前回の続きになりますが、どうして、嫌な事ってなかなか忘れられないんでしょうね?
よく、やった方はすぐ忘れるけど、やられた方は一生忘れない、なんて言いますよね。


『アミ3度目の約束』の第7章に、こんなセリフが出てきます。 

「苦悩には中毒性があるんだ。苦悩中毒患者は、苦悩するのが当たり前になってしまって、もはやそれなしの人生は考えられない。もしも苦悩が足りなかったら、まるで空気が不足しているような気持ちにおそわれるんだ。さらにひどい中毒症状になると、神は自分の子が苦悩するのを見るのが好きだなんて勝手なことを考え始めて、わざわざひどい人生を選ぶようにさえなる・・・。」




みなさんも思い当たることがあるかもしれませんが、人間は悲劇のヒロイン(ヒーロー)を演じるのが好きな性質があるんですね。

自分をかわいそうだと思っていれば、そんな自分に同情して優しくしてくれる人がいるかもしれない、とか、自分が大変な環境にいると思っていれば、大変なのに自分は頑張っているなあ、とか、こんな環境だから仕方ない、なんて自分を慰めることができる。
そんな風に考えることって自然なことのように思いますね?


苦悩には中毒性があるので、自分の考える事を無意識に放置しておくと、自分の不満や嫌な事、いわゆるネガティブな方向に思考が流れやすくなってしまうんです。


「人生が思い通りである」ということに納得した方も、まだ完全には納得していない方もいると思いますが、これまでの記事を読んで頂ければ、現状があなたの思った通りであるという事例は、いくつも発見できたかと思います。


「人生が思った通りである」ということは、思考がネガティブに流れていると、ネガティブな事が現実に起こりやすくなってくるという事です。


あなたの望みは、傷ついたり、悲しんだりというネガティブな事がたくさん起こる人生でしょうか?

それとも、楽しくて喜びあふれるポジティブな事がたくさん起こる人生でしょうか?


やはり、喜びと楽しみの人生を望まれる方がほとんどかと思います。
このブログは、楽しくて、喜びいっぱいの人生を望む方に向けて書いています。


さて、次回からは、いよいよ現実を望みどおりの方向へもっていくには、具体的にどうすればよいかについて、書いていきたいと思います。


にほんブログ村 哲学・思想ブログ 引き寄せの法則へ