この人は歌うために、歌歌いになるために生まれてきた。

なんだかふとそう思ったんだ。

武道館ライブ見てたらね。

歌詞が、とか何とかじゃなく。

圧倒感?存在感?オーラ?

なんか、やっぱり他の人からは感じられないものが感じられる。

今は、こういう人はいない。

恋愛系で、大好き、愛してる、貴方を思い続ける。

ありふれてる。

鬼束さんはそういうのだけじゃない。

ありふれた歌を聴かない、なんだか生きにくい人が共感できるような、

崇拝してしまうような。

あたしの代わりに吐き出してくれてるような。

ただあたしが頼ってるだけなんだけど。

あたしは他のアーティストをあまり聴かないまま

鬼束さんのファンになった。

だから、漠然と、書いてる歌詞が他と違うな、

あたしに合っているんだな、ということしかわからない。

他と比べてここがこう違うとか、

すごく的確なことは言えないのかもしれない。

でも、違うことは分かる。

通常の歌の歌詞に注目する前に鬼束さんのに注目したから

感覚は完全に狂ってると思う。

若い時に聴きすぎたかな。

今、鬼束さんのように、ディープに曲や詩が書ける人はいないんじゃないか。

聴かないし。

耳に入ってくる音楽は、万人受けしそうな歌ばかり。

つまらない。

買おうなんて気には全くならない。

鬼束さんは、胸が締め付けられるくらいに大きい歌を歌ってくれるし、

椎名林檎は面白い曲を書いてくれる。

そういうのがすきなんだな。

鬼束さん以外があたしの本命になることはおそらくない・と思う。

鬼束さんはまだ歌いたいと思っているだろうか。

体調を崩して、落ちてはいないだろうか。

あの人の事だし、だいぶ落ちてるかも知れない。

でも家族や友達が支えているんだろうな。

人に恵まれているようだし。

私は鬼束さんの詩、待ってるから。