R君は、先日の『僕道』上映会がキッカケで、
昏睡状態からちゃんと意識があることが分かり、
その日のうちに筆談までできるようになった方です。
R君が倒れて以来1年ぶりに筆談で伝えた言葉は
『 おかあさん ありがとう 』でした。

その日以来、
雪解けのようにほんの少しずつですが
でも確実に
R君は自分を取り戻し
ご家族と言葉を交わせるようになってきています。
私が訪ねたときも
私の顔をじっと見つめて
このおばさん誰だろ?
いきなり来て、僕の手を握って!?(笑)
みたいな顔してました(^_^;;
筆談ができるようになって以来
表情も豊かになってきたそうで
何か話しかけたり
質問をしたりすると
その度に表情が変化して
顔と瞳で答えてくれます。
病室にいる間ずっと
私もR君の手をさすりながら
色々話しかけました。
R君は『僕道』がキッカケで
暗闇から戻ってくることができたけれど
そこで初めて自分の本当の状態を知ったんだと
思うんですね。
自分が知らない間に倒れて
気がついたらそうなっていた。
それはあまりに過酷な現実で
そのことがどうしても受け入れられなくて
葛藤しているように感じました。
筆談で『 くやしい 』と一言
書いたそうです。
R君のつないだ手から
澄んだ瞳の奥から
その思いが痛いほど伝わってきました。
1年経って、やっと暗闇から戻ってきた。
だけどまだまだ先は長くて険しい道なんだと思います。
簡単ではない。
でもね、その先を宮ぷーが歩いてくれているから。
『僕のうしろに道はできる!』って
宮ぷーが命がけで見せてくれているから
大丈夫。
R君も大丈夫!
暗闇から戻ってきたら
もう前に進むしかないんですもの。
私も本当に微力ですが
これからもR君を応援していきたいと思います。
R君とね、約束をしました。
元通りになったらあることを一緒にするって。
なかば強制です。
R君は最初、あきれたような顔をしていたけれど
最後はアイコンタクトで
強くまばたきをして了解してくれました。
この映画を必要としていらっしゃる方は
まだまだいらっしゃると思っています。
今週末、東京・西新宿で再度上映会をやります。
どうぞ足を運んでみてください。
『僕のうしろに道はできる』上映会 & 感想シェアワーク
6月22日(土) 1:30 ~4:30pm
東京・西新宿ラーニングエッジ西新宿キャンパス
参加費 3000円
お申込はこちらから

https://www.seminars.jp/s/83203
