DVD分析54「役割」 | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

DVD分析54「役割」

 パーティーでの個々の役割が、ジルパーティーとニーバパーティーでは異なる。ニーバパーティーは戦闘時の最適化を図ってあるのだが、ジルパーティーはクーパの存在が余計になる。


走るジルとメルト

クーパを抱いて走るアーメイ


 上の2つの画像は、スパイダーに追い掛けられて逃げているところだ。驚異的な怪力を誇るクーパだが、身体が小さいので走るのは苦手らしい。クーパのカバンをメルトが持って、ゴルフバッグはジルが抱えている。アーメイがクーパ担当ということは、ゴルフバッグよりクーパの方が軽いということだろうか。

 こうまでして同行させなければならない積極的理由はないのだが、ホスピタリティ的な意味では、視聴者にとっても不可欠なのだろう。


ローパーの煮込みを作るクーパ


 まずは料理がうまいということ。フィールドで採集した食材も、料理次第では単なる栄養源ではなく、楽しい食事となる。ニーバパーティーに比べたら、精神衛生上はとても良いのではないだろうか。


しばらくお待ちください

 そして、こんな場合も担当はクーパが適任!背景画像とかに使っている人もいるのでは(笑)

現場を分析するカリー


 一方のニーバパーティーでは、カリーのスペシャリストぶりが目につく。身体能力というのは、別に体力的な部分だけではなく、視覚・聴覚・嗅覚などにも個人差が大きくある。その差は対数的な変化を見せると予測されるので、カリーの五感は一般の100倍くらい優秀なのかもしれない。

 もちろん情報収集力だけでなく、集中力や分析力も必要なのだが、その部分を認めてニーバはカリーを加えているのだろう。


1人だけ突出するカリー

 上の画像は、クサラックに襲われるジルパーティーを支援しに向かうところだ。間に合わないと判断したニーバは、カリーを先行させる。身体能力も優れていることを示す場面だが、恐るべきはカリーが1人参加するだけで、状況が確実に改善され、なおかつカリーのリスクは少ないとニーバが評価していること。

 地味なカリーの描写なのだが、改めて見るとパーティーのNo.2のようだし、パズズというキャラクターの強さを際立たせる、ドラマ的には重要な役割だったのだろう。

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