とうとう体育祭の幕開けである。
スカイレースは、それなりに練習をしていたのでビリではないことを願いたい。
体操着のポケットにお守りの赤いミサンガを入れ部屋を出た。
レオンは赤組で、リブ、バルゴラ、リオナ等と一緒だ。(リブは人生のうち一回も白組になったことがない。)
開会式と準備体操が終わり、とうとう始めっからスカイレースである。
スカイレースは空を飛ぶのだが、竜巻やら巨大な鳥やらが邪魔している。
落ちたらその時点で最下位決定である。
相手を落とすのは反則。
レオンはジェミーと飛ぶのだが、ジェミーはとても速く、軽々と障害物を通り抜ける。
かなりの強敵である。
ともかく、全力を果たそうと自分に言い聞かせるレオンだった。
初めに飛ぶのは、バルゴラとスクル。
バルゴラは、障害物を避けながら慎重に進むのだが、スクルは障害物に突っ込んで「ジャマー。どけよー。」と言いながら障害物に突っ込んで突破している。
結局、スクルが勝ってしまった。
「あっちゃー。まさかスクルが来るなんて思わなかったよー。」
レオンの前のリオナが悔しそうな声をあげる。
「障害物に堂々と突っ込んでく人なんて初めて見たよ。」
レオンも荒れ狂う竜巻を眺めながら言う。
「う~、ジェミーちゃんはサージア君と戦うようにしようとしたんだけど。まさか真ん中の方に来るとは。ごめんね。話し合いの時、スクルが盗聴してたんだ。気が付かなかった。」
リオナは申し訳無さそうに謝った。
「いやいや。いいよ。勝てる自信ないけど。」
レオンはそう返した。
「勝たなくてもいいから頑張って。出来れば勝って欲しいけど。あ、そろそろ出番だね。」
リオナはそう言うと立ち上がった。
「頑張れー。」
レオンはリオナに笑顔で返した。
リオナはアリエラと飛ぶ。
アリエラは竜巻の動きを読み、安全な最短ルートを通る。
リオナは追いつこうとしたが、アリエラはすぐ竜巻の向こう側へ行ってしまう。
気がついた時にはすごい距離の差があった。
リオナは、アリエラがゴールした5秒くらい後にゴールした。
とうとうレオンの番である。
スタートダッシュを成功させ、竜巻と竜巻の間をくぐり抜ける。
しかしジェミーにすぐ追い越された。
レオンは少しスピードを上げ、ジェミーに追いつこうとした。
ジェミーは舞うように障害物をくぐり抜けている。
一方、リオナは・・・。
「あー。負けちゃったっ。」
と2位(最下位)の旗の前に出来た列で悔しがっていた。
「しょうがないよ。あの大根足が地味にいいんだもん。全部動きを読んでいたんだよ。相手が悪かったんだよ。」
とピースが慰める。
「そうかなぁ。・・・ん?もしかして、これって。」
「どうしたの?リオナ。」
「もうすぐ・・・。強い風が来るかもしれない。」
「え!?今もろレース中だけど。」
「やな予感がするなぁ。」
リオナは空を仰いだ。
強い風が来るかもしれないことを知らないレオン達は、竜巻を避けながら進んでいた。
___このままじゃ・・・。負ける。
レオンはスピードを上げ、ジェミーに近づく。
その時だった。
強風が吹き始めた。
その影響で、竜巻を起こしている機械が移動してしまった。
幸い、レオンはあまり影響は無かった。
しかし、ジェミーは竜巻に巻き込まれてしまった。
「みゃうーっ。」
ジェミーが奇妙な声をあげ、飛ばされていった。
「なんかラッキーっ。」
レオンは風がやんだのとほぼ同時に出発した。
そして、見事ゴールした。
「すごーい!レオンちゃんはラッキーガールだねっ。まあ、ジェミーちゃんは少し気の毒だけど。」
リオナが興奮しながら言った。
「そうだね。」
レオンは、苦笑いをした。
「ふえーっ。ひどい目にあったよぉー。」
ジェミーが戻ってきた。
髪には木の葉がついていた。
木に突っ込んでしまったらしい。
「それより、バットタイミングに強風って。レオンがラッキーなのかうちがついてないかだなー。」
とジェミーが落ち込んだ声で言った。
「まあまあ、いいことあるって。」
レオンがなだめた。
突然のラッキーで体育祭は始まったのであった。
