外国人、それもアメリカ人・ヨーロッパ人とのコミュニケーションについて書こうかなって思いました。

日本人がよく戸惑うのは、彼らの率直さ。彼らは、自分の気持ちを言葉に表すのが得意です。自己アピールもできる。

けれど、日本人は相手に気持ちを察してほしがる。だから、黙っている。

一方で、日本人は相手の気持ちを察するのも得意。

無言のコミュニケーションです。


言わなくてもわかってほしい、と思うのです。


自分ではコミュニケーションせず、相手に自分の心情を探るという作業をさせる。

思ってみると、このコミュニケーション手段は、結構、怠慢かもしれない。


私、よく言われるんだ。

「Say it. Just say it!」って。


「えーーー、言わなきゃわかんないの?」って思うんですが、

そう、彼らは言わなきゃわかんない。

でも、その反面で、心の中でぐちぐち考えることも少ないようです。

思ったことは言うから。



だから、私は結構タジタジとすることが多いです。


「えーー、私だって言えるなら言いたいけど、我慢してるんだよ~。あなただけはっきり口に出して、ズルーーイ!」ってね。

向こうにしたら、

「どうして何も言わないんだ? 何を考えてるかわからない。伝えたいことがあればはっきり言うべきだ」って思ってるんです。



どっちがいいということはないんですが、互いの違いを認め合うことが必要になる。


***

ちょっと違うけど、考え方の一例。

外「あの本、どこにしまってあるか知ってる?」

私(ちょっと待ってね、とだけ言って、さささーっとその本を探して、手渡す)

外「探さなくてもよかったのに。どこにあるか聞いただけなんだから。」


そう、彼らは、ただ、言葉だけでなく、本当に、どこにあるか聞いただけなのです。だから、

「あそこ」とだけ言えばよかったのです。


気を利かせて見つけてあげても、かすかに面食らったような顔で、しかし、はっきりと、

外「それ、今は必要なかったんだ。場所を聞いただけ」と言われる。


今は必要ないけれど、せっかく見つけてくれたのだから、まさに必要だったふりをして一応受け取っておく、などという、高度に非論理的な行動は、あまりしないようです。


ほんとうに、ほんとうに、場所を聞いただけなのです。




シラーうーん、でも、もしかして私が古すぎるだけなのかな~


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