ドルアーガ研究始めます
この2年ほど掛けてやっていた、アニメ「ドルアーガの塔~the Aegis of URUK」の最終話が昨日放送された。このお話は、遠藤が24年前に発表した「ドルアーガの塔」を基にした話、通称「バビロニアン・キャッスル・サーガ(Babylonian Castle Saga)」BCSから派生している。
なぜ「バビロニアン・キャッスル」かと言うと、完成直後に見たアメリカ人が「こういうのは、TowerではなくてCastleだよ」と感想を漏らしたためなんだけどね。
BCSのエピソードは、全部で4つがゲームとして語られている。曰く
◆the Quest of KI ~カイの冒険
塔の最上階に悪魔ドルアーガが隠したブルークリスタルロッドを取り返すために、巫女のカイが単身で塔へ向かう。最上階まで到達するも、ドルアーガによって石に封印されてしまう。
◆the Tower of DRUAGA ~ドルアーガの塔
捕らわれた巫女を追って、許婚である王子ギルガメスが塔へ向かう。神から授けられたという装備と、サキュバスの裏切りによってドルアーガは討たれ、カイの封印が解かれる。
◆the Return of ISHTAR ~イシターの復活
主を失い、瓦礫と化した塔から、ギルとカイは決死の脱出を試みる。それ自体が、女神イシターの試練だったのではないか?と伝えられている。
◆the Destiny of GILGAMESH ~ギルガメスの道
ブルークリスタルロッドを塔より持ち帰ったギルは、カイと共にそれを天界に返還する旅に出た。行く先々で多くの経験を積んだギルは、自らの手で未来を切り開くのだった。
最後のDoGはスーパーファミコンの「ザ・ブルークリスタルロッド」のことで、この作品がマルチストーリー・マルチエンディングであるがゆえに、その後も幾多の人がエピソードを加えることを許している。で、今回の「the Aegis of URUK」ですよ。これは遠藤としては、BCSの新たなエピソードとして真剣に取り組んでいたのだが、昨日賀東さんからキッパリと、「AoUはやっぱり正史じゃなくて、DoGから派生したパラレルなストーリーの1つ。自分もドルアーガの塔のファンだから、そうでなければ荷が重くて書けないですよ」と言われてしまった。
だったら遠藤も、1つの作品として分析してみようかな、と思う。2期については、既に知ってしまったこともあるけど、今後は聞かずに2期のコンテや台本ができるまで、AoUに突っ込みを入れてみる。