スカイレースは、それなりに練習をしていたのでビリではないことを願いたい。
体操着のポケットにお守りの赤いミサンガを入れ部屋を出た。
レオンは赤組で、リブ、バルゴラ、リオナ等と一緒だ。(リブは人生のうち一回も白組になったことがない。)
開会式と準備体操が終わり、とうとう始めっからスカイレースである。
スカイレースは空を飛ぶのだが、竜巻やら巨大な鳥やらが邪魔している。
落ちたらその時点で最下位決定である。
相手を落とすのは反則。
レオンはジェミーと飛ぶのだが、ジェミーはとても速く、軽々と障害物を通り抜ける。
かなりの強敵である。
ともかく、全力を果たそうと自分に言い聞かせるレオンだった。
初めに飛ぶのは、バルゴラとスクル。
バルゴラは、障害物を避けながら慎重に進むのだが、スクルは障害物に突っ込んで「ジャマー。どけよー。」と言いながら障害物に突っ込んで突破している。
結局、スクルが勝ってしまった。
「あっちゃー。まさかスクルが来るなんて思わなかったよー。」
レオンの前のリオナが悔しそうな声をあげる。
「障害物に堂々と突っ込んでく人なんて初めて見たよ。」
レオンも荒れ狂う竜巻を眺めながら言う。
「う~、ジェミーちゃんはサージア君と戦うようにしようとしたんだけど。まさか真ん中の方に来るとは。ごめんね。話し合いの時、スクルが盗聴してたんだ。気が付かなかった。」
リオナは申し訳無さそうに謝った。
「いやいや。いいよ。勝てる自信ないけど。」
レオンはそう返した。
「勝たなくてもいいから頑張って。出来れば勝って欲しいけど。あ、そろそろ出番だね。」
リオナはそう言うと立ち上がった。
「頑張れー。」
レオンはリオナに笑顔で返した。
リオナはアリエラと飛ぶ。
アリエラは竜巻の動きを読み、安全な最短ルートを通る。
リオナは追いつこうとしたが、アリエラはすぐ竜巻の向こう側へ行ってしまう。
気がついた時にはすごい距離の差があった。
リオナは、アリエラがゴールした5秒くらい後にゴールした。
とうとうレオンの番である。
スタートダッシュを成功させ、竜巻と竜巻の間をくぐり抜ける。
しかしジェミーにすぐ追い越された。
レオンは少しスピードを上げ、ジェミーに追いつこうとした。
ジェミーは舞うように障害物をくぐり抜けている。
一方、リオナは・・・。
「あー。負けちゃったっ。」
と2位(最下位)の旗の前に出来た列で悔しがっていた。
「しょうがないよ。あの大根足が地味にいいんだもん。全部動きを読んでいたんだよ。相手が悪かったんだよ。」
とピースが慰める。
「そうかなぁ。・・・ん?もしかして、これって。」
「どうしたの?リオナ。」
「もうすぐ・・・。強い風が来るかもしれない。」
「え!?今もろレース中だけど。」
「やな予感がするなぁ。」
リオナは空を仰いだ。
強い風が来るかもしれないことを知らないレオン達は、竜巻を避けながら進んでいた。
___このままじゃ・・・。負ける。
レオンはスピードを上げ、ジェミーに近づく。
その時だった。
強風が吹き始めた。
その影響で、竜巻を起こしている機械が移動してしまった。
幸い、レオンはあまり影響は無かった。
しかし、ジェミーは竜巻に巻き込まれてしまった。
「みゃうーっ。」
ジェミーが奇妙な声をあげ、飛ばされていった。
「なんかラッキーっ。」
レオンは風がやんだのとほぼ同時に出発した。
そして、見事ゴールした。
「すごーい!レオンちゃんはラッキーガールだねっ。まあ、ジェミーちゃんは少し気の毒だけど。」
リオナが興奮しながら言った。
「そうだね。」
レオンは、苦笑いをした。
「ふえーっ。ひどい目にあったよぉー。」
ジェミーが戻ってきた。
髪には木の葉がついていた。
木に突っ込んでしまったらしい。
「それより、バットタイミングに強風って。レオンがラッキーなのかうちがついてないかだなー。」
とジェミーが落ち込んだ声で言った。
「まあまあ、いいことあるって。」
レオンがなだめた。
突然のラッキーで体育祭は始まったのであった。