よく、海外の翻訳ものの書籍をよんでいると、人生を創造して…、とか、あなたが創造した…とかいう言葉が出てきます。『神との対話』にもそれは何回も出てきたかと思います。でも、『神との対話』を読み終えた時点では、私は創造の意味をまだわかってはいませんでした。





この創造という言葉は、おそらく英語の原書にcreateって言葉が使われているからそうなっていると思うんですが、少々わかりにくいですね。

創造というと、何か絵を書いたり、歌をつくったりすることのように感じてしまいますが、そうではないんですね。


「人生を創造できる」と聞いてどうですか?
そう言われても、起こることは自分でコントロールできないし、ましてや創るなんて?と思いますよね。

精神世界や引き寄せの本で書かれている創造というのは、起きることをコントロールしたり、何か行動を起こしたり、何かを具体的につくったりすることではないんですね。

何か自分に起こったことや、そこにある物や人に対して、どのような考えをもつか、そしてそこからどのような感情を感じるか、それを「自分で選択する」ということなんです。


たとえば、誰かに「あなたはダメなやつだ」と言われたとします。
そこで、普通はムカついたり、怒ったり、悲しんだりして終わってしまうかもしれませんが、実は、もっと多様な選択肢があるのです。

「もしかして私はあの人のいうように本当にダメなやつなのかもしれない」
「そんなことを言うなんて、本当にひどい人だ」
「信じられない!許せない!」
「あの人は私の事を何もわかっていない」
「もしかすると、あの人にも何か嫌な事があったのかも知れない。普段はそんなことを言う人ではないのに」
「あの人の意見はあの人の意見として、自分は自分のことを知っている」

この6つのうちどの思考を選ぶか(もっとあるかもしれませんし、もちろん複数でもよいのですが)、それはあなたが決められるのです。

起こる出来事は選べませんが、それに対し、どう思うかというのは自分で決められます。

思考が現実を創りますので、思考を選ぶことにより、創られる現実が変わってきます。
思考を選ぶことにより、自分で自分の現実を創っていることになるんです。

それを「創造」と呼んでいるのですね。

次回は、自分にとって良い現実の創造の仕方をみていきたいと思います。



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