日々の毎日に慣れた頃、
自称人見知りの私でも、
話しやすい看護師さんも1人、2人と出来てきて、
夜中も浅いながらも寝れるようになってきた
絶食ながらも、
粘度がなくサラッとしたスープや飴、
チョコレートならOKが出たので
オススメを看護師さんに聞いて、
ポチッとして、
私なりに楽しんでいた
そんな平穏なある日の夜中
“痛い痛すぎる”
とんでもない痛みがやってきた
そして、
気持ち悪い
たまらずナースコール
駆けつけた看護師さんも、
私の只事ならぬ様子にビックリしながらも、
落ち着いて対応してくれて、
吐いたものを撒き散らすことなく、
汚物処理の器に入れられた
でも、それで終わらず
というのも
私のストマは入院当初からピクとも動かず、
静かなものだったから、
数日前から、
装具をつけずにガーゼだけしか当てていなかった。
ストマの装具も安いものではないし、
“汚れないのに交換しなくちゃいけないのは勿体ない”
という優しい看護師さんの判断だったんだけど…
その激痛の時、
いきなり私のストマが動きだして、
もう大変
お察しの通り、
大爆発
私のベッドが便まみれに
でも、
そんな状態でも動ける元気も体力も残ってなく、
強い痛み止めで痛みから解放され、
眠りについていた私は、
便と共に朝を迎えた
唯一の救いは、
チョコや飴しか食べてないから、
普通の便よりは匂いが臭くはない。
と信じたい
これもCTとかを撮ってるわけじゃないから、
予想でしかないんだけど、
どうも腫瘍で圧迫され、
狭くなった腸を便が頑張って通ろうとして激痛になり、
通れた便がストマから爆発して出てきたってことじゃないかと
それからは言うまでもなく、
ストマから便が出ようが出まいが、
装具はつけてる
でもその大爆発の日から、
ピタッとストマは静かな眠りについて、
動きゃしない
一体、何なんだろう
気まぐれな私のストマ