シン・ゴジラ Tシャツ。

{24C4E303-E684-4F46-ADDC-0629279EF4A2}

{BB72CB59-6307-4BDD-A0A7-BA74BD20D2F3}

{94C56FAF-A3A8-4E96-954F-A6948F42B974}

きましたね。

まさに夏の甲子園、リオオリンピックばりの、

ど直球ネタ。

東宝が製作委員会システムを使わずに、1社でリスクを背負って作り上げた、

映画『シン・ゴジラ』

私も流行りにのって、観に行ってきました。

あまりにも素晴らしいから、何をどう書きゃーいいのかわかんないくらい良く出来てる。

良く出来てるという言い方もまったく適切じゃない気もする。。

計算、打算、戦略は、

そりゃもちあるんだろうけど、

そんなことの前に、

庵野監督の、

それぞれの製作ユニットの、

ゴジラと向き合った東宝の、

役者陣の、

作り手としての、

送り手としての、

技術者としての、

こんちくしょーっ

ていう

”意地”

が詰まっている感じとでも言いましょうか、、

もの凄い映画ですね。

まだご覧になってない方に宣言すると、

絶対に楽しいですから観てください!

おわり!!

となってしまうのですが、、、

もうちょっと言うと、

この作品はダイヤのように、いろんな角度から見てもそれぞれの角度で輝きを放つような工夫がちりばめられています。

幾層にも連なるレイヤーが、観るお客さんの目線に合わせて輝いて、しっかり楽しませるようなそんな構造です。

それぞれのマニアの目線でも絶対に輝くように作られているし、マニアではない方にも、それぞれの目線で徹底的に楽しませるそんなレイヤーがある映画だと思います。

映画としてどうだとか、なんだとかの前に、

とにかく

エンターテイメントなんです。

大衆娯楽なんです。

楽しいんです!!

あんなにいろんな社会問題を扱っているのに、

楽しい

なんていうと不謹慎だと言われる方もいるかもしれない。

確かに現在進行形の社会問題をメタファー(これはアレのことを描いてるんだなみたいな)として組み込まれているので、

確かにとても社会的な政治的な映画とも言えます。

思いっきり政府や官僚でてきますからね。

でもそんな社会的、政治的なイシューも、大きくのみこんで、娯楽として映画作品として昇華してしまってるのです。



僕が子供の頃に観た日本映画は、

楽しい映画
=わかりやすくスペクタクルで、ラクで見やすい映画

ではなく、

楽しい映画
=スペクタクルで、豪快で、世の中の闇やよくわからない世界をしっかり描いてくれる映画

だった気がする。

伊丹十三監督なんかまさにそうで、

マルサの女とか、タンポポとかがバンバン地上波ゴールデンで流れていたもんなー。

でもこれらのイシューを取り上げるって、

簡単には出来ましぇん!!!

マジでむずいっす!

徹底的な調査や知識や、それを裏付ける教養。

そしてそれらを表現する製作者毎の確かな技術。

そしてもっと言えばそれを感じ取り受け止める観客の良識。

全部ないといけんす。

昨年私的No.1映画、

邦画『恋人たち』

も作品の素晴らしさが受け手の良識に委ねられているというか、

全国350館でこの映画がかかったら、

どうなんのかなーとか、いろいろ考えますが。。

とにもかくにも、

シン・ゴジラのこういった素晴らしさは

ものすごい技術がこれでもかってくらいコンテンツに詰まっているが故だと思います。

高度経済成長期は日本の技術者は、最高の技術を突き詰めることに研鑽を積んで、生みだされた技術ありきの商品開発がなされていたと聞きます。

成熟社会と呼ばれる現代、もっと言うとグローバル化 & IT革命後の今、の日本企業を取り巻く環境は激変し、生き残るためには技術を磨くよりも、マーケットに眼を見開いてよーく見なければいけない、その上で技術を投じていかなければいけなくなってきたとききます。

そんな世の中の只中において、

 それぞれの最高峰の技術を、

これでもくらえ!!!

ってくらい見せつけられれば、

そりゃ人に話したくなっちゃうし、

どんどん観客自ら拡散したりして宣伝マンになっちゃうよー。

観たり聴いたりしたお客さんが、自ら拡散したくなるようなコンテンツ、

エキサイティングなコンテンツに関わっていきたいです!

長文失礼しました。

お付き合いいただきありがとうございます。

おやすみなさい。




補筆)

技術者の最高峰の技術という話に触れましたが、

この映画に関わった技術者もまた、

日本と世界を命をかけて救った、映画に出てくるヤシオリ作戦に参加した技術者(卓越した技術を持った仕事人)=官僚、自衛隊、技術や設備を提供した企業の人たち

と同じように、

粛々と

”仕事ですから”

なんつってるんだろーなーと勝手に想像してしまいます。

以上