DVD分析122「ニーバのドルアーガ戦」
ニーバが用意した対ドルアーガ戦略は、虚無の矢に尽きる。
スーマールで作られたと言われる虚無の矢。これはアニメとは全然関係ない遠藤の創作だが、虚無の矢は最初から矢の形をしていたのではなく、虚無が中に閉じ込められた状態のクリスタルとして存在する。この虚無というのは実はアンシャーの体の一部で、スーマールでアンシャーが討伐された時に、その能力を吸収させた名残となる。
そこから虚無として物質を対消滅させるために利用する方法は分からない。矢に取り付けるマウント部分と、本体をカバーするパーツが見えるが、このカバーが接触すると虚無が発動するようになっているのだろうか?あるいは一定以上の衝撃が加わると発動するのか。
3本目の矢が下に落ちた時に、矢尻が重くなっているから当然下を向いてしまう。そのまま床に接触したら矢が発動するはずなので、その発動には物理的ではない何かが関わっていると考えるべきだ。
ファティナが改めてニーバにパーティーの目的を尋ねる。もちろん大金持ちになることと即答するニーバだが、サキュバスにチャチャを入れられてイラッとする。カリーの故郷の面倒も見ようというのは、いかにも出まかせに聞こえるが、こんな場面ならではの説得力はあるかも知れない。
虚無の矢の効果がどれくらいか分からないため、ニーバはメンバーの援護を得る必要があるため、コメントに必死感が漂っている。
そこをいちいちサキュバスにチャカされるものだから、ニーバにしか見えないサキュバスに対してどなりつけてしまう。ニーバにとってはどちらも利用しているつもりだろうけど、サキュバスのが多分1枚上手じゃないかと思う。一応神籍に属するわけだからね。
メンバーは納得して援護に回ってくれる。戻ることができない以上、他に手はないわけだが、ニーバに勝つ可能性のある対策を教えられているだけに、自信を持って戦っている。
ファティナに比べるとウトゥはできることがない。ドルアーガの障壁の前に、バトルアックスは全く役立たずなので、手榴弾を使うしかないのだが、これもドルアーガの気を引く程度にしかならない。物理攻撃が意味を持たないくらい大きな敵に、戦士の存在が無力となるのはRPG的でもあるね。
3本の矢をセットして、ドルアーガの後頭部を狙える地点を確保し、いよいよ攻撃開始。ひょっとしたら1発で片が付くかも知れないと思っている顔だ。
虚無の矢が後頭部に命中。障壁を消すことができたものの、本体へのダメージはほぼない様子。1発で片付く相手ではなかったわけだが、3発で仕留め切れるかどうかも定かではなく、他の勢力にも当たらせる作戦に切り替えてもよかったはずだが・・・。
死亡フラグをバシバシ立てていたウトゥだが、この第11話では最初からその回収か?と思うシーンが出てくる。結局生き残って、第2期でも登場するのだから、ウトゥの死亡フラグは全部作り手の遊びだったんだね。
- 投げて止める目覚まし時計
- ¥540
- グッドチョイス