久々に読み返しました。
8巻の六花ちゃんが五島先生にカマ足!といわれて
家に帰って千花ちゃんに泣きながら弱音吐くところ・・・。
すぐにそうやって泣きごというのやめて!って千花ちゃんが言うんですけど
その出来事の前に千花ちゃんは治りかけの足でルルベで立とうと格闘してたんですよね・・・。
イタリアン・フェッテをやって足をまた悪くした時のことを思い出してなかなか立てなくて・・・。
また足を痛めたらもう次はない・・・バレエのない人生なんて考えられない。
そんな時にちょうど六花ちゃんが泣きごというもんだから・・・イライラもしますよね。
踊れるのにどうしてそんなことばっかり言うの!って。
なんだかこの漫画はああわかるわかるって感情がたくさんある。
千花ちゃんの気持ちもわかるし、六花ちゃんの気持ちもわかる。
まっさきに弱音を吐ける相手が姉でありバレエでも尊敬してる千花ちゃんだから・・・。
でももともと強い千花ちゃんもさすがに今回ばかりはアドバイスどころじゃなくて・・・。
あと六花ちゃんがあがり症なのかな!?と千花ちゃんにレッスン場で話すところ。
上手だから本当に上がったことないんでしょと六花ちゃんが千花ちゃんに言うんですよね。
千花ちゃんは上手だからというのはやめてと言います。
みんな同じ、緊張するんだからと。
練習あるのみだとお母さんに言われて自分も頑張ったんだと。
これ結構共感したんです。
上手だからとかって言われるとなんだかいい気がしないんですよね。
知り合いもそう言われて落ち込んじゃった子いるし・・・。
出来ることが悪い、じゃないですけど。
自分も悩んだり辛かったりするのに「出来る人は良いよね」「できない人のことなんてわからないよ」
こういうのって、傷つきますよね。
自分が必死に乗り越えたことを「もともとできた」みたいに言われるのって
すごく嫌。
努力もしないでそんなこと言わないで!って。
自分が頑張った事実を踏みにじられる気がするんです。
まあもっとも人よりすぐれてることが少なかったので
ほんの少数にしか言われたことないんですけど・・・w
でもこういう「いいよね」っていう人には
どんなに説明してもわかってもらえないんですよね。
この漫画って本当に感情移入しちゃうんですよね。
第1部の最終巻大号泣しましたし。
で、最後まで読んでもう1回最初から読み始めると
また違った感覚で読めて。
千花ちゃん・・・切なくなります。
でもいやにリアルだから本当感情移入しちゃってどうしようもない!
この漫画は近年まれにみる最高傑作だと思いました。
といってもそこまマンガ読みませんがw