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私は無実だ!

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以前、思い出のホテルという記事を書きましたが、実は続きがあります。記事を書くまですっかり忘れちゃってた。貴重な体験なので書いておこう。

アメリカへ出かけたその帰りのこと、空港の荷物検査で引っかかった。止められた時、「しまった、税金関係か!」と慌てたのだけれど、どうやら違うよう。

特に思い当たることもないので、理由がわからず右往左往していたら、検査していた人が手を上げた。すると、恐い顔をした警備員がワラワラと集まってきたではないか。

丁重に(逃げないように)腕を捕まれて「別室までお願いします」と一言。何だかよくわからないが、逃げるわけにもいかずトボトボと別室へ向かった。この時点で、周りの私を見る目がまた忘れられない。テレビで逮捕された映像なんかをたまに見るけれども、あんな感じだ。

別室に通されると椅子を勧められ、その前にある机の上に警備員が手荷物の中身を並べていく。全部出し終わっても、なぜ別室に連れて行かれたのかイマイチわからないのでキョトンとしていると、警備員がバッグの底を指差して

「この葉っぱはダメだって知ってるよね?」

「???????!」

バッグの底に前の記事で書いた日本茶の葉っぱが散乱していて、そのことを言ってるらしい。そう、日本に持ち込んじゃいけない気持ちよくなる葉っぱと疑われていたのだ! 脱力とはこのことで、途端に冷静になって事情を説明する私。

「あぁ、日本茶ですよ。あっちで飲んでたんです」

「薬で検査するから嘘いってもだめだよ?」

「どうぞ、検査してください」

警備員はフラスコに検査薬を入れ、そこへ葉っぱを入れてから4・5回振りながら「これが○○色になったら、ダメなんだからね」と、ご丁寧に念押してくる。変るはずがない。日本茶なんだから(笑

※何色になったらというのは忘れてしまった。10年以上前の話だし。

いくら振っても色の変らない試験薬を前に「日本茶ですね」と急に丁寧な言葉遣いになった警備員が印象的であった。疑いも晴れて開放された私はといえば「勝った!」と、意味不明な優越感を抱きながら家路につきましたとさ。


「私は無実だ!」と叫びたい体験ってある?


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