DVD分析93「カーヤの仮病」 | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

DVD分析93「カーヤの仮病」

 第8話あたりから、カイにはパーティーの仲間に隠している秘密があることが徐々に明らかになる。で、クロいキャラとして定着していくわけだが・・・


アッダユ・エンケ・エメジア熱


 その最初となったのが、不治の病の仮病「アッダユ・エンケ・エメジア熱」あるいは「アッダユ・ケルルル熱」。ちょっとシュメール語を調べてみたのだが、該当する単語が見当たらなかったので、脚本の伊藤さんが適当に考えた名前ではないかと思う。

最上階の石板

 カーヤが狙っている伝説の石板。このカットで見ると石碑のように見えるのだが、


手に入れた石板


 実際にはこのサイズなのか?多少意匠が異なるので、石碑と石板は別モノで、カーヤに渡されたこの小さいのが何かを封印する力を持っているのだろう。その力がカイに使われてたのを解除して、ドルアーガの動きを止めるために利用する。

 カイの封印を解くこともカーヤの中間目標の1つだったらしいので、幻の塔へ上がるためにカイの力は必須だったのであろう。第2期に幼児化した実体のカイが登場することが明らかになっているが、実体となってしまったカイに塔のシステムとしての能力が残っているかどうかは定かではない。


ジルさんの願いとあらば

 「ジルさんの願いとあらば!」とジルのお人よしを最大限に利用するカーヤは、全て分かっていながら天然を演じているかのようにも見える。


簡単に治る不治の病

 それにしても、不治の病がアッサリと治るわけがないだろう。このカーヤのインチキ臭い顔を見ても気づかないジルの素直さ・・・現在、ネットラジオ「塔聴ドルアーガ」でこの二人の掛け合いは楽しめるけど、KENNがジルを演じてくれていて本当にありがたいと思う。


 この12日から16日、シアターアプルにて、KENNが舞台「マグダラなマリア 」に出演する。ミュージシャンとしての活動がメイン?だけど、何にでも挑戦するKENNをこれからも応援するぞ!

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