数秘学マダムYUKOです。
1月18日付けの朝日新聞の夕刊で、鏡リュウジさんという占星術研究家、翻訳家である方が、最近は占いに求められることが変わってきた、とお話されています。「80年代は『自己発見』でしたが、今は『結果』」「短絡的に結論を求め、白黒つけたがる風潮に違和感をおぼえている」のだそうです。
この記事を目にして、占いに行く人が求める「結果」「結論」は、一体どういうものなんだろう?と思いました。直接の知人ではないのですが、ある女性が高名な占い師のところに行ったそうなのです。彼女は男性との出会いを熱望していて、その相談をしたのですが、占い師に言われたのが「黄色い服を着て○月○日の??時に丸の内の○×ビルの最上階のベンチに座って待ってください。すてきな男性が現れます」ということ。彼女はその通りに黄色い服を着て指定の時間に指定の場所に出かけましたが、残念ながら男性は現れなかったそうです。占いに結果を求める、というのはこんなことなのではないか、とちょっと心配になります。
生年月日の数字を読んでいて感じるのは、数字の情報はあくまでも情報。数字から現状を変えたり、問題を解決する方法が示唆されることは多いですが(おそらく、リーディングの価値の50%ぐらいはそこにある... )それをお土産として持ち帰ったあと、行動にうつすかうつさないかはその人次第です。数字から「自己発見」する確率は100%と言ってもいいと思いますが、そこから「結果」「結論」を出せるのは本人だけ。生年月日のリーディングは、問題の解決法を示しはしても、その人のかわりになって行動してはくれないのです。
生年月日の数字からの情報は、特別なときだけに着るドレス、というよりは、いつでも気軽に着られる普段使いの洋服のようなものです。クローゼットに閉まっておかず、しょっちゅう着て洗濯してまた着る、という普段着です。数字情報は使うもの。生年月日の数字を、日常生活のどこかでいつも意識し、数字に合った行動をするようになったら、「数字の普段使い」ができているということです。
数秘学でもカウンセリングでも占いでも霊視でも、その役割はその人が先へと進めるようにとその分野に特有な情報を提供することだと考えています。そして、結果を出すのは本人です。これは、自分の人生は人には渡しませんよ、ってことです。人生の決定権は自分にあるし、もしそれを人に譲渡したくなってしまったら、それはやっぱり「困ったこと」です。
数秘学に夢がない...なんてことはありません。数字は、
自分の「最高のあり方」を教えてくれるものなんですよ!
YUKO
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次回の数秘学の勉強会は4月1日(日)14:00--17:00です。テーマは「数字を徹底的に学ぶ」です。数秘学に興味のある方でしたら、どんな方もご参加いただけます。いっしょに数字の神秘を学びましょう!