いろいろ銘菓をもらった
先日、名古屋で行われたオフ会で、各地から来られた方より地元の銘菓をいただいた。
まずは奈良の銘菓「三笠の山」。ふる里
という奈良漬が本業なのだろうか、蕎麦屋と甘味をやってる店の看板菓子。
みかさ饅頭
という紹介のされ方なんだけど、どう見ても直径15cmのドラ焼きだろ。写真左は10円玉ね。この箱に2つしか入っていないとは予想外だった。文明堂にも「三笠山」というドラ焼きがあるが、それとの関係はどうなっているやら。
ちょっと手でちぎってみたところ。中は餡子がたっぷりと入っていて、オーソドックスな和菓子味だ。全国菓子大博覧会名誉金牌賞を受賞しているようだが、どれほど権威のある賞なのかはわからない。
とても一人で食べれるものではないので、分割して配ったけど、ホームページとか見ると、最初から切り分けて食される想定に見える。ホールケーキの感覚なのかな。
続いては三重のいかにもお土産になりそうなチップス2種。
こちらが、松阪牛の生産販売を主業とした、霜ふり本舗瀬古食品
の三重限定「松阪牛チップス
」。松阪牛を使用し、肉の風味を損なわず、コクのあるおせんべいに仕上げたというのだが・・・。
せんべいと言うより、ビーフ味のスナックだね。伊勢というプライドもあるのか、海老も入っていてなかなかイケる味だ。でもパッケージの松阪牛の方が旨そう(笑)
こちらは、四日市とんてき協会
公認の「四日市とんてきチップス」。スタミナ満点の四日市ご当地グルメ「とんてき」そのパワフルかつ味わい深い風味をギュッと閉じ込めました。という効能書きだが、そもそも「とんてき」って言うのは単なるポークステーキではなく、分厚い豚肉をニンニクと一緒に濃いめのタレでソテーした料理。最近食った「東京トンテキ」と似たようなもんだな。
スナックとして味付けは濃いめに属するのではないか、多分「とんてき」であることを重視して、よくある何かの味を真似て素材の味が失われている状態。なので、とんてきのタレが好き!という人にはもってこいだが、そもそもとんてきを知らない人だと味のバランスが悪い。
最後は加賀名産「ビーバー」袋には製造者は株式会社ビーバーとなっているが、調べてみると有限会社福屋製菓
が作っているっぽい。URLはビーバー.co.jpだけどね。
なぜ揚げ煎餅がビーバーなのかと言うと、大阪万博のカナダ館マスコットのビーバーを見て、この菓子を2本並べたところがビーバーの前歯にそっくり・・・と女子社員が言ったというのだが、かの女子社員が当時20歳だと仮定して、現在60歳。ビーバーという名前を人生の何と思っているかが知りたくもある。
菓子は一般的に「ピーナッツ煎餅」と呼ばれる揚げあられに似ているが、もちろんピーナッツは入っておらず、日高昆布が混ぜ込んである。この昆布が結構いい味になっているのだが、日高と加賀は海運で~とか細かいことなしで、ご当地感が全くないこの菓子が金沢では40周年を迎える人気商品らしい。
食べてみると、普通に揚げあられとして美味しい。別にこのまま日本中どこのコンビニに置いてあっても違和感ない味なんだけど、「鳴門の焼塩、日高昆布使用」が売り文句なのに加賀名産には若干違和感が残る。
金沢というと、揚げ物をカレーソースで食べる金沢・石川カレーの店が東京にもずいぶんあるが、揚げ物が名物と言われた方がしっくりしたりして。