのでよろしくお願いします(^-^)ノ~~
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下絵の練習…なんとなく描いてたらたくさん描いていた…










なんか後から見ると微妙(´・ω・`)
服とか書くのがめんどくなるし、手を書くのが苦手だったりと課題が沢山ある。。。

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ペンタブでの初作品できました音譜
使い方がよくわからなくて、書く時間よりも操作で混乱した時間の方が長かった(´д`lll)
そしてなぜか・・・小鳥遊六花ちゃんを書いていたと言うww
画力低くてすいません。。。。
途中でめんどくさくなって、衣装は適当です。(服を書くのは苦手・・・)


$小説

これ書いていたせいで自作小説が全然進まない(´□`。)
ちなみに、下手な私で良ければ練習がてら皆様の小説のオリキャラ描きます・・・
気に入らなかったら破棄してもかまいません。ちなみに女の子練習中なんで女の子限定で!

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