和菓子のアン 坂木 司(さかきつかさ)
食べ物つながり本、
パンとアンとスープの第二弾~。
て、いつからそんなシリーズが(笑)
それはさておき、このお話の主人公は、
梅本杏子(キョウコ)ちゃん、18歳。
なんとなく進路が決められず、
高校卒業後、フリーな人に(^^)
甘いものが大好きな、女の子。
身長150センチのミニ~サイズなぽっちゃりさん。
めっちゃ、親近感っ
外見のように、ほんにゃかしてるかと
思いきや、結構心の中でするどい
ツッコミいれたりも(^^)
そんな杏子ちゃん(通称アンちゃん)が、
ふとはじめたアルバイトの日々のお話。
デパート先の和菓子やさんにお勤めに。
女の子が頑張る成長話?と思ったら。
和菓子に関連する謎かけ、謎解きで
面白い展開の五つのお話。
一癖ありそな店長、同僚さんたちと、
まるで少年少女探偵団のように、
ちょっとした謎を解いていく♪
和菓子のいろんな決まりごとや、
用語もいっぱい出てくるし。
季節にあった、和菓子も色々。
茶道されてる方なら、あぁ(^^)、て
すぐピンとくるんだろなぁ。
透明な寒天のつるんとした舌触り、
練り切り、大納言、求肥の餅、
白あん、こしあん、粒あん、
形様々な落雁。。。。
想像するだけで、
口の中にもちっ、むっち、はむはむ。。。
柔らかい食感と甘さが広がる~(気が 笑)
大好きな水無月も、もちろん登場♪
デパートの裏話が出てきたり、
「お菓子が泣く」とか「腹切り」「半殺し」とか
えぇっ?!ていう物騒なワードが出てきたり(笑)
面白いストーリー読みながら、
おベンキョにもなるし。
何より、和菓子が食べたくなって、
困っちゃう~(≧▽≦)
これからの時期の和菓子といえば・・・。
夏は「夜船」か「着き知らず」、
冬は「北窓」、これな~んだ?
実はこれ、全部「おはぎ」の事(^^)
春は「牡丹もち」とも言いますね♪
こういう、洒落たとこも楽しい和菓子。
温かいお茶と一緒にこちらの本。
秋の夜長にいかがです?(^^)
☆本のタイトル、「赤毛の・・・」を
もじってるのかな~(^m^)うふふ。