DVD分析132「サキュバスの封印」
パズズを倒し、傷口に黒油を塗って回復インターバルを取るニーバ。この時点ではニーバにドルアーガに勝つための策はもうない。
そこに現れたサキュバスは、ニーバが落してしまった虚無の矢を持ってくる。この弾頭は接触信管ではなく衝撃信管くさいので、落下してしまったら発動して使い物にならない。ということは、落ちて行く矢が地に着く前にサキュバスが回収したことになる。
もちろん、サキュバスは人間ではないし、次元も同じところいはいないみたいだから、過去からその1本を持ってきただけかも知れないが。
なぜサキュバスがニーバを助けてくれているのか、それがこの最終話で初めて明かされる。
下の降りていく螺旋階段は、塔の奥ということだが、ニーバがたどり着いていることを考えると、伝説の塔があったように、塔の中腹にある異空間なのだろう。自分のパーティーが片羽に全滅させられて、メスキアに退却する際に間違えて入ったかな。数年前であることは確実なので、きっと前回のアヌの夏に違いない。
ピラミッドの玄室のような表現になっている、サキュバス封印の部屋。何者かの力によって封印されていた、というが、さて誰なのか?アニマックスでやっている再放送の最終回後、12/28の特番の中で千明監督がふと口にする言葉にヒントがありそうだ。
同番組の収録は既に終わっていて、遠藤も出ているので「えっ、そうだったの?」とビックリ!見れる人はお楽しみに。
一人で敗走している最中だろうに、なぜこんなヤバそうな棺お開けてしまうのかな。丸腰で帰るわけにはいかないという妙なプライドか、人を惑わすのがサキュバスの特技が封印されていても働いているのか、多分前者だろうね。
それでも開けてみた棺の中に、まるで生きているかのような女が入っていたら、けっこう怖いだろ!でもこっちは棺が開いた瞬間からサキュバスにやられているのかも知れない。ニーバは逃げずに、塔の頂点を目指すという運命を受け入れてしまう。それはニーバ自身が持っていたコンプレックスを解消するものだから。だろうね。
虚無の矢が戻っていたニーバだが、障壁が復帰してしまっては、1本だけではドルアーガを倒すことができない。そんなサキュバスに「大丈夫」といわせる根拠が、カイも復活しているという事実だ。カーヤを身近で見て、彼女のオラクルとしての力、ギル王との関係から、石板で障壁を消すまではできると知ったのだ。
障壁さえ消えれば、1発の矢でニーバなら止めを刺せるはず。今カレは元カレを超えられるのか、サキュバスの目的はその程度ではないはず。
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