【16時:第2関門スタート】
足パンパン、気持ち折れ折れのなか、第2関門を出発する。
後ろからカランカランと熊鈴の音が聞こえてくる。チラッとうしろを見ると、ボランティアのおねぇさんが一定の距離をもって後を追ってきている。
おしゃべりしながら行けないかなぁ~~なんて思っているうちに、前の人に追いついてしまう。その際ボランティアのおねぇさんに、「いいペースですよ。このまま行けばゴール間に合うかも。5時までに頂上に行けば、見えてきますね」
と言われる。
え?そうなの??制限時間に間に合うのは絶対に無理だと思っていたが、希望が見えてくる。少しペースを上げる。
5時までに頂上、5時までに頂上。。。。なんて思いながら進むが、一向に頂上なんて見えてこない。
頂上に到着したのは5時50分ごろ。まぁこんなもんだろうと思う。あたりもだんだん暗くなってきているので、ヘッドライトをつけて進む。
一応コース上には、赤いライトが点滅しているので、それを頼りには下ってける。
頂上付近には多くのボランティアの人がいて、道を照らしてくれていた。そこで二人ぐらいの人に「ライト暗いですね。心配だなぁ」と言われる。
自分では気づいていなかったが、ライトが暗い。どんどん暗くなっていく。
足元が辛うじて照らせている程度。やばい・・・・電池を新品に変えなかったせいだ。。。
足元をしっかりみながらゆっくり下る。これは時間がかかりそうだ・・・
と思っていると、コースを戻ってきているおじさまに声をかけられる。
「コースってこっちであってますよね??結構先に行ったんですけど、不安になって戻ってきました」
と。コースがあっていると言い、おじさまは戻ってきた道をまた走り始めた。
ここでふと思う。
「このおじさまについていったほうがいいのではないか・・・」
ちょっとついていきますね、と声をかけおじさんの後をつける。おじさまのライトが照らす先を注意深く見て、自分のライトが照らす先をよく見て下る。
その間もどんどん暗くなってきて、もうほぼライトの明かりしかない状態になってしまった。
「置いて行かれたら死ぬ!!!!」状態で、必死におじさまについていく。足元はぬかるみ、何度も何度も滑って転ぶ。おじさまは7時のゴールに間に合わせるつもりであろう、ペースを全く落とさない。
自分のためにペースを落とすなんてことをさせてしまったら申し訳ないので、転んでも気付かれないように速攻で立ち上がって後についていった。
おじさまについていった時間は1時間程度だったが、本当に自分の限界を超す走りができていたと思う。(命の危険というものもあったが)
そしてゴール。絶対に制限時間は間に合うなんて思っていなかったが、3分遅れでのゴールとなった。最後に第2関門を出発して、3分遅れでゴール。自分でも頑張ったと思う。
本当に自分で自分を褒めてあげたい!!!
ゴールした後、おじさまと固い握手をし豚汁を食べながらトレイルの話をした。このペースで
ついて行けるならハセツネ行けるよ。とか言われて有頂天になった。
反省点として、夜の山をなめていてライトの電池の確認をしっかりかなかったことが挙げられるが、限界を迎えて更に力を振り絞れてよかったと思う。一人の時も、この力が出せるようになりたいと思った。
