痛みに支配されて、
意識があるのか、
ないのかよく分らなくなって、
脳みその中は、
「痛い」
「この痛みから解放されたい」
しかなくなった。
悶え苦しんでる時に、
夫曰く、
「これはガンの痛みだからしょうがないよ、
もう死んだ方がマシ。」
と不謹慎なことを口走ってたようだ。
でも今だから言えるけど、
本当に今回はもうダメだと思った。
それにこんな痛みが続くくらいなら、
「もう解放されたい」
と思ったことも事実。
でも、私は欲の塊なのか、
そんな時でも、
「あ〜、結局新しいキャンピングカーに乗れないのか〜」
「夫が1人で乗るなんて寂しい思いをさせちゃうな〜」
とか、
「断捨離しようと思ってたのに、
中途半端になっちゃったなぁ〜」
とか、
「月々の引き落としやパスワードとかの表もまだ書いてなかったなぁ〜」
とか、
意外に冷静に考えてる自分もいた。
そんな諦めモードの中でも、
ふと、何かは分からないけど、
やり残したことがあるような気がして、
このままだと後悔するような気がして、
「もしこの痛みから解放されるなら、
今度は真面目に食事療法します。
悔いの残らないように毎日を送ります。
自分を甘やかしません」
と神様、仏様か誰かに、
心の中で誓った。
無事に痛みから解放された今、
まだ私が現世でやり残した事が何かは分からないけど、
(現世、来世とかスピ系なわけじゃないけど…)
「明日やろうはバカヤロウ」
「今日が最後の1日だと思って悔いないように」
精神で生きよう