DVD分析4「弓」
主人公のライバル?として登場する兄ニーバ、彼が使う武器が「弓矢」なわけだが・・・。
遠藤の最初のお願いの中で、「この世界には弓が登場しません」というのがありました。一番最初に、今のファンタジー物の常識から考えて、アーチャーだけは許してくれ!という要望があって、北方のニニビの国に伝わっている神器「ニンガースの弓」が、原作の時代から80年のうちに伝わって一般化したものとしている。
小林誠さんが設定してくれた武器などは、「古代」という感じではなく、電子制御ではない「今風」な臭いがする。ニーバの弓は本体が、ハンドルの部分で分割されているが可動部分はない。しかし、ファティナのロッドやメルトのゴルフバッグと同様な雰囲気を持っているのが面白い。
弓は矢を消費していく物理的な武器だが、ニーバのものは何らかの魔力が掛かっているかもしれない。通常の矢尻であったソニックアローが爆発を起こしているのだが、あれだけの質量の物があの程度のスピードで衝突したとしても、爆発のごとき効果は生まれない。表1話だけの話でもないので、ニーバは矢を発射するにあたり、MPを消費しているのではないだろうか?
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