DVD分析58「サキュバスの出現」
塔の中には何が水源になっているのか分からないが、水だけは豊富にあるようだ。しかも、モンスターの生息地域にも偏りがあるようで、ファティナが一人で水浴びできるような安全性を保てる所もある。
きちんと脱がれた服と、いつでも使えるように立て掛けられたロッド。ファティナがいい加減な女の子ではなく、細やかな部分もあることが見える。
「誰かが近づいたら分かる」結界を張っているらしいが、サキュバスには効果がなかったらしい。結界内部に踏み込まれている。
ファティナの結界が実は男3人の覗き防止にしか機能がないとは思えないので、実体を伴った存在が結界面を通過した場合のみ効果があるのだろう。とすると、サキュバスには実体がないのか?
ちゃんと歩いているみたいなので、同じ空間を排他的に占めることはできるようだ。それにしても、どんな足しているんだ?or変な靴(笑)
一気に距離を詰めることもできるみたいなので、視覚化できる非実体でもいいのかも知れない。
でも、ちゃんとニーバと接触していたりするので、どうやら思念体ではない。自らの意思によって移動や希薄化できるのだとすると、次元が高い存在ということだろう。塔の中の他のモンスターとは異なる存在群の1つだね。
その会話には、意味が深いものが多かった。
「でも可愛いわね、あの子。抱いてあげたら」
そもそもの出現理由が、自分の力の及ぶ塔の範囲までニーバパーティーが到達したので、ファティナの品定めに現れたのではないだろうか?サキュバスがメスキアに現れないのは、そこが力の及ばないところだからではないかと考えてみた。
ニーバとサキュバスの間には、人間の男女の関係以上の契約があるのだろう。余裕の発言だね。
「本当にあの面子で上まで行けると思ってる?」「どうせ死んでも構わない」
客観的に見ると、パーティーの力は不足しているに違いない。しかし「上まで」の上が、幻の塔の上なのか、そこまでなのかは定かではない。もちろんニーバが、パーティーのメンバーに拘泥していないのは明らか。
「所謂ドルアーガ様」「そこから先はどうかしら」
この時点では分からない重要な伏線。「いわゆる」が何を示しているのかは、表1話と第8話にもドルアーガが登場することでぼやけているが、幻の塔へのギミックの話に違いない。
